京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

 六甲全山縦走その3: 丁字ケ辻から六甲山最高峰経由宝塚駅まで

 冬晴れの気持ちいい朝に、メンバー全員が阪急六甲駅バス乗り場に集合し、出発地点の丁字ヶ辻へと向かいました。

111218六甲最高峰

[No. 3166] 2011年12月18日(日)

六甲全山縦走その3:

丁字ケ辻から六甲山最高峰経由宝塚駅まで

 48期 井上 純子

【メンバー】 井上純子L、西田和美、葛城美知子、山本浩史、國領孝子、奥野淳子、中尾可奈子 計7名

【行  程】8:40阪急六甲バス停=(阪急バス)=9:00丁字ケ辻~10:50六甲山最高峰~11:30太平山~14:48塩尾寺~15:30宝塚

【天  候】晴れ

【記  録】

 冬晴れの気持ちいい朝に、メンバー全員が阪急六甲駅バス乗り場に集合し、出発地点の丁字ヶ辻へと向かいました。

 出発地点の丁字ケ辻に9時に到着。前回最終地点となったこの場所は前回の印象と変わらず、朝来てみても何となく薄暗い、ただのバス停でした。ただの車道(サンセットドライブウェイ)を黙々と東に、高山植物園(冬期休園中)を右手に歩きました。行動中であるためか、それほど寒くはありませんでしたが、気温は低いようで、上着をずっと着ていてもストレスなく歩けました。ただただ、ひたすら車道を歩き、六甲山最高峰に着いたときは何となくほっとしました。20名の団体グループのあとに記念撮影。ひだまりの最高峰で休憩。

 

 最高峰から石宝殿経由で東に抜けようと思いましたが、ここで大誤算。登山地図にはしっかりルートが書かれているのに、鳥居の向こうに「この先行き止まり」の文字が。あとから考えれば、車が行き止まりという意味だったのかなと思うのですが、「あかん、行けない」と思い、南方面のしっかりしたルートがどこか東方面につながっているのかなと勘違いして、そのまま下りました。しかし、下りすぎやなあと思って、「間違えたかも!」と叫んだら、浩史さんが「この道は蛇谷北山(芦屋市最高峰)への道だよ。寄り道して、行くのかと思った」と教えてくれました。いえいえ、そんな余裕はないよと思いつつ、皆様に元来た道を戻ることをお願いしました。さらに、石宝殿の行き止まりの奥を偵察し、しっかりしたルートを発見したので、そこをたどることにしました。いったん車道に出ましたが、東六甲縦走路はどちらかと下り調子の山の中にしっかりとした道がつけられていて、歩きやすいところでした。地元のトレーニング道でもあるのか、冬枯れの季節であるにもかかわらず、多くの人とすれ違ったり、追い越したりの連続でした。最後に、宝塚の町が見えてきたときに、皆様を遭難に巻き込まずに済んで、一安心でした。

 さて最後に、健康が自慢の私ですが、珍しく体調を崩していて、記録を書きましたが、今思い返しても、この日の記憶があまりありません。あぶない、こういうことにさまざまな悪条件が重なって遭難につながるのだと反省しながら、体調管理万全にして、今後の山行につなげたいと思います。

【感想】     48期 葛城美知子

丁子ヶ辻を出発する頃は寒くて黙々と車道歩きましたが、六甲最高峰に着く頃には風が無くなり快適でした。今回のコースは車道と登山道が入り混じり、道が分かり難く間違ったりしながらも読図が楽しめた。又休憩の時にリーダーから頂いた焼餅、食べ始めると皆考えは同じで笑い。和気藹々の楽しい山行でした。

【感想】     48期 國領孝子

車道や歩道を歩いたり、山の中へ入ったりと面白い山行でした。六甲山山頂付近では登山道に霜柱、駐車場のアスファルトにもうっすら霜があり、冬を感じました。又途中、神戸や、宝塚、そして梅田近辺の街並みもとてもはっきり見え展望を楽しむことができました。

今回含め六甲シリーズが完結するということで、少しさみしい気がしますが街に近い六甲ならではの楽しみがある山行でした。ありがとうございました。

【感想】     50期  奥野 淳子

初めて山を縦走したのは三十年前の六甲山。真夏の炎天下、北アルプスに向けての歩荷トレーニングで、ただただしんどかった。そんな昔を思い出しながら、懐かしく歩きました。気温は低く荷は軽く、コンパス片手に地図をにらみつつ、時々おしゃべりもして。とても楽しい今年最後の山行でした。皆様ありがとうございました。

【感想】     54期 中尾 可奈子

六甲全山縦走の最終回だけ参加させて頂きましたが、また機会があれば全部通して歩いてみたいと思いました。時々見える海を見ながら歩くのは気持ち良く、最後までついて行けるか心配していましたが、あっという間でした。山本さんの忍者の様な素早い動きは驚きでした。リーダーの井上さん、皆さん有り難うございました。