夏まっさかりの快晴の下、初めての鈴鹿の沢を快適に遡行することができた
天狗滝の前にて(アホぽい二人?)
個人山行 2010年7月25日(日)
神崎川本流遡行
【参加者】小松久剛 AT 計2名
【天候】 快晴
【記録】(担当:小松)
6:00京都発→名神高速→7:30神崎川横林道に車をデポ→8:00入渓~8:45核心部へつり~10:20天狗滝~11:30ヒロ沢出合着→14:00デポしてある車に帰着→帰京
夏まっさかりの快晴の下、初めての鈴鹿の沢を快適に遡行することができた。
計画当初は入渓地点まで3時間かかると見込んでいたため、5時出発としていたが、厳密に調べてみると高速道路使用で1時間半ほどで入渓口付近までいけることが分かり、急遽計画変更。6時に京都を出発する。
早朝の名神高速道路を快走し、八日市インターから永源寺方向に進む。
この辺りはのどかな風景でアプローチも快適。
神崎川発電所付近の林道は早くも沢屋さんの車でいっぱい。流石、人気の沢だけはある。階段まで整備された快適な入渓道で沢に降り立つ。
河原は白い岩が広がり、水は少ない。
10分ほど遡上したところで堰堤に突き当たる。ここは本来右岸を巻くらしいが、誤って左岸を巻いてしまったため、堰堤脇から早速深い澱みを泳ぐことになる。
堰堤の上部からは神崎川本来の豊富な水量となる。
最初に現れる5mの滝は左岸を巻く。
続いて、河原を進むと2条1mのナメ滝の奥に1mの滝が続く箇所が現れる。
ここが本日一つ目の核心部。
ナメ滝の前は深い釜となっており、左岸を泳ぎつつ巻いて、奥の釜に進む。奥の滝の釜も深く、ショルダーで滝を越えようとしたが無理。
そこで釜の周りをへつるが、スタンスが少なく、若干苦労する。
その後はどこまでも穏やかな河原が続き、のんびりと風景を見ながら水線を進む。
今回は特に水量が少なかったためか、天狗滝までは全く緊張する箇所が無かった。
<天狗滝までは緊張する箇所も無い>
天狗滝は水量も豊富で若干ハングしており、直登は無理。右岸の岩壁を使って巻く。
天狗滝の上部も穏やかな流れが続くため、巻けばいいところもへつったりして無理に水線で進む。
<わざと水線のほうに入って進む>
そのまま、特に変化も無くヒロ沢出合に到着。スズメバチに追われたりしつつも水の中で補給食をとり、暫く休む。
ヒロ沢出合からは沢通しでも容易に下降することができるが、今回はエスケープルートの確認のためにも登山路を下降する。
登山路は最初快適だが、天狗滝周辺は落ち葉でスリップしやすく、露岩も多く、全く気が抜けない。ここが本日第2の核心部。
登山路は最初右岸を進み、左岸に移って沢沿いを進む。そしてツメカリ谷出合より少し下流で沢から離れ、一気に高度を稼ぎ、林道にいたる。
林道上部は沢屋さんの車、下部は川遊び観光客の車でいっぱい。狭い道に両側駐車されて林道から出るのに非常に苦労した。
ここが本日3つ目の核心部。
その後高速を使って帰京した。
【感想 52期 小松】
初めての鈴鹿の沢ということで若干緊張しつつ遡行を始めましたが、神崎川本流は水が少なければ本当にのんびりした遡行が楽しめる綺麗な沢でした。
沢における本当の意味での核心部は1箇所程度でしたので、もう少し緩急がほしいところでしたが、白い岩にどこまでも透明な水をたたえた風景はすばらしかったです。
鈴鹿の沢は意外とアプローチが良かったので、今後行動範囲に入れていきたいと考えています。
ご同行下さったT先輩ありがとうございました。
【感想 51期 T】
今回の本流遡行は、終始穏やかな河原歩きと言った感じで、沢登りと言っていいのかどうかというほどだったので、少しもの足らず、もう少しメリハリが効いていたら良いのになと思いました。
しかし、以前から憧れていた鈴鹿の沢への第一歩としてはとても満足なものでした。
各支流の谷の入り口を横目に遡行し、全体像(?)のようなものが見えてよい偵察遡行となったと思います。
小松さん、連れて行ってくださりありがとうございました。