京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

[No.3305] 比婆山(広島県)

比婆山イザナミが葬られている伝えの山である。

山頂はガスがまじりであったが、それがよけい古事記の世界らしい神秘的な雰囲気をかもし出し、いまにもイザナミが現れてくるようであった。

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写真:比婆山御陵

[No.3305] 2013年6月22(土)~23(日)比婆山広島県

【メンバー】

L秋房伸一 田中靖之 土井 司 会員3名

【行程】

22日(土) ロッジ前19:00=20:00大原野IC=23:45(広島)県民の森(デポ仮眠)

23日(日)5:30起床6:30~運動公園7:00~7:30牛曳山(鞍部からピストン)~7:50伊良谷山(1149m)~8:15毛無山~8:45出雲峠~9:15烏帽子山~9:30比婆山(御陵)~10:10越原峠~10:25池ノ段~10:45立烏帽子岳~11:40展望園地~12:00県民の森13:20=(中国道)=17:45烏丸四条

【天気】曇 時々小雨

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図:GPS軌跡

 

【記録】52期 秋房伸一

中国地方の山は標高が低く、地味ではあるが、周辺の里山景観などを含めて味わい深いものがある。

 比婆山(ひばやま)という名前は総称として使われることもあるようで、複数のピークを結ぶ縦走路が「県民の森」という施設を囲んで整備されている。

 整備された公園の中の道ともいえるような感じで、積雪期のスノーシュー入門やトレイルランニングにもよさそうだ。複数箇所から公園施設へエスケープできる。

 とはいえ、スタート直後、キャンプ場の中に入りこんで、登山道を探すことになった。同行の田中さんが、地形図とシルバコンパスを離さず、読図力をめきめきつけておられ、助けられた。

 梅雨の時季で、小雨も舞うことから、比婆山御陵を過ぎるまでは、誰とも会わず、静かな山を楽しめた。

 霧のブナ林が幻想的な雰囲気をかもし出した。御陵で小休止し、広島県最高峰の立烏帽子山で記念撮影をした。下りも快適な歩きやすい道で、ちょうど正午に県民の森へ着いた。施設で入浴して昼食をとり、明るいうちに、京都に戻れた。

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写真:縦走路の大木

【感想】55期 田中靖之

 この梅雨の時期になかなか山歩きができないと思っていましたが、例会案内で雨天決行の記載があり、参加表明しました。単独ではなかなか雨の中を歩く気になれませんが、ご一緒して頂く方がいらっしゃったことで雨の中でも楽しい山歩きになりました。また雨音は聞こえましたが、比婆山のブナ林が雨よけとなり、ほとんど直接かかることはなく、また葉っぱについた水滴もきれいでブナの新緑を楽しめました。ガスがかかっていましたがそれが逆に神秘的に感じました。次回は快晴な中の比婆山も歩きたいです。

 また今までシェラフを持っておらず、新緑祭参加のために購入し、今回はじめて前夜泊の例会に参加しました。深夜に着きテントで寝たおかげで早朝から快適な山歩きができ、前夜泊のありがたさがわかり貴重な経験でした。

登山道も整備されていて、新緑の中小走りに走ったことも大変気持ちよかったです。

 下山後、適度な疲れと濡れた体をお風呂に入りとても癒やされました。秋房リーダー、長距離運転して頂き本当にありがとうございました。秋房リーダー、土井さんご一緒させて頂きありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

【感想】56期 土井 司

当初の天気予報とはうらはらに時折小雨まじりの山行となった。

秋房さん田中さんは歩行が早くついていくのに必死で山道脇の花を見る余裕もなかった。(実際はついていけなかったのだが(^^;; )

 それでも通過していった各山頂は見晴らしがよく、気持ち良い景色が広がっていた。

比婆山イザナミが葬られている伝えの山である。

山頂はガスがまじりであったが、それがよけい古事記の世界らしい神秘的な雰囲気をかもし出し、いまにもイザナミが現れてくるようであった。

山のふもとのほうは一体がブナ林で、まだ新緑が眩しく本当に美しかった

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写真:広島県最高峰 立烏帽子山(1299m)にて