京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3317 比良 奥ノ深谷例会

 以前から坊村から牛コバ、大橋あたりの登山道は頻繁に歩いていた事もあって奥ノ深谷には興味がありましたが今回ようやく機会を得て遡行をさせていただきました。

 

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<大滝の下にて>

 

 

[No.3317] 比良 奥ノ深谷例会

 

【日時】2013年8月18日(日)

 天候:晴れ

【参加者】

 L上坂淳一 松井篤 秋房伸一 堤 潤

 米山佳秀 高橋秀治 由良俊夫

 高橋幸三郎

【行程】

出町柳バス停7:45→8:45坊村~9:35牛コバ

9:50入渓~13:40終了~14:00大橋~

15:00荒川峠~16:00登山口~16:30志賀駅

 

 

【記録】上坂淳一

 今回は人数も8名なので、明王谷はパスして牛コバの手前から入渓。

 4名2班に分け、秋房班が先に行く。8mの滝で確保用ロープを出す。秋房は突破もロープセットも順調にこなし、安定したリード。

 大滝を過ぎてからは次第にメンバーも足がこなれてきて、できるだけロープは使わずに進む。登山道が横切るところが終了点だが、暑いので沢中を行き、スリバチの水の湧いているところで遡行終了。

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 大橋から登山道を辿り、南比良峠に向かう道の途中から、松井のRFで直接荒川峠に出て、荒川に下山。

 

 

【感想】48期 上坂淳一

 いつ来ても、美しく涼しい奥ノ深谷。今回は天候にも恵まれた上に、松井さん、秋房さんという熟達者のご協力と意欲的な参加者の皆さんのおかげで、より一層楽しい山行となりました。

 来シーズンもまた訪れたい沢です。今回ご参加の皆様も、その折は是非お付き合いください。

 

【感想】56期 高橋幸三郎

 以前から坊村から牛コバ、大橋あたりの登山道は頻繁に歩いていた事もあって奥ノ深谷には興味がありましたが今回ようやく機会を得て遡行をさせていただきました。

当日もあいかわらずの猛暑だったのですが、いざ入渓すると、それまでの暑さからは想像もできないほど水が冷たく、思わず震え上がってしまいました。また沢登り初心者の小生にとっては今まであまり経験した事が無い、ぬめって滑りやすい場所もあって難儀しましたが、同行の先輩諸氏に的確なサポートをしていただいたおかげもあって何とか無事登り切る事ができ非常に充実した一日を過ごす事ができました。

いずれにせよ、この奥ノ深谷、なかなか雰囲気の良い沢だと思いますし近場でもあるので機会さえあれば是非とも再び訪れてみたいものです。

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【感想】50期 堤 潤

ほぼ1年振りの沢登り。案の定、ふらふらひっくり返りそうな歩き方でした。最初は最後尾を歩いてましたが、その姿を見て不安に思ったのでしょう。すぐ松井さんが黙って最後尾に行かれました。恥ずかしい限りです。

それと今回は水が想像よりも冷たくて涼しいを越して寒いくらいでした。でも、きれいな水と景色を見れてすごくよかったです。

今回は途中から入渓しましたので、この谷の全容は分からなかったので、またいつか下から歩いてみたいのと、人数が多くて登れなかった滝も登ってみたいと思いました。また、優しい沢例会があれば参加したいと思います。ありがとうございました。

 

【感想】 52期 秋房伸一

 8名という大人数だったので、上坂リーダーより4人と4人の2班に分け、前を進む班のリードをするようにと仰せつかりました。

高橋秀治さんから「この釜は左がいいんじゃないでしょうか」とか「ここは、こっちから」とかアドバイスを受けながら、なんとかリードでき、自分にとっては記念すべきことでした。それにしても、高橋さんの記憶力には尊敬しました。私は、なかなか覚えられません。

 ロープを出して後続を確保するところでは、後ろの班の上坂さんは、クローブヒッチで素早く固定し、セルフビレーもメーンロープで、なるほど、と思いました。私は、間違いではないのですが、8字結び(フィギュアエイト・オン・ア・バイト)でメーンロープを固定し、セルフビレイはスリングを使っていましたが、なるほど、そういう細かいところのより良い判断が、遡行全体のスピードや安全を左右することになると勉強になりました。自分ではできたと思っていても、やはり師匠の所作をみると、まだまだだと思いました。今後とも精進していきたいと思います。

 

【感想】 56期 由良俊夫

7月は仕事の都合で例会に参加出来ませんでした。今回の沢登りは、その多少のブランクと技術、経験不足でかなりの緊張を強いられる箇所があり,ヒヤヒヤしました。

また、今回初めてご一緒させていただいた方が半数ほどおられましたが、皆さん技術の高い方ばかりで、あらためて京都比良山岳会の人材の豊富なこと、レベルの高さを痛感しました。上坂リーダーはじめ皆さん有難うございました。

 

【感想】53期 高橋秀治

1年ぶりの沢登り、嬉しさと不安が混在した沢例会となりました。

入渓するなり「何でもない岩が越えられず先行きが・・・」と感じつつ、トップの秋房さんの後を追うも、やはり1年のブランクは大きいと実感。

水線を進みながら、しかしこうして歩けるよろこびに満足しながら、比良山岳会の会員である事に嬉しさが込み上げて来ました。

気が付けば、大橋出合いに。何時もならここで遡行終了ですが、今回はさらに詰め上がり遡行終了後は松井さんのすばらしい読図力で荒川峠に、そこから志賀駅まで歩き、京都駅前でビールで乾杯と充実した沢例会でした。

上坂リーダーをはじめご一緒頂いた皆様に感謝です。

 

【感想】46期 松井 篤

上坂リーダーに誘って頂き、久し振りに奥ノ深谷を訪れました。

京都から1時間あまりで、このような素晴らしい沢があることに改めて感謝しつつ、下界の暑さや日々のストレスを忘れて、心地良い遡行を楽しませてもらいました。

沢の水は冷たく爽快で、行動しても汗をかくどころは少し肌寒いくらいでしたが、リーダーご指名の最後のルートファインディングは上手く荒川峠にたどり着けるかと、冷や汗ものでした。