京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉 比良 獅子ヶ谷 沢登り

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※動画(YOU TUBE で見る)

http://www.youtube.com/watch?v=SJeoID3_RMM

 

 

[個人山行] 比良 獅子ヶ谷 沢登

 

【参加者】

AT、秋房 伸一、高橋秀治、藤田哲陽、南部 桂、鶴田伸介、長野 元 計会員7名

【日時】 2011年6月30日(日)

【天候】晴れのち曇り(下山後大雨)

【行程】8:00京都→9:50楊梅の滝手前の駐車場から入渓→10:30雌滝→10:50雄滝→11:10獅子岩→12:50獅子岩から沢へ懸垂下降して雄滝落ち口→15:00寒風峠と涼峠の間の登山道→駐車場

 

【記録と感想】51期 AT

楊梅の滝を登ろうと思うに、小松さんも登りたいと言うが九月まで忙しいとのことなので、それまでに偵察がてら獅子ヶ谷を遡行してみようということに相成った。

 

遡行開始点は駐車場のすぐ真下で、きわめて安易なアプローチである。

遡行してすぐに雌滝が出てきたが、まずはここをじっくり偵察。リスクはあるかもしれないが何とか登れそうな感じ。しかし先に登っては小松さんが怒るだろうということで、我慢して先へ進む。

 

またすぐに雄滝が出てきたが、こちらは見上げても途中でカーブしていて上まで見えない。

少なくとも見えている範囲では登れそう(短いがむしろ雌滝の登攀の方が危険そう)であるように思った。

 

しかし滝はじっさいに登ってみないと解らないので、いざ登ってみると難しいのかもしれない。

短い沢なので帰りに懸垂下降で降りて様子を見ようかとも思ったが、そんなことをしては楽しみが無くなるような気がしてやめておくことにする。(一度登って正体が暴かれてしまえば以降はみんなで降りたり登ったりすると楽しいかもしれない。)

 

ここは我慢して右岸から高巻くが、高巻いていくと獅子岩の頭付近に出て来て、草付を登って行くよりも岩のほうが快適だろうと獅子岩の緩い傾斜のところから登るが、ロープを出してけっこう大事になってしまったので、草付をそのまま登って行くのが正解だったようであった。(草付もそう安全とは言えないものだったが)

その後、沢床まで懸垂下降にて戻ると、皆ですぐそこの雄滝の落ち口を見に行く。

 

滝の落ち口というのは、滝を下から見上げた時に比べて滝の全貌が見えず、落ち口しか見えないので、いつも「ここから落ちたら…」という不吉な連想しかさせられない。

 

その後、まだ昼過ぎで時間もたっぷりあることなので、高橋さんにリードの練習をしていただきながら遡行終了点までのんびり遡行していく。

 

最後の方は綺麗なナメ沢になっていてなかなか美しかったが、沢自体は大変短いし、楊梅の滝を巻いてしまうとこれといってメリハリの無い沢だったなというのが正直な感であった。

 

しかし、それでも初めて沢登りした方々からは面白かったとの感想いただけたのでなんだか嬉しかった。

それなら鈴鹿の沢など行ったらさぞかし楽しんでいただけることでしょう!またご一緒して下さい。

 

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【感想】54期 藤田 哲陽

楊梅の滝を初めて目の前で見て、感激しました。特に、雄滝は迫力がありました。あとは、小さな滝やナメ滝の連続でしたが、それなりに楽しかったです。岩登りもでき懸垂下降もできて、バラエティーに富んだ山行きでした。今度は鈴鹿あたりのきれいな沢も見てみたいと思っています。また、よろしくお願いします。

 

【感想】52期 秋房 伸一

会報掲載に間に合わなかったので個人山行の形でしたが、例会といってもいい内容でした。初めての沢となる3人の方には、いろんな体験盛りだくさんで良かったと思います。高巻、懸垂下降、ロープを掴んでの登りなど。水の冷たさ、装備や服装の重要さも体験できたと思います。横に登山道があり、余裕のあるタイムスケジュールで、今後も沢入門にはいいかもしれません。雄滝は、ぜひ登りたいと思いました。Tさん、良い企画をありがとうございました。参加された皆さん、どうもありがとうございました。

 

【感想】54期 南部 桂

1週間前に比良アルファルンゼ例会でお世話になったのに引き続いて、Tリーダーの山行に参加しました。

「アルファルンゼは沢っぽくない」と聞いていましたので、「じゃあ本物の沢はどんな感じ?」と思って大変楽しみにして参加しました。

顔から水をかぶりザックもビショビショで、通常であれば「何やってるんだ」という感じの行動を真面目にキビキビと組織的にこなしてゆく独特の秩序観と、渓流の段差でわざわざ一番水量の多いところを選んで登り、水圧に抵抗して体を押し上げて行く快感に、魅惑されてしまいました。

帰りの車中では、沢登り初心者3名の間で「次の沢例会はいつだ?」という話になりました。新しい山の楽しみを教えていただき、ありがとうございました。

 

【感想】54期 鶴田 信介

沢登り、初体験でした!最初、沢の深さは最高でも膝ぐらいまでだろうと思っていたのですが

余裕で全身に来ました。沢の流れに逆行してあえてその中に飛び込んで行く感覚は、楽しくもあり、気持ちよくもあり…もう病みつきになりそうです(笑)。

思いがけなくも突然現れた岩登りポイントに関しては、難度が高くかなり苦戦しましたがジムでの練習の成果が少しは出せたかと思います。(まさか沢靴で岩クライミングをすることになるとは思いもしませんでしたが。。)

その直後に懸垂下降もあったので、全体的に盛り沢山かつ内容の濃い山行であったと思います。

装備に関しても、この山行を経験して始めて気がつかされたことが多くあります。

企画を組んでいただいたTリーダー、参加された皆様、今回は本当に有難うございました。

次回も宜しくお願い致します。

 

【感想】 54期 長野 元

前回のアルファルンゼは水がほとんどなかったですが、今回の所は水も多く、いかにも沢といった印象でした。

はじめのうちはわざと水を浴びながら楽しく登っていましたが、半袖+長ズボンのハイキングに行くような格好だったので、だんだん寒くなっきて、後半は水が多い所を避けて登っていました。

また高巻きで岩を登った場所では、下を見ると目も眩むような高さで、寒さもあってか足が震えました。

これからは装備と経験を積んで、もっと楽しめるようになりたいと思いました。

皆様どうもありがとうございました。

 

shishigatani 03 高橋さんのこの寒そうな顔!

 

高橋さんのこの寒そうな顔!