京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3708 スノーシュー高島トレイルの武奈ヶ嶽

2018年1月13日(土)

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写真:武奈ヶ嶽山頂にて

 

【メンバー】L秋房伸一、小泉賀奈子、高橋秀治、NF、鹿嶽眞理子、TW、小前竜吾 会員7名(申請者含む)

 

【行程】

13日(土):JR山科駅近くのコンビニ7:05=(湖西道路)=今津町角川(デポ)8:55~11:16赤岩山(740.1m)~11:27高島トレイル合流~12:06武奈ヶ嶽12:36~13:08往路合流地点~13:50△620m~高島トレイル離脱地点14:48~15:27角川(デポ地)=京都

 

【記録】52期 秋房伸一

 当初、京都北山でスノーシュー例会を企画していたが、諸般の事情で目的地を変更した。

 天気予報では大雪警報が滋賀県湖北地方に出ていたが、風もなく視界も抜群。予想よりも積雪量が少なくスノーシューを装着したのは地形図上で標高340mあたりの尾根。雪が締まっていて、春山のようであった。

 丹波高地の山々、琵琶湖、若狭湾と素晴らしい展望の中、武奈ヶ嶽のピークに到着。

帰路は途中から小雪が舞い、高島トレイルを外して角川の集落に下る道は、風水害でか寸断されており渡渉を繰り返したが、無事15時半にはデポ地に着いた。

 メンバーにも恵まれ、楽しいスノーシュー例会ができて、ありがたいことである。

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写真:GPS軌跡

 

【感想】 52 期 小泉賀奈子

 年末の大掃除で久しぶりに手にしたスノーシュー。前回使ったのは…比良全山縦走の時!あまりに放っておきすぎたのを反省し、武奈ヶ嶽例会への参加を決めました。前日夜から当日朝にかけて出ていた「湖北 大雪警報」にドキドキしながら集合場所へ。しかし、心配は杞憂に終わり、昼から粉雪が舞う程度だったので、ほっとしました。稜線に出たあたりから、お待ちかねのスノーシュー。ふわふわの雪がたまらなく気持ちが良かったです。久しぶりに活躍してくれたマイスノーシューも、嬉しそうでした。

武奈ヶ嶽山頂からは若狭湾も琵琶湖も見え、贅沢な気分。眺望がとても良かったので急きょ撮影会がスタート。脚長効果を狙えるポーズを、Wさんが実践。なるほど、本当に足が長く見えました。交代しながら何枚写真を撮ったのでしょうか。うちの会は本当に仲がいいなあと思います。

下山ルートは斜度のきついところを後ろ向きで下るところがあったり、沢の徒渉があったりして、アドベンチャー要素が満載でした。角川の駐車場にぴったり出てきた時は、鳥肌ものでしたね。秋房リーダーの正確な読みに感動。いつも頼りにしております。秋房さん、ご一緒していただいた皆さん、ありがとうございました。

 

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写真:スノーシュー

 

【感想】57期 TW

今年初の山行がこの武奈ヶ嶽スノーシューとなり、とても好いスタートを切らせていただけたと思っています。天気良し、景色良し、道好しで、とても楽しい山行でした。頂上から見る景色は特に素晴らしく、小浜の海と光る琵琶湖、ソフトクリームみたいな形の伊吹山、風も弱くて最高でした。

今回初めてトップを歩かせていただいた事で、分かった事もたくさんありました。雪山はどこへでも足を運んでいけそうに見えるので、先頭を歩いていると楽しくて、行きたい方向へどんどん進みたくなること、でも雪庇や尾根筋などを注意して見ないといけないので、浮かれてばかりじゃいけない、という事。

それに歩く速度。普段私は歩くのが遅いので、いつものペースで歩けばちょうど良い遅さになるかな?…と思っていたのですが、速かったようです。足跡のない白色が一面に広がる景色がきれいで、知らないうちに興奮したからかもしれません。楽しくても冷静に。いろいろと学ばせていただきました。秋房リーダー、この度も色々とお教えいただきありがとうございました。クライムダウンの方法、しっかり身につけたいと思います。

ご一緒していただいた皆さん、ありがとうございました。

 

【感想】例会見学 小前竜吾

1年前に初めて積雪の山行(蓬莱山)にトライし、中間点に至らずUターンした苦い思い出があります。肩を落として下山し始めて間もなく3人のパーティーにお会いし、アイゼン装着は当然のこと、ザックにワカンを携行しておられました。腰高まである積雪にソロのツボ足では歯が立たない事を実感したものです。

それ以降素人ながらいろいろ調べ、ワカンのほかにさらに浮力があるスノーシューなる優れたツールがあることを知りました。昨年11月の集会を見学させていただき、スノーシューハイクのことが話題になり、連れて行ってくださる方々が間違いなく居られることを実感し、ひとまずワカンよりスノーシューから始めてみようと思いました。

 このたびの山行で、秋房Lにはスノーシューの取り扱いの基本を教えていただき、本当に感謝いたします。登りでは、雪面に対し親指を蹴り入れること、下りで急斜面の場合は、後ろ向きになり、登り同様に蹴り入れながら後退するなど、大変勉強になりました。

板を踏んで前につんのめったり、狭い林間では板を木にぶつけたりと、まだまだ経験が足りませんが、今後山行を重ね上達したいと思います。またワカンも経験し、お互いの長短所を体感したいと思っております。

 武奈ヶ嶽ピークでは、若狭湾、琵琶湖、伊吹山武奈ヶ岳と360度のパノラマビューを堪能できました。無雪期の武奈ヶ嶽は違う景色を提供してくれるはず 、また訪れたいと強く感じる山行となりました。秋房L、ご一緒いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

【感想】54期 NF

今年はじめてのスノーシュー、どころか、昨年も行けなかったため、2年ぶりとなりました。しかも、いつも親しくさせていただいている大好きなメンバーとの久しぶりの山行で、とても楽しみにしていました。

いつぞやの体力はどこへやら、すっかり非力になったため、ついていけるか不安でしたが、雪の感触や、琵琶湖と日本海が一望できる絶景、何よりもみなさまの笑顔に引っ張られて、のびのびと歩くことができました。

Wさんや小前さんの、「初めての経験」に触れられて、わたしも初心に返る気持ちでした。山は楽しい。みなさまと行くとなお楽しい。それが原点そのものです。

秋房リーダー、みなさま、ほんとにありがとうございました。またご一緒してください。

 

【感想】53期 高橋秀治

水が緩むと沢例会が始まり、奥山に雪がつくとスノーシュー例会が始まります。そんな非日常的な世界を入会以来今年も無事味わえ幸せいっぱいです。

昨年は大雪警報の中を一度ならず2度も突っ込み惨憺たる結果となりました。

今回も日本海側は大雪警報が出ていて不安でしたが、武奈ヶ嶽からは素晴らしい展望に感激し、今回も秋房リーダーが企画して頂いたお陰で冬の景気が堪能できた有意義な山行きでした。

皆ありがとうございました。

 

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写真:丹波高地の山々をバックに

 

【感想】54期 鹿嶽眞理子

連日の北日本豪雪報道に、武奈ヶ嶽も深雪ではと心配しながら出発しましたが、意外に雪が少なく安堵しました。最初はツボ足で出発し、深くなってきたところでスノーシューを履いて歩きましたが、せいぜい30センチほど沈むくらいでラッセルとはならず、冬山にしてはずいぶん楽な登りとなりました。

残念ながら晴は朝のみでだんだん曇っていき、午後には雪もちらつきましたが、視界は良好で素晴らしい景色を見ることができ感激でした。時間に余裕があったので、みんなで撮影大会も。細見え足長ポーズも試み面白かったです。

下山はスノーシューでの細尾根の激下りがちょっと怖かったですが、後ろ向きに降りる方法を習得できました。最後は渡渉が何度かあり、アドベンチャーで楽しい一日でした。ご一緒の皆様ありがとうございました。