京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2940 トレイルランニングNO.3 比叡山縦走

トレランのコースは下草もなく、走りやすく、もっと大きいと思っていた比叡山を小さく感じました

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 仰木峠にて

 

 

[No.2940]トレイルランニングNO.3 比叡山縦走

 

 

【参加者】(CL)富岡慶子、(SL)加藤一子、野沢邦彦、寒川陽子、秋房伸一、(体験)T中               会員5名 会員外1名 計6名

【天候】晴れ

【行程】9:25野村別れ~10:03仰木峠~10:28水井山~10:47王体杉~11:14西塔~11:52ロープウエー山頂駅~12:13比叡山頂上駐車場~12:26大比叡三角点~12:57ケーブル比叡駅~13:38造形大叡山閣~14:16瓜生山~14:48北白川三叉路~15:16吉田山三角点~15:32百万遍地蔵 (記録者=秋房のペース)

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【記録】 52期 秋房

今回は体験のT中さん(38歳男子:トレラン歴豊富)を迎えての例会ということで、迎えるメンバーもワクワク感と若干の緊張が走る。野村別れのバス停を降りた広場で、寒川さんのかけ声で、ストレッチ。山道に入り、猪防止の柵を越えたところで、自由走行となり、T中さんが満を持して飛び出す。加藤さんが追撃されると思いきや、集団に特に動きはない。後で聞いたところによると、体調不良でイマイチだったとのこと。

 もっとも、レースではないので、各人ペースでトレランを楽しむ。予定よりもペースが速かったので、比叡山山頂では三角点を探すミッションも実行。下山後の風呂が開く時間よりもだいぶ早く市街に降りそうなので、瓜生山の頂上で時間をつぶし、下山後も吉田山の三角点を目指す。京都比良山岳会の例会として吉田山は初登頂か。銭湯近くの交差点に寒川さんのザックが置いてあり、試しに持ち上げるとずっしりと重い。いつもよりかなり重い感じ。これから奈良方面にテント泊で行く荷物が入っているとのこと。T中さんもその荷物を持たれたので、何か感じるものがあったと思う。トレランのコースは下草もなく、走りやすく、もっと大きいと思っていた比叡山を小さく感じました。

 

【感想】     48期  寒川 陽子

 しばらく怠けほうけていたため、気を入れなおすために参加。今例会に引き続き個人山行に出発といった自己鍛練プランを組み3日分の装備を詰めて計量すると13kg。いつもの荷物と同じ位だろうか。

 仰木峠までの登りは樹林帯のためサウナ状態、しかし稜線に出ると強い風が吹き抜け木の葉を揺らし続けていた。体験参加のT中さんはサングラスまでしっかり装備、ものすごく様になっている。慣れた様子で比良山メンバーを引き離し疾走。後でハーフマラソンを1時間半で走ると聞いてその走力に納得。私はといえば山用ザックで走るがどうも体にフィットせず腰に重量が分散できない。暑さで頭は朦朧とするし足は怠けたツケでなんだか安定感がない。ようやく調子が戻ってきた頃にはすでに瓜生山であった。でも●●年ごしの悲願、比叡山三角点に到達できたので気分爽快に下山。

 トレイルランニングは山歩きよりしんどい。でも個々のペースで走るからそれなりにしんどいのは皆同じだ。粘ってペースを維持したり、歩かず走り続けてみたり、岩場や階段といった足場でフットワークの練習をしてみたり。行動中は各々自分なりの課題に真剣に取り組む。休憩する時は場が一気に和む。このメリハリは、慣れ合いになりがちな山歩きのスタイルにはない新鮮さがある。トレイルランニングは単なる「山走り」ではない奥深さがあるなあと改めて感じた。