京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3002 比良55-8 地蔵山①

2010年4月17日 (土)

比良山岳会に在籍しながら他の山域ばかり歩いていたが比良歩きの手ごろな例会企画があったので参加した。

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地蔵山からの下り道。蛇谷ヶ峰を望む

 

【参加者】 CL秋房伸一、四方宗和、田辺久美子、上坂淳一、堤淳、辻春見(体験)

 会員5名、体験1名、合計6名

【天 候】 晴れ

【行 程】8:00御池通烏丸東入ル「ロッジ」前8:00=9:00村井~9:22林道分岐~10:43地蔵峠~10:47地蔵山~11:00笹峠~11:23-45イクワタ峠北峰~12:04笹峠出会~12:38栃生~13:38村井(デポ地)

 

【記録】

村井で田辺さんと合流。田辺さんは自宅から30分で着いたとのこと。

出発してすぐ、オオルリ(野鳥)のオスが目の前を通過。近くにはメスもいた。こんなに近くではっきり見られるのはラッキーとのことで、しばし盛り上がる。

四方さんはヤブこぎOKのズボンで参加されたが、残念ながらヤブどころか、登山道だと思っていた道は林道になっていた。地蔵峠の稜線すぐ近くの林道は、この道だったのだ。

登山道が残っているところは登山道を選んで歩く。思っていたよりも早く稜線に出る。風が冷たい。温度計をみると5度であった。

イクワタ峠北峰で昼食。冷たい風を避けて南斜面に陣取るが、寒いので早々に出発。下りもしっかりした明るい歩きやすい道で、あっさりと栃生に到着。村井のデポ地までは国道を避けて安曇川の左岸を歩く。長閑な道で白倉岳登山口も確認できて良かった。

短いコースのハイキングであったが、体験山行の辻さんから入会の意志を聞け、冬期比良全縦を想定した場合のエスケープルート確認という秘めた目的も達成できた。

 

 

【感想】久しぶりの比良 6期 四方宗和

比良山岳会に在籍しながら他の山域ばかり歩いていたが比良歩きの手ごろな例会企画があったので参加した。メンバーも田辺さんを除いて一緒するのは久しぶりな人ばかりで秋房、堤の両君は一年ぶりか、上坂君にいたっては5年ぶりくらいかな?もちろんそれぞれ集会や理事会で顔は合わせているが・・・・。又、体験山行の辻君の参加も新鮮であった(すぐ入会した)。

企画のコースは村井~地蔵峠~地蔵山~イクワタ峠~栃生で私の持っている国土地理院の地図もエリアマップも村井~地蔵峠、イクワタ峠~栃生の尾根通しの道は記載されておらず久しぶりにヤブコギがあるかなと期待していたが全コースそこそこのトレースがついていてやや肩すかしであった。しかし春の土曜日と云うのに登山者には全く出会うことなく静かな「野鳥のさえずり、姿を楽しむ」山行となった。御存知、堤君は日本野鳥の会会員でもありいろいろ解説してもらいながら歩いた。

まずこの日の第一の収穫は村井で車をデポ、歩き始めてすぐにオオルリのツガイを見ることが出来た。林道右手の沢沿いの木に止まっていた。営巣の準備と言ったところ。私もオオルリ(♂)は見たことあるが♀は初めてであったので大感激でこの日の吉兆を予感できた。道そのものは立派な林道と平行し付かずはなれずで平凡な直登であったが、赤ゲラ、小ゲラの鳴き声、カラ類(ヤマガラ、ヒガラ、シジュウガラなど)の声が絶えず耳に出来る状態で野鳥好きの私には楽しい一日となった。

コースが思った以上に歩きやすくイクワタ峠から栃生経由で村井のデポ地まで帰ったのは13:30頃であった。

 

 

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写真:地蔵峠にて

 

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写真:栃生への明るい下り道

 

【感想 48期 上坂】

一月に縦走した時、地蔵峠周辺の林道が数年前に比べて、稜線まで伸びていることが分かった。この林道は以前は稜線には達しておらず、地蔵峠から道を間違って作業道に迷い込んだときに偶然出くわしたものと思われた。

今回の例会ではこの林道に沿って下部から稜線に上がるようなので、興味を持って参加しました。

出発早々、駐車場の脇でオオルリの歓迎を受けました。いきなり、この例会に参加した元がとれたようなものです。しかし、四月も中旬、天気予報も晴れというのに朝から冷たい北風がやまず、木の芽も全くなし。寒くて明るい林の散策となりました。

あまりに寒いのでイクワタ峠で昼食後、そそくさと下山。栃生には一時間足らずで到着。国道歩きかと観念していたところ、リーダーの調査が行き届いており、安曇川の左岸を通って村井に戻りました。朽木の里をゆっくりと楽しめました。

 

【感想 体験 辻(春)】

この度、体験山行に参加させて頂き、秋房CL他緒先輩に、大変お世話になりました。

関西の他3山岳会の体験に参加させて頂き、比べ感じたことは、今回の例会は

●先輩方の多岐にわたる知識の豊富さ

●山への執着の強さ

●歩くペースの早さ(笑)でした。

数年前から歩き始め、何のスキルもない自分が、山への憧憬が深くなるにつれ、ただただ歩くだけではなく知識や技術をもっと学びたいと思いました。

そのような思いで参加し、体力に多少の不安を覚えつつも、下山後、その場ですぐに入会を申請いたしました。

山行時にお話のあった沢登りも体験させて頂けると伺い、上坂さん、秋房さんに同行頂き、その日の帰りにハーネスや備品も購入し、又その一週間後併せてヘルメットも購入しました。(後は肝心の靴です。)

その後の集会参加も含め、今後が大変楽しみなのですが、地蔵山①の例会の自分自身残念な点は、皆様について行くのがやっとで、景色を味わう余裕がなかったことです。

徐々に体力をつけ、本来の目的を忘れないよう楽しませていただきたいと思います。