「福知山マラソン参加者は、前夜に綾部の四方邸に集合して、翌日に備えて作戦会議&ウォーミングアップをします!」と言いたいところだが、比良山岳会に限ってはそんなことあるわけがない。前夜祭として、四方ご夫妻の手厚いもてなしにより、レースはそっちのけで大いに盛り上がってしまった。
No.2968 2009年11月22日(日・夜)~23日(祝)前夜泊(四方邸)
福知山マラソン
40期 豊田幸宏
【場 所】四方邸(綾部市)
【参加者】四方宗和 才内 茂 加藤一子 岩波 宏 豊田幸宏 四方真知子 野沢邦彦 富岡慶子 寒川陽子 竹田樹世子 尾崎稔 会員11名 非会員岩波さんの奥さんと、お子さん2名 計14名
【23日天候】曇りときどき晴れ
【記 録】
(22日)
「福知山マラソン参加者は、前夜に綾部の四方邸に集合して、翌日に備えて作戦会議&ウォーミングアップをします!」と言いたいところだが、比良山岳会に限ってはそんなことあるわけがない。前夜祭として、四方ご夫妻の手厚いもてなしにより、レースはそっちのけで大いに盛り上がってしまった。
私が6時頃に四方邸に到着したときには、既にほとんどの方が勢ぞろいして食事をしていた。到着してから、まず当主の四方さんに、改築して約1年しかたっていない家の中を案内していただき、杉の無垢材をふんだんに使用した豪華な造りに感嘆しどおしであった。
続けてかけつけ3杯という言葉どおりのもてなしを受け、食事は魚、肉がふんだんに入った豪華鍋を囲炉裏を囲んでみんなでわいわいつつきあって食べた。
当日は四方さんの息子さんが、同じく福知山マラソンに参加するために、仲間5人と一緒に帰ってきており、四方邸はとても賑やかだった。
(23日)
朝6時前に起床。起きたら、既に四方真知子さんがバイキング形式の豪華な朝食を用意してくださっていた。皆それを美味しく頂き、前日に飲みすぎた方を除けばコンディションは万端、いざ福知山マラソンの会場である三段池公園へ出発!
福知山マラソンの参加者は約1万人、会場はものすごい人と熱気に満ち溢れていた。スタートまでの時間がとても待ち遠しい。
申込時の申告タイム順にランナーはスタートラインに並び、10時30分に号砲。私は一番後ろのブロックからスタートしたので、スタートラインを超えたのは号砲から約10分後であった。
最初の8kmは市街地内をとおり、10km過ぎから由良川沿いを北上していく。余裕があれば由良川の景色を堪能できるのだが、私は正直余裕がほとんどなく、ひたすら前方だけを見て走っていた。25kmの手前で来た道を折り返し、ここまでは足もそんなに重くなく、比較的順調に走れていたのだが、28kmを過ぎた辺りから徐々に足が重くなっていき、前に足が出なくなっていき、歩く速度に近いくらいのペースまで落ちた。30kmを過ぎる頃には歩き出すランナーもまわりに多くなり、マラソンがいかに過酷であるかがわかる。
私自身今回は2回目のマラソンだったが、少なくとも1回目のタイム(4時間51分)は超えないと、あとで今のつらさ以上に後悔することになると、距離標示板を励みにひたすら足を前に進めた。
結果的には1回目を上回る記録でゴールすることができた。とてもうれしかった。また、ゴール後、会場のスタッフの方が温かく迎えてくださり、また次回頑張ろうという気がすぐに出てきた。なお、比良山岳会からは計8名が参加し、見事全員完走であった。
福知山マラソンのコースは沿道の声援が多く、また道もほとんどアップダウンがないので、特にマラソンの初舞台としては絶好の大会だと思います。ただし、給水所は多いのですが、給食所は少なく、また食べ物もバナナと黒糖位しかないので、レース前までにしっかりと栄養を補給しておく必要があります。
企画をしてくださった野沢さん、宿泊所の提供、食事の準備をはじめとしたもてなし、会場への送迎、応援と、マラソン参加者を手厚く支えてくださった四方ご夫妻、本当にありがとうございました。来年もぜひチャレンジしたいです!
<レース結果>※ネットタイムは、スタートライン通過後からのタイム
18期:才内 茂
22期:加藤一子 3時間43分30秒(ネットタイム3時間41分45秒)
40期:豊田幸宏 4時間42分 5秒(ネットタイム4時間33分27秒)
43期:野沢邦彦 3時間56分 0秒(ネットタイム3時間55分34秒)
43期:富岡慶子 4時間33分49秒(ネットタイム4時間30分19秒)
48期:寒川陽子 3時間28分27秒(ネットタイム3時間27分51秒)
51期:竹田樹世子 4時間41分40秒(ネットタイム4時間35分43秒)
52期:尾崎 稔 4時間59分19秒(ネットタイム4時間49分23秒)
(応援に参加して) 6期:四方宗和
福知山マラソンは福知山市・三段池公園をスタート・ゴールで行われる。わが綾部の別邸(蒼鳩庵)からは車で15分ほどの近距離で足場としては大変便利ゆえ今年は当会(参加8名中7名)と息子達6人の前夜の宿となった。岩波ファミリー(4人)も前夜祭には参加したので私達(2人)を含め19人になったので大変賑やかな前夜であった。
夕食は恒例の囲炉裏でのチャンコ鍋と肉の網焼きをメインにビール、ワイン、焼酎とマラソン前夜とは思えぬ盛り上がりであった。もちろん我が家産の「丹波の黒豆」も並んだのは云うでもない。
驚いたのは参加者の胃袋でチャンコ用に用意した白菜は2個が早々と姿を消し、米は翌朝分も含め2.5kgを食べつくされた。当方炊飯器は大阪のものも移動し5合炊き2台、3合炊き1台を総動員する始末。いやはや驚きましたが楽しい夜でした。
マラソン当日は参加者10,000人の人ごみのすさまじさの中で2時間ばかり当会参加者(当日参加の尾崎君とも)や息子などと過ごした後、10時過ぎに移動、8km地点で応援することにし真知子会員と富岡さん手作りの例の応援旗を持って声援しました。
みんながバテバテの35km付近(8km地点と同じ)を見れば楽しいだろうとは思いましたが宿の蒼鳩庵の後始末も気になったし夕刻は大阪にも所用があったので早々とコースを後にしましたがそれでも旗を見つけた会員達が手を振ってくれ「ガンバレ!」を怒鳴り返すのはいいものでした。
(感想) 51期:竹田樹世子
せっかく四方さん邸にお邪魔できるというのに前日は仕事だった上、山陰本線の信号トラブルでお宅に着いたのは結局21時半。みなさん早く休みたいはずなのに、お待たせしてすいませんでした。
上げ膳据え膳で鍋をいただいて、ご飯だって2杯食べ ビール飲んで日本酒飲んで0時に就寝。よく寝ました。目覚めたら5時45分。朝ごはんもいっぱい食べて、車で送っていただいて至れり尽くせりでした。
駐車場に到着したのは7時半。そこから15分歩いて会場に着きます。手続きやら済ませます。さすが1万人規模の大会だけあって人が多いっていうか多すぎです。なんか意味なく緊張します。
テントで着替えてまた食べます。よもぎ餅も買い食いしました。ああ走ってる最中にお腹がすきませんように。
予想時間ごとにブロック分けされているので、私はIブロックに行きます。待つこと15分ようやくスタートです。
最初の10km=トイレとの戦いやっぱりか、と思いましたがトイレに行きたくなりました。頭の中はトイレのことばかりでした。しかし、コース上にある簡易トイレはどれも人の列。時間ロスして関門にひっかかったらどうしよーって、それが気がかりでトイレに行けません。とりあえず15kmまでは我慢しようと決心。腹に力入れて意識を別のものに飛ばしながら走ります。
10km ラップ1:01:25 まあ、こんなもんかなとほっとしたら限界がやってきました。観念しました。。。 8人待ってるトイレに並ぶことにしました。5~6分くらいロス。でもすっきり。その後はトレとおんなじ様な感じで 20kmまでは走れました。お天気もよくて、小さな山がつぎつぎと現れます。秋の風景。けど楽しめる余裕は当然ありません。
20kmラップ1:07:57 トイレ分差し引いて、まあ同じようなペースだと思いました。まだ足は痛くない。息も上がってないのでこれくらいにしとかなあかん、と自制しながら走ります。
20kmから25km=Kさんを探す
速いランナーさんたちが折り返し地点から戻ってきました。私は道路の中央線沿いに走ってKさんに会えないかなーってずっと探します。おかげで走るしんどさをちょっと忘れられました (でも見つけられなかったです) 。私も折り返します。25km付近。なんだか左足土踏まずの内側が痛いです。エアーサロンパス置いてるところで一回だけシューってしました。(大して効果はなかったんですが) ほどなく足よりも頭が痛くなってきました。26km越えてからは頭はカナヅチでどつかれている状態でした。脱水起こすと頭痛もひどくなるに違いないので、給水所でまめにスポーツドリンクや水を飲みます。
エイドって、さりげなくしょぼかったです。 食べ物はバナナと黒糖くらいしかなかったもん。あ、一ヶ所おしるこがありました。うっすいおしるこでしたけど。バナナ食べすぎでバナナの味が分からなくなりました。最後には「ほかのもの食べたい。でも何食べたいかわからん」ってなりました。
30km ラップ1:02:20 やっと30km越えました。でもまったく完走できる気がしません。すっごい頭痛は続いているし、さらには股関節がぎしぎししてきました。痛い。
周りの人を見ても 腰に手を当てて歩いている人 道端に立ち止まってストレッチしている人 走っているけど全然前に進んでいない人。。。 私のまわり、苦しそうじゃない人は一人もいませんでした。当然私もその一人。
アスファルトの濃い青が、まるでとめどない宇宙空間のように 一歩一歩がすべて空を切るようで、道路の中央線を数えて気を紛らわせようとすればするほど道の果てしなさに気付かされたりして、かえってマイナス思考のスパイラルにはまり込んでいきます。何度も走るのやめよって思いました。
関門にひっかかるようなペースで走っているわけではなかったので歩いても最悪でもなんとか完走できたはずなのですが、走れたから歩かなかったのではなく一度歩くともう走れなくなりそうで歩けませんでした。あの曲がり角までは走ろう、あの日の当たるところまでは行こうって思いながら走って、37kmを越えたらあと5kmっていう看板がありました。
あと5kmなら走れると、その看板を見てやっと信じられた。そう思ったら、走りながら涙が出てきました。
走りながら泣くのってほんまにしんどかったです。息も上がるし。なのに涙が出ました。なんでー!
そのあとは、何kmって看板が出てくるたび涙が出ます(笑) 沿道の声援もすごいことになってきます。 福知山名物とかいう最後の上り坂。苦しい。でも声援のおかげで走れました。そんな訳ないのに、自分だけのために声援おくってもらっている気分でした。
結局ゴールして、また泣きました。そして知らんおばちゃんに 「やー感動して泣いてはる人おるわー」と後ろから言われました。それはそうですあたしのことです、でもできたら小さい声で言って欲しいわ。むっちゃ恥ずかしいし。もっとはよ走れて泣くんやったらかっこええのに。 ゴールしたのにその場から逃げるためにまた小走りです。
その後、花やらTシャツやら完走証やらもらいましたが、疲れすぎててテントの場所がわかりません。しばらく徘徊。。。
もう地軸がゆがんでゆがんで方向感覚ゼロ。
迷子放送かけてもらわなあかんかも。。。今度は違う意味で泣きそうです。はよ京都に帰りたいよー。でもなんとかTさん発見。ほっとしました。
みなさまにお世話になりっぱなしでした。どうもありがとうございました。初フル完走で感謝感激です。長々と感想書いてすいませんでした。
(感想) 52期:尾崎 稔
今回が初マラソンであり、緊張と不安で臨みました。比良山岳会に入会させてもらう前から、職場の同僚と一緒に応募しました。山岳会に入会して、マラソンの例会があるのにびっくりしました。
野沢さんからいろいろアドバイスをいただきました。30キロ前後から足が痛くなるなど、どこかおかしくなってくると聞いていました。どこかおかしくなると言うのを深く考えていませんでした。
20キロ過ぎたころから急に足が痛くなりました。今まで体験したことがない痛さです。まさかこんなに痛くなるとは予想だにしてませんでした。のこりは足の痛さとの戦いで終わってしまいました。
レース前に、歩きませんと宣言してましたが、給水所を通る度に、かなり歩いてしまい、最後は走ったり、歩いたりの繰り返しで何とか完走しました。何とか完走できましたが、練習の大切さがわかりました。
ここ半年、月の半分は松江に出張で職場とホテルの往復で一日を過ごしていたので、食生活も荒れ、不健康な生活を過ごしていたのが、災いしたと思います。いつまで出張生活が続くか未定ですが、次のマラソンは万全の状態で臨みたいです。
(感想) 34期:岩波 宏
今日はどうもありがとうございました。またお願いします。応援に行きたかったです。
囲炉裏の魚が面白かったです。岳人
2階の山小屋の部屋が楽しかったです。美穂