京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2725 ポンポン山&ビール工場見学

2015年10月15日

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【天候】雨

【参加者】6名
【コース】
阪急東向日8:00集合~南春日9:00~金蔵寺10:00~森林公園(昼食)11:00~ポンポン山12:00~釈迦ヶ岳12:15~サント リービール工場14:00見学14:30~16:00、其の後銭湯~反省会


【報告】
向日町に集合した時既に雨だった、メンバーはN沢さん、K藤さん、T岡さん、N野さん、T辺さん・・てT辺さん以外みんな長谷恒カップ奥多摩 73.5kmの山道を夜中20時間で走破、しかも当日雨)の出場者やない!しかも2人は完走してるし!!そんなメンバーがなぜこんな裏山を歩いているかと言うと一つはビール工場でうまいビルを飲む為である、も一つはF田くんが笊ヶ岳行く直前に歩いた所なのだ。私はN沢さんの言う「この世に思い残す事が無い程うまいビール」が飲んでみたく参加した。
この辺りは桓武天皇長岡京が有った当たりであり、豊臣秀吉明智光秀が戦った天王山の近くで、向日町は大昔から街道町だったそうだが、私はこの辺りは全く土地勘がない。今日のリーダーは地元のN沢さんなのでバスを降りてひたすら付いて行く、道が谷筋を登り始めると今日の雨に誘われて沢ガニが一匹道を横切った「あっ沢ガニ!」等と喜んでいると又一匹見つけた、そして此のその後ずっと山を下りるまでカニは我々の前を次々横切り続け私はカニを踏まないよう一日下を見て歩いていた、そう言えばF田くんが自宅で沢ガニを飼っていたと聞いたが、こいつらの事だったんだな、私の知っているのよりだいぶ逞しい。雨の山道は薄暗く、靄が掛かって殆ど何も見えない、だから最初に訪れた金蔵寺は花が一杯の手入れの行き届いたお寺で休憩所にはお洒落な生花なんかが飾ってあってよけいに華やいで見えた。
森林公園は唯一屋根の有る所なので早めのお昼、ゴルフ場になる所を危うく逃れたとかでなかなか奇麗な森だった、ポンポン山はこの辺りの最高峰だがやっぱり何も見えなかった。後から追いかけると言っておられた山口さんとは結局行き違いで会えなかった。
雨の中この豪傑たちの武勇伝を聞きながら一日歩いた、なかなかこの世の物とも思えぬお話で皆さんますます人間離れされて来る、しかもN沢さんなんかの軽妙な話を聞いてるとやっぱり私も人間やめた方が良いのかと思えてくるのが怖い。
予定より早めにサントリーのビール工場に到着、見学の方も早めのエントリーに入れてもらえた。工場と言っても行程に殆ど人の手が入らないので工場の外観から内装まで実に美しくディスプレーできる、正面はガラス張りのビルの中に巨大なステンレスのタンクが格好良く収まっている、フロントはホテルのロビーの様でコンパニオンのお姉さんが案内してくれるピカピカの工場内は要所に展示とディスプレーが有り万博のパビリオンのよう。展示してあったホップのみをこっそりかじってみたら本当にビールの味がした。
最後に試飲室に通されいよいよ試飲、出来立てのモルツを細身のグラスに注いでくれる。実にきめ細かい泡立ちはさすがにプロ、まるでクリームのように滑らかでそれだけでも味が違う、一口飲んで旨かった、今日は涼しくビール日和でなかったが其の分味が分かる。酒の飲めない私だがビールって美味しいかもしれない。次がプレミアム、味が濃くて苦みも強いがこちらの方が今日は旨い、当てに生ハムかなんか持ってくれば良かった。その後全国で4カ所有る工場のそれぞのモルツを飲ませてもらった、水が違うのだそうで分かるかなと思ったら以外とはっきり違う、不思議と京都のビールが口になじむのには驚いた。
も少し飲みたかったのだがグラスを開けないうちに眠たくなって来た、余ったビールは豪傑たちがさっさと片付けてくれ今日の試飲会はお開き美味しいビール御馳走さまでした。