No.3429 稲村ヶ岳
船木さんプロデュースのチーズフォンデュは斬新で、稲村小屋の雰囲気とあいまってとてもおいしかったです。2日目の朝に雲海を見られたこと、大日山のロッククライミング(?)、洞窟探検までできて盛りだくさんの山行になりました。ご参加いただいた皆さん、素敵な山行をありがとうございました。とても楽しい2日間でした。
【メンバー】CL:小泉賀奈子 記録:中村恵子 船木佐織 藤井康司
【行 程】
①10月25日(土) 晴れ
JR京都駅(車)7:30=近鉄下市口駅9;10=観音峯登山口駐車場10:10~
観音峯登山口10:38~観音水10:54~展望台11:13~11:50観音平
~12:28観音峯展望台~13:26観音峯(1347.6m)~13:47三ツ塚(1380m)~14:49法力峠(1217m)~15:55山上辻~16:05稲村小屋テント場着
②10月26日(日) 晴れ
稲村小屋テント場6:00~6:30稲村ヶ岳(1726.1m)~7:07大日山
~7:40稲村小屋テント場8:35~9:36法力峠~10:15母公堂との分岐
~10:30五代松鍾乳洞~11:00稲村ヶ岳登山口~12:04観音峯登山口駐車場
=12:20洞川温泉14:30=帰京
【記 録】 54期 中村 恵子
10月25日
快晴の京都駅を小泉リーダー、藤井さん、中村の3人で出発し、近鉄下市口駅で船木さんをピックアップ。
観音峯登山口に到着。準備運動後出発。杉林をすすむと観音水があり、飲みやすいようにアルミコップが置いてある。しばらく行くと、南北朝時代の南朝ゆかりの神社跡があった。標識はないが、たぶん平らなので、観音平と確信する。途中にも歴史の説明の案内板もところどころあり、昔の人はどんな思いでこの道を行かれたかと思いつつ、登りは続く。ススキの原を行くと観音峯展望台の石碑がでてきた。そこは、360°のパノラマが広がっていた。天気もよく紅葉も美しく、壮大な景色に感動しつつ、お弁当を食べた。それから一登りで観音峯の山頂に着く。三ツ塚の山頂まで何度か起伏があり、法力峠に着く。進むにつれて、稲村ケ岳や大日山が近づいてくるようだった。
山上辻の手前では橋がくずれているところもあったが、まもなく、稲村小屋のテント場に到着。先に2グループのテントがあった。稲村小屋は土日にやっており、小屋泊まりの人も何名かおられるようだった。晩御飯は下界でも食べたことのない、チーズフォンデュを船木さんが作ってくれ、おいしくいただいた。明日に備え19時に就寝した。
10月26日
4時起床。卵入りの雑炊をおなかいっぱい食べて6時にテントに荷物を置いて出発。
途中雲海がでていて美しかったが、稲村ヶ岳の頂上は残念ながらガスでおおわれており展望がきかなかった。大日山の山頂へは、鎖のついた岩場を何か所か登ったり頼りない木の階段やはしごを登ったりしてちょっとした冒険気分で行けた。頂上には、歴史を感じる祠や大日如来像もあった。テント撤収後、出発。
帰りは、法力峠から母公堂への分岐を洞川温泉に降りる道で下山。途中、五代松鍾乳洞を見学した。入口が下にあり、2,3階ぐらいを上がるように狭い坑道が続いていた。そのため、ヘルメットも貸し出されていた。
乗らなかったが、鍾乳洞に行きやすいように、洞川温泉からトロッコのようなモノレールも出ているようだった。稲村が岳登山口到着後、温泉街を歩き途中つきたてのおもちを買い、食べながら駐車場まで歩く。その後洞川温泉に入って帰京した。
【感想】 55期 船木佐織
山を始めた頃、山小屋に泊まることがあっても、自分が重い荷物を担いでテント泊をするとは夢にも思っていませんでした。そんな中、何度かテント泊を経験するうちに、皆で一緒に作る食事、テントの中でのまったりとしたお酒の時間と楽しい会話、テントの外から聞こえてくる動物の声、いろんなものに魅せられてテント泊が好きになりました。新しい山の楽しみ方を教えて頂いた山岳会の先輩方に感謝しています。
また、ずっと行ってみたいと思っていた稲村ケ岳の例会を企画してくださったリーダーの小泉さん、ご一緒させて頂いた皆様、ありがとうございました。稲村ケ岳は想像通り多彩な顔を持った素敵な山でした。
【感想】 57期 藤井康司
初めてのテント泊。秋晴れのすがすがしい空気の中、清流とブナ林を彩る紅葉を愛でながらの山行。でも、いつもの日帰りハイクとは異なり夕刻になっても家路を急ぐことはない。テントを張って、仲間との山飯と団らんを楽しむ。夜明け前には起床し、朝靄の中の静寂と雲海を堪能する。より遠くに、より自由に、自然との一体感と非日常を求めるならテント泊との思いを強くしました。リーダー他に感謝です。
【感想】 52期 小泉賀奈子
夏に個人山行として計画していた稲村ヶ岳のテント泊。あいにく天候が悪く、日を改めることに。せっかくなので、テント泊を始めたい方にも参加してもらいやすいように、例会にしてリベンジすることにしました。
お天気にも恵まれ、紅葉に色づく山々がとても素敵でした。南北朝時代の歴史を感じながらの登山。観音峯展望台では360度のパノラマが楽しめ、ずっとここにいたいなあと思ったほどでした。しかしその先の法力峠までは思っていた以上にアップダウンがあって、時間の読みを誤ったかなと冷や汗が・・・。久しぶりのリーダーだったので緊張が走りました。重い荷物にもかかわらず、テンポ良く歩いてくださったみなさん、ありがとうございました。
船木さんプロデュースのチーズフォンデュは斬新で、稲村小屋の雰囲気とあいまってとてもおいしかったです。2日目の朝に雲海を見られたこと、大日山のロッククライミング(?)、洞窟探検までできて盛りだくさんの山行になりました。ご参加いただいた皆さん、素敵な山行をありがとうございました。とても楽しい2日間でした。