京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3401 フリークライミング めざせ11
④の4 日和佐

 

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2014年11月22〜24日 

【参加者】酒井敏行(L)、AT(SL)、粟田直和、渡邉桂 計4

【行 程】21日(金)22時 京都駅集合(途中仮眠)22日(土)9時日和佐着、10〜16時クライミング;23日 9時〜16時クライミング;24日 9時〜12時クライミング、18時京都着、前夜泊2泊3日(民宿泊)

【天 候】すべて快晴

【記 録】今年の遠征は企画はいろいろあったものの、ふつうの土日に鳳来に1泊で行っただけであとはことごとく雨で中止。今回も数日前には雨予報で終わったと思いましたが、直前に盛り返してまさかの3日とも快晴、しかも初夏のような暖かで穏やかなお天気となりました。

 海亀の来る浜、日和佐の岩場は比較的最近に開拓されたようで、エリアはバランシーな垂壁のひだまりエリアと鳳来並みのどっかぶりのドーム内の2エリア。

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日本では珍しい砂岩の岩場で、目の前はすぐ海、素晴らしいシチュエーションのなかでフリーらしい課題を楽しめる夢のような岩場であった。これでエリアがもっとあれば、ほんとうに言うことないだろう。レストしてても景色を見てぼーっとしたり、そんなガツガツ登ることもないかと思うほど、いいところでした。いままで殺伐とした寒い(or蒸し暑い)ところでストイックに登ってきましたけど、いったい何だったんでしょうか。

 とはいえ、グレードは甘めだけど課題もフリーっぽい面白い課題が多くて、ATは「岬めぐり12b、粟田は「パピヨン11b、そして渡邉は「登れタイヤキくん」10cRPし、大きくグレード更新となった。

 夜は民宿でこれまたすばらしい海の幸を肴に乾杯。山岳会で海沿いの民宿に泊まるというのはなかなかないと思いますが、フリークライミングをやってて良かったと思いました。毎年恒例化したいと思うので、次回はぜひみなさんも行きましょう。

 

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 アプローチは漁港から30分ほど。途中断崖をトラバースするところがあって危険かつ怖いという情報があったのでメット・ハーネス着用の完全装備で極度に集中して行きましたが(極度の高所恐怖症なので。高所恐怖症なのになんでこんなことやってるんやろ)、道がよくなったのか、落ちたらただごとではないでしょうが、落ちるようなところはありませんでした。集中してたので、岩場に着いたときはそれだけで大変な充実感を感じましたが。

 それにしても潮風を背に海を見下ろしながら登るひだまりエリア(ほんとうにひだまりで暖かい)、打ち寄せる波音に圧倒されながら登るドーム内と充実のクライミングであった。うどんと徳島ラーメンが食べれなかったのが残念だけど、また次回の楽しみにとっておくことにします。徳島動物園のカピバラも。

 

【感想】51期 AT

 温暖な気候、キラキラ光って美しい海、美味しい刺身最高のロケーションで心から楽しいクライミングでした。海は素晴らしい!

 

【感想】57期 渡邉桂

 寒い時期に温暖な海辺でのクライミング合宿はリゾート感も満載でとても楽しめました。しかし岩場は断崖絶壁の山道を行った先にあったので、アプローチで少し難渋しました。細い丸木橋をトラバースした毎に「オッケー!」と自信を高めていってらっしゃった、decciリーダーの声が印象的でした。

岩場のロケーションは太平洋が望めて文句なしに最高で、好天のもと伸び伸び楽しくクライミングすることができました。見上げれば岩と青空、振り返れば青い海でのんびり日和佐の岩場を堪能しました。1日目はトップロープで練習、そして2日めの二便目にのぼれたいやきくん(5.10c)をリードで登って大変満足でした。

合宿ということで3日連続でクライミングできたので、クライミングの技量だけでなくビレイ技術も磨けたと思います。とても楽しい例会でした。

 

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