京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3463  RDBの会第60回 三十三間山

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2015年1月18日(日)

【天候】曇り時々晴れ

【メンバー】CL山本憲彦、岩波宏、辻野喜信、

井上純子、葛城美知子、

岩波ファミリー3名  計8名

【行程】京都駅前8:00集合=倉見登山口10:33~11:03最後の水場(林憩)11:09~11:51夫婦松(休憩)12:00~12:43風神(昼食)13:10~13:37三十三間山842m13:45~14:03風神~14:28夫婦松(休憩)14:35~15:04最後の水場~15:30倉見登山口=18:00京都駅前

 

 

 

【記録】 48期 葛城美知子

倉見登山口駐車場に車を置き出発する。鳥獣避けのネットを通り、渓流沿いの林道を歩くと標識のある林道分岐に着く。右手に行くと「最後の水場」、沢を2回渡った所で休憩する。

 杉林の急登を行くと左手の道と合流。積雪はあるが踏み固まり又湿雪なのでツボ足で歩き、夫婦松で休憩する。残念ながら松は枯れているが、木立越しに眼下が開けている。

 尾根道は自然林に変わり、時々ツボ足の男性は落ちるが、子供たちは元気で雪を楽しんでいる。樹林の間から左手に三十三間山が見え、雪で埋もれ頭だけ出した「風神」の案内板を過ぎるとミニ霧氷、青空の下でサラサラと落ちてくるのが綺麗です。直ぐの稜線で遅めの昼食をとる。南はろくろ山、北東は三十三間山への分岐で、大きな武奈ヶ嶽と続く稜線の端に三重嶽が見える。此処は広い雪原、風がないので気持ちが良い。

 ワカンを付けて出発すると直ぐに、山頂へ続く白い雪のS字カーがくっきり、又ミニ雪庇も可愛い。バックカントリーのボーダーが3人、待っていると滑っていくが一瞬で下へ。山頂付近の灌木は雪に埋もれ、タムシバ蕾が雪から顔を出している。山頂標識が埋もれ解らないので、山本さんがJPSで確認する。記念写真を撮り下山する。 

 眼下に上野集落、右奥に日本海を見ながらの雪原下りは最高に気持ちが良い。稜線分岐に着くと又青空でブナの霧氷が綺麗です。夫婦松に着き休憩する。

 最後の水場手前でワカンを外し、倉見登山口へ戻る。

【樹木観察】

タムシバ

アブラギリ 葉が桐の葉に似ていることから名付けられた。実から取れる油は塗料に使われ、幹に特徴がある。

 

【感想】36期 辻野喜信

初めて登ったのが1993.11.14、CLは野村さん(故人)。最後の水場に「右スキー場」の標識があったが、今は無い。尾根に登り夫婦杉へ。すっかり枯れてしまった。風神さんへのトレースは無かった。地元では「カザカミ」さんと呼び、毎年夏になると当番で御参りをするという。

次は2007.12.15CLは田辺さん、山頂から稜線を北に歩いて、ブナ林の中の雪を楽しんで、能登野に下ったのを覚えている。

今回はそれ以上のたっぷりの雪、しかも雪がきれいだった。主稜線に出ると三重嶽や武奈ヶ嶽方面が美しい。久しぶりに藤のカンジキを着ける。山頂はしっかり雪に埋まっていた。きれいな雪山を十分に楽しませていただきました。

 

 

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【感想】   44期 山本憲彦

今回は西田リーダーがインフルで体調を崩し、私の方にリーダーが回ってきたが、この日のメンバーはベテランさんばかりで、リーダーなど不要なくらいのチームだから、心配なし。岩波家のメンバーも久しぶりに岳くんや美穂ちゃんに会ったけれど、雪山は初めてと言いながらリードする辻野さんの後に迫りながらついて行く。さすが山やさん一家。立派なもんだ。急斜面でこちらがフーフー言っているのに、キャッキャ言いながら登っていく。新雪とはいえ、雪がしめっていたので、ツボ足でも歩けたのがよかった。でも、私と岩波さんだけが深さ50cmくらいはまってしまう。足を抜くのにエネルギーを使ってしまった。尾根筋に出てすぐに昼食。風もなく寒くなく、こんな雪景色を見ながら食事ができるなんて何と幸せなグループなんだろうと思いながらおいしいコーヒーをいただいた。

 一つ私の反省。下りをかっこうよくまっすぐ降りようともくろんで、古いワカンを持って行って装着したが、古い靴に合わせたままであることとひもが劣化して締められない事態になった。せっかく持って行ったワカンは単なるお荷物となったのだった。雪山で雪上歩きのツールは非常に重要だ。(甘く見ずに)ツールは前夜にチェックが必要だ。特に古いツールは。気をつけよう。

 頂上の雪にみんなに踏まれて横になっている、タムシバの花芽があった。タムシバの木は背が高いので、登山者に踏まれるということは雪で倒れたのかな?帰りに川のそばにアブラギリの木が群生していたがあれは、栽培種なので、常神半島からここまで風で種が飛んできて繁殖したか?ここの尾根にはツツジの木が群生している。アカヤシオシロヤシオかわからないが、今度はそれを見に4-5月に来たいものだ。

皆さんお疲れ様でした。全員で同じペースで上り下りができたすばらしいチームでした!

 

【感想】       48期 井上 純子

 京都市内から車を走らせること2時間あまりで白銀の世界へ。そんな魔法をかなえてくれた若狭の名峰、三十三間山。無雪期なら何ということもない低山、しかしながら雪で覆われた稜線は言うまでもなく美しかった。さらに、皆を喜ばせたのは霧氷を枝にまとったブナの姿。まるで雪の華が咲いたような華麗さがあった。幸運なことに風もほとんど吹かない、穏やかな気候の一日。

景色を楽しみながらの雪山観察だった。

 

 

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【感想】   34期   岩波 宏

楽しかった。おしりがとても痛いです。お父さんがずぼずぼ入っていて少し痩せる気になって欲しいです。岳人

山に登って楽しかったです。!最後すべってかえりました。美穂

今回、子供達に雪山を体験させたくて、参加しました。今回天候に恵まれ、子供達によい経験をさせてもらいました。とても良い山行きでした。宏