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京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

京都百名山シリーズNo.15 青葉山

個人山行

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平成29年2月25日(土)

 

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青葉山(693m)は福井県高浜町にある秀峰で若狭富士と称される。二つのピークを持つ双耳峰で東峰が主峰となる。西峰の左肩まで京都府域であることから京都百名山に加わっている。両ピークの間は険しい岩場だがアルミ階段、ロープが設置され無雪期は問題なく縦走することができる。今年は丹後・若狭も大雪に見舞われ市街地の雪はもうないが山には未だ70~80㎝の雪に覆われていた。この季節に登山者は殆ど無く処女雪を踏んで周回縦走した。

 

【メンバー】 山本浩史L(車)、平川暁朗                                                                                  計2名

【行  程】 桂川7:50=篠IC=(京都縦貫道)=舞鶴東IC=9:56高野登山口10:07~10:58金毘羅神社~11:43青葉山12:14~12:57青葉山西峰13:13~14:09今寺林道終点~14:39熊野神社14:46~15:07高野登山口15:14=15:49たかお温泉16:54=舞鶴西IC=(舞鶴若狭・京都縦貫道)=篠IC=18:45桂川

【登山データ】 晴れのち曇り 歩行8.2㎞ 5時間00分 延登高716m 延下降716m 2座登頂

 

船木さんも参加予定だったが腰痛でドタキャンになり平川さんと二人の山行となった。1月の大雪以来丹後・若狭にはよく雪が降った。市街地の雪は無くなっているが山にはまだたっぷり残っているようだ。今日のルートは険しく梯子やロープもある。雪に埋もれていると縦走は難しいかもしれない。そんな危惧を抱きながら、話に夢中になっていると舞鶴若狭道への分岐を見過ごしてしまった。大失態! 次の舞鶴大江ICを出て引き返して20分余りロスをしてしまった。

高浜町高野の集落に達すると空は快晴、青葉山の姿が一望でき期待が高まった。高野登山口は車2台程止められるスペースがあり、登山ポストと案内板が設置されていた。梅の花を咲かせている民家の前を通り、「民家のブロック塀に沿って」という登山道案内に従い山道へと入って行くと倒竹が道を塞ぎ本当に登山道? と思われるような荒れ方だったが、少し進むと登山道は明瞭になってきた。標高が400mに達する頃から積雪が増し樹木の下に隠された雪は深くなった。

平川さんはワカンやスノーシューを持って来ていなかったので、付き合って僕もツボ足で登った。踏まれていない雪は腐れて先頭を行く平川さんはズボズボ沈み大変そうだがずっと先頭を行ってくれた。やがて中山寺からの道と合流し急登斜面を登り、稜線に到り電波塔を右手に見て東屋に達した。東の展望が開け高浜の海岸や久須夜ヶ岳(619m)を望むことができた。少し進んだ広場に金毘羅神社があり登山の無事を祈願した。馬の背の稜線は岩稜からの眺めが良く麓の高野集落が見え登山口に止めた車も確認することができた。山直下は再び急登で岩の迫出した断崖に到り展望が開けた。青葉山(693m)山頂は直ぐ先で此方は葉を落とした木々が邪魔で展望今一だった。青葉神社が鎮座しているが板戸で塞がれ参拝することはできなかった。

雪の上で昼食休憩を取り、いよいよ核心部、西峰への縦走でルートを探ると東峰までの登山道とは比較にならない険しさだが行けるところまで迄行こうと岩稜に乗り出した。雪は安定せず股まで潜り込む処もあり際どい所を進んだ。前面に岩壁が現れ何処を登る? と直下まで行くと階段があり幸い雪に埋もれることなく露出していたので難なく乗越せた反対側は長いロープで下るが此れも雪に埋もれることなくフリーだった。蟻の門渡り、岩壁のヘツリを過ぎ大岩の隙間を潜り直下の急登は雪の中を泳ぐ状態で這い上がった。

無事核心部を通過し西峰(692m)山頂に達した。西権現が鎮座し背後の大岩が山頂で雪は飛んでしまい露出した岩を太いロープを伝って山頂に立った。日本海の景色が最高で広瀬鼻の半島の沖合にはオオミズナギドリの繁殖地として保護されている冠島も見ることができた。丁度今頃南の島から渡って来るが今年は寒いので帰途のかどうか。此の他電波塔の立つ空山や前回行った多禰山、丹後半島の山々、南の方には弥仙山(664m)も確認することができた。

以前来たのは平成23年5月、当時やっていた関西百名山シリーズで来た。其の時は、沢山の花を見た。ここにしか咲かないと云われているオオキンレイカがあるが此れは夏を待たなければならない。京都府レッドデータブックに登録されているとかだが厳密にはこの場所は福井県だ。

下りは2.5万図に描かれている今寺への道を下りたいが登山口の案内板には松尾寺コースを100~150m下った地点で分岐するようになっていたのでそのつもりで西に進んだ。すると真南に下る道らしきものを発見、興味をそそられ下ってみることにした。無理だったら戻るつもりだったが積雪のため道を失い斜面を適当に下って行くと足を取られて歩き難いこと甚だしく、平川さんが谷側にひっくり返ってしまい一人で脱出ができなくなってしまったが大事はなかった。

やがて林道に飛び出した。現在地をGPSで確認しようとするとGPSには今寺コースそのものが描かれず、飛びだした林道もない。2.5万図に記された林道だと思い東に進むとどうもおかしい。林道が登りに転じ訳が分からなくなった。下る道も分岐しているので鹿のトレースを辿り180°折り返した。赤テープがあり谷への下り道かと入ってみるが荒れ方が酷く断念引き返して林道を進んで行くと広くなり案内板があった。現在地は「林道終点」とありここが2.5万図にある今寺林道の終点であることが分かった。するとさっき下り始めたところが正しい登山道だったようだが谷道の危険を回避しこのまま林道を下ることにした。

林道の雪も深くツボ足は続いた。今寺口に達すると登山道の入口があった。これが先程の道に繋がるようだ。今寺集落奥の熊野神社に参拝し登山の無事のお礼をして、車道歩き1.8㎞で高野登山口に戻った。立ち寄り湯は西舞鶴のたかお温泉光の湯、このシリーズで4回目の利用だった。

 

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