【日程】2007年2月4(日)
【参加者】計2名
【天候】雪のち晴れ
【行程】7:35イン谷-9:40堂満3ルンゼ上部、10:00-14:40雪上訓練、15:00下山開始-16:30イン谷口
【報告】
堂満3ルンゼ上部で雪上訓練をした。かなりの斜度だったので、各自50mロープで立ち木にセルフビレイをとり訓練した。内容と注意点は以下の通り。昨年もNさんに特訓してもらったのだが、忘れていたことを思い出すことができ、少しは自信をもって雪山と向き合える気になった。
デッドマンを使った支点作成
ロープが引っ張られたらデッドマンが奥深く埋まるようセッティングすること。
ピッケルを使った支点作成
(1) ピッケル1本
横に埋める。
ピッケル中央部にスリングをつけ、左右均等に荷重がかかるようにする。
動荷重を掛けた時、支点がつぶれた。踏み固めが不十分なこと、中央部につけたスリングがヘッドにスライドしていたことが原因と考えられる。
(2) ピッケル2本
十字にして真ん中をスリングで固定。
動荷重をかけても平気だった。
ピッケル1本より2本の方が強度が高い。
スタンディングアックスビレイ
急に止めるのではなく、2-3m流してからとめること。
勢いがつく前に止めること。
アックスはハーネスに固定する。
コンティニュアス登攀
余分なロープは巻いて首にぶら下げ、縛ってハーネスに固定する。
ロープを2,3重巻いて手に持っておく。
(1) 輪どおし
滑落したら輪を投げて真ん中にピッケルを差し込む
クラストしている雪面に適する。
(2) 比良山岳方式
滑落したらピッケルを地面に差込、ロープを握ってとめる。
ピッケルのヘッドまで入る雪に適している。
プルージックとオートブロック
プルージックは片手で出来ること、結び目がずれるようにすること。
オートブロックの方が制動がよい