京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3683 赤坂山大谷山(高島トレイル)  ハイキング

2017年9月2日(土)

【メンバー】小西幸一郎CL(車)、鹿嶽眞里子、横川陽子、TW、梅村重和(車)、N.E(体験)

会員5名、非会員1名 計6名

 

【行程】57期 TW

9月2日天候(快晴)

6:30ロッジ前集合=8:25マキノ高原駐車場~9:10石庭登山口~(9:20猿集団に遭遇)(10:00 NEさんより梨差し入れ)~10:50山頂と展望ルート分岐(山頂へ)~11:20大谷山山頂〜11:50寒風・昼食/12:40寒風発~13:10粟柄越~13:20赤坂山~13:45鉄塔下・全員で大の字に寝転ぶ~15:00マキノ高原駐車場=さらさの湯で入浴し帰京

 

【記録】56期 小西幸一郎

 ここ数日で朝晩がめっきり涼しくなったこともあり、車での移動中も清々しい山行を予感させたが、その通りとなった。石庭登山口までしばらく舗装道が続くが、真っすぐ規則正しく続くメタセコイア並木道の壮大さに圧倒されながら先に進むとあっという間に石庭の集落までたどり着いた。集落とその周辺を取り囲むように張り巡らされている大変立派な鳥獣対策のフェンスを開扉し、ようやく登山道へ。ここからは梅村さんを先頭に進む。しばらくすると猿の集団に遭遇したが、かなりの群れ数であり、この辺りは彼らには理想的な生息環境なのだろうなと推察する。しかし、先ほどのフェンスは猿たちが田畑を荒らすのを防ぐために設置されたものである。農家の人たちの苦悩も知っているだけに、複雑な気持ちで猿たちを見送った。

大谷山南西稜までの登りは、梅村さんにペースコントロールいただきながら、順調に到着。

 この辺りの稜線歩きは、本当に気持ちが良い。右には常に琵琶湖が、左に日本海が垣間見える。大谷山山頂で昼食と思ったが、台風の影響か風が強く、鹿嶽さんの提案で寒風なら樹木が風を防いでくれるとのことで、場所を変更することとした。登山道を覆い隠す時には背丈ぐらいのススキをかき分けながら寒風へ到着し、各自昼食をとった。

 その後、真っすぐに延びるメタセコイア並木道を確認しながら赤坂山までの稜線歩きを楽しみ、赤坂山山頂へ到着。高圧線鉄塔が錯覚で動く様が見れたり、みんなで芝の上寝っ転がったりで、下山時も和気あいあいでマキノ高原へと下山した。下山後は、マキノ高原温泉さらさで入浴し帰京。

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【感想】57期 TW

 大谷山から赤坂山の稜線歩きを楽しみにしていたところ、終日とてもきれいな青空。大谷山付近では、左右に琵琶湖と若狭湾がはっきりと見え、中央分水嶺の上に立っているのだなぁと、感慨ひとしおでした。大谷山からの行程はススキが大量に茂っており、歩きにくさを感じましたが、風が吹くと一面、ススキの葉がさざ波のようにうねって見えて、これもまた素晴らしかったです。季節を変えて、また行きたいと思いました。

小西リーダー、みなさま、楽しい山行をどうもありがとうございました。中村さん、美味しい梨をごちそうさまでした。

 

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5【感想】59期 梅村重和

 

 今週に入り空気はぐっと秋めいてきた。今日は絶好のハイキング日和。比良は何度も行っているが、赤坂山のエリアは初めてのところ。知らないエリアに行くときのワクワク感っていいな。マキノ高原の駐車場にクルマを置いて登山口までメタセコイヤの道を行く。シーズン前の朝ということなのか、人もクルマも少なくってなかなかいい。イノシシ&鹿の防護柵を抜け山道に入る。比良とは、また違った雰囲気である。小一時間ばかり行ったところで猿の群れと遭遇。子猿も含めてざっと15頭ばかりの群れ。野生動物を育む豊かな森であることを実感する。稜線に出れば大谷山から赤坂山へは右に琵琶湖、左は山並みの向こうに日本海(ちと、靄っていてよく解らなかったが)を望むことが出来る。稜線は快適なハイキングが楽しめるススキ野原である。ススキがサワサワと風になびく。標高は1000mにも満たないが、ススキ野原を渡る乾いた風が、心地よさを通り越して寒いくらいだ。綺麗なブナの森を抜け送電線の鉄塔の下の芝生でみんなして寝っ転がる。鉄塔の上空を強い西風にあおられた雲が流れ、何とも爽快な気分!今回も充実した山行だった。

 

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