京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2765 愛宕山花巡りハイキング

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【日程】2006年5月14日(日)
【参加者】7名
【天候】晴れ
【行程】
8:20 JR保津峡駅(集合・出発)
9:05 つつじ尾根(休憩)
9:23 コメカイ道出合
9:57 愛宕表参道合流
10:14 水尾分かれ
10:55 愛宕神社休憩所(休憩)
11:10 出発
11:37 竜ヶ岳分岐
12:20 竜ヶ岳(昼食)
12:40 出発
13:21 芦見谷出合
14:20 首無地蔵からの道と合流
14:45 地蔵分れ(地蔵2体ある)
15:19 月輪寺(休憩)
16:10 大杉谷出合
16:45 清滝バス停(解散)


山野草とキノコ観察記録】

発見場所 花(※はキノコ)
つつじ尾根 モチツツジ
  ※カワラダケ
  ※シハイダケ
愛宕表参道 カマツカ
  ※タマキクラゲ
  クロモジ
  ヤマツツジ
  ウリハダカエデ
  カンアオイ(葉)
水尾分かれ マムシグサ
  ムラサキケマン
  キランソウ
  タネツケバナ
  ネコノメソウ
  ミミガタテンナンショウ
  ヤマハコベ
  チゴユリ
  ※ミイノモミウラモドキ
  ヤブツバキ(蜜を吸える)
  ヤブデマリ
愛宕神社 ヤエザクラ
  キケマン
  ムシカリ
  ウスギヨウラク(薄黄瓔珞)
竜ヶ岳分岐 ツルシキミ
  ニシキゴロモ
  ゴバノミツバツツジ
竜ヶ岳 ホンシャクナゲ
  シキミ
  クリンソウ
月輪寺 シャクナゲ咲き終わり
大杉谷出合 シャガ
  コバノガマズミ
  ヤマフジ


山野草とキノコの説明】
※タマキクラゲ・・キクラゲの仲間で食べられる。採ると玉のようになります。(Nさん)
※ヤブデマリとムシカリの比較
共にちいさな花の周りに、5つに分かれた大きな白い装飾花がある。ムシカリは5枚の大きさが同じ、ヤブデマリはひとつだけ小さいので判る。ムシカリの方が標高の高いところにある。(Yさん)
クリンソウ九輪草)は、高さ20~50cm
ひとつの花の大きさが3cm位、3~5段に花が咲く。命名の由来は、お寺の塔の上の九輪に似ているかららしい。沢や流水沿いに生える。サクラソウ属の多年草、沢の上流から種が流れ、群生地は下流へと広がる。(Yさん)


【記録】48期 C.Y
2日前には降水確率70%の予報が、早朝から青空が広がり大喜びで出かける。JR保津峡駅に降りると、目映いばかりの新緑です。つつじ尾根の急登では、あまり花は咲いていない。愛宕表参道に入ると、前日の雨に打たれ花びらが落下している。それを頼りに木々の花をいろいろ見つけることができた。よく見ると足元にもちいさな花がたくさん咲いている。愛宕神社休憩所の横では、八重桜が満開です。竜ヶ岳への途中、昔あったという愛宕のスキー場跡からは、竜ヶ岳・地蔵山がきれいに見える。良いお天気で京都市内も見渡せた。竜ヶ岳山頂(921m)で昼食の後、芦見谷に下る。すごい急坂ですが、約300mを下る間中ずっと、大きなホンシャクナゲ(本石楠花)の木に花が鈴なりです。クリンソウ群生地を見た後、登山道に戻る。月輪寺(つきのわでら)の天然記念物のシャクナゲはすでに終わり、花を摘まれているところでした。解散予定時刻の少し前に清滝に到着し、京都バスに乗る。
竜ヶ岳のホンシャクナゲと、清流のクリンソウ、とてもきれいで素晴らしかった。Yさんのおっしゃる様に、いつまでも自生地で、このまま咲き続けて欲しいものです。