京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2767 比良全山縦走

完走しました。長い一日でした。私にとっては2年前、途中リタイヤして以来の参加だったので、2年越しの全山達成でした。

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【日程】2006年5月28日(日)

【参加者】4名 サポート1名

【天候】晴れ

【行程】

6:50近江高島駅→7:05-10長谷寺→8:00岳山→8:30-8:32オーム岩→9:05-9:15岩阿沙利山→10:05寒風峠→10:20ヤケ山→11:03ヤケオ山→11:35釈迦岳→12:00-10北比良峠→12:30金糞峠→12:55-13:05堂満岳→13:25南比良峠→14:00烏谷山矢印→14:10葛川越→14:25比良岳→14:45木戸峠→15:00-15:15打見山→蓬莱山→16:00ホッケ山→16:20権現山→17:00霊仙山→下山口17:20

【記録】47期 C.O

完走しました。長い一日でした。私にとっては2年前、途中リタイヤして以来の参加だったので、2年越しの全山達成でした。

 

昨日からの雨は近江高島駅をでると止んでいました。カッパでの縦走を覚悟していたので、幸運としか言いようがありません。Nさんがピークごとに目標タイムを言い、そのタイムから遅れないよう歩きました。前半はヤケ山・ヤケオ山の登りが核心、12時前後に北比良峠到着が目標でしたが、それも何とか守れました。残り半分あるものの、全山達成が少し見えたかなと少し安心しました。

コース沿いのピークはすべて踏むを目標に、滝山・堂満にも行き、堂満から南比良までは金糞まで戻る一般道は通らず、恒例らしい藪コギルートで行きました。打見山には、NさんとTさんが応援に来ていました。携帯の着信は北比良通過ぐらいからあったものの、なかなか電波が通らず会うのは無理とあきらめていたので、うれしいと同時にほっとしました。蓬莱から南へ歩くのは初めてだったのですが、眺望のよい稜線歩きで大変気に入りました。嘘のように晴れ上がった青空が広がり、下界まではっきりと見えました。権現・霊仙までくればゴールは見えたも同然ですが、両ピークからの下りはかなり急で、疲れた足にはこたえました。特に膝の調子が悪いと朝から訴えていたKさんは大変そうでした。でも、いつもどおり、なんやかんや言いつつも完走してしまうKさんでした。霊仙の登山道から舗装道路にでるとMさんが飲み物を用意して待っていてくれました。本当に快くサポートを引き受けてくださり、感謝のしようがありません。ありがとうございました。

さて、2年前入会前の体験山行で全山縦走に参加した時、そのハイペースさには驚愕したものです。あの日はHさんに荷物まで担がせてしまうほどバテてしまい、結局北比良ぐらいで降りてしまいました。今回ペース配分がコントロールされていたというものの、全山完走は非常に達成感があり、自信がつきますね。やっと皆さんに近づけた気がします。

【感想】48期 Y.K

 比良全山縦走。この山行の存在が、入会を決意した大きな理由の一つである。しかしとにかく長いし、何より全員でゴールしなければ意味がない。フタを空けてみるとそんな心配は杞憂に終わった気がする。

 というのもメンバーが凄まじかった。リーダー恒例の堂満ヤブのオプショナルツアーあり、2年越しリベンジのOさんは楽勝宣言の後スキー場の斜面を駆け上がり、Kさんは「実は膝が~」と言いながらいたって普通に歩いていらして・・・。その後おまけに疲労のピーク打見山にて、全山歩行監視員よろしく出迎えもあり、こっそりゴンドラで下山する事も不可能ときた。這ってでも歩かされそうな恐ろしい・・・否、頼もしい顔ぶりであった。北からの北比良峠入りは初めてだったので行程前半はとても新鮮だったが、色々とハチャメチャなうちに気がついたらゴールまで行ってしまったというのが所感である。車で下山口まで乗り付けて下さった素敵な殿方には大変感謝しております。

 ルート、スケール、植生、パノラマ、いずれをとっても名縦走路でしょう!これからも自分の庭代わりとして比良に足を運びたいものである。

 

 ちなみに全山(近江高島駅~無線塔)の登降差を25000図で拾ってみました。地図上水平距離25.5km、登り累計2,454m、下り累計2,003mでした。67mの下降を除けば近江高島駅~岩阿沙利山まで786mの登り。寒風峠~釈迦岳はほぼ460mの登り、下りは権現山以降で616m下降しています。

【感想】46期 K.N

 全山縦走はなかなか達成できない。今回はメンバーと天候にめぐまれて達成できて感慨深い。Oさんは2年越しのリベンジがなったようで,うれしいのではないだろうか。今後も比良山名物として年2回くらいはやりたいですね。秋には奥比良全山があります。こうご期待。

【感想】K.K

 回復しきっていない膝で、また来てしまった。登り始める前に「膝が痛くなったら、一人で下山していいですね。」という事だけ、リーダーに確認をとっておいた。これで安心。みな次々と事も無げにピークをこなしていく。登りは膝にはさして堪えないし、少しばかりの下りは、誤魔化しがきく。そうこうしているうちに、びわ湖バレイに到着。NさんとTさんに迎えられホッコリして、疲れている事に改めて気付いた。結局途中下山せず、最後の下りで苦しむはめ になってしまった。Oさんの元気な後ろ姿を見ながら、なにやら嬉しく、また、Kさんが後方でずっと気遣ってくれたのも、ありがたかった。屈伸運動をし ながら、足を引きずり、引きずり、下りたところで森さんの笑顔が待っていてくれて、思わず「ただいま!」と言って、飛びつきたい程、嬉しかった。足も上 がらない位、くたくたに疲れる快感と、暖かい仲間の優しさを感じる喜びで、幸せになれた一日だった。これだから全山縦走は止められない。