京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3797  多紀連山・ボッカ

2019年5月25日 (土)

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【メンバー】
CL.TW、岩波 宏、梅村重和、平川暁朗      計4名

 

【記録と行程】
8:35多紀連山駐車場~9:20白髭岳(P472)~9:35鳥居堂跡~9:50クリンソウ群生地10:00~10:15大岳寺跡~10:50三嶽11:05~12:00大タワ駐車場(昼休憩)12:40~13:55小金ヶ嶽(ボッカ解除)14:10~14:50福泉寺跡~16:00多紀連山登山者駐車場=京都

・沿面距離9.9km
・駐車場・東屋・トイレ等整っていました。
・小金ヶ嶽付近には岩場と鎖場がありますが、危なすぎなくユルすぎない感じでした。ボッカをして岩場歩きを練習するにはうってつけの場所だと思いました。
クリンソウの群生地があり、時期が合えばお花見例会にも良いかもしれません。


【ボッカウェイト】
岩波 宏15kg、梅村重和20kg、平川暁朗27kg、TW20kg、

【感 想】59期 梅村重和
多紀アルプス?!どこやねん、それ!初めて聞く名である。多紀アルプスって和歌山県っぽい名前やなぁ??ググってみると丹波篠山ってかっ?ちなみに、多紀アルプスと言われる多紀連山は修験道のお山であり、平安時代末期から中世にかけて修験道行場として栄えたが、1482年(文明14年)に大峰山(大和修験道)の僧兵の来襲により、寺院はことごとく焼失したとのこと『ウィキペディアWikipedia)より』。
丹波篠山って当方にとっては全く未知のエリアであり、丹波篠山にアルプスってかっ?!と言うことで参加させて頂くこととなった。今回のメンバーを見るとW隊長以下、当会のツワモノ?!ぞろい。Team K は若干1名、私だけ。“ボッカトレだしぃ~~暑い中、バテたらヤバいなぁ~~”。登山口でズル無しの計量。やはり20Kgである。リフト券にもシニア割引があるように、ボッカ重量にもTeam K割引が適応されるかと密かに期待するも、隊長も女性ながら20Kg。もはや後には引けない。【老若男女の別なく自然の試練は平等に与えられるのよ】と隊長の背中が私に語り掛けている。う~~ん、参った!。 
出撃に当たって隊長から隊員に熱中症対策の飴が支給される。ここにも隊長の細やかな心遣いが見られるのであった。
山道は急登から始まり稜線に出る。綺麗な自然林の木陰を行く縦走路は、暑いながらもとても爽やか。クリンソウの咲く湿地を回り込み三嶽を経て大たわ広場で大休止。ここで隊長のザックから心づくしの西瓜が出てくる。おぉぉ~~~(^^♪ 感動した~~~~!!小金ヶ嶽が近づくにつれ次々と岩場が現れ、ルートは修験道の様相を帯びてくる。真新しい鎖が設置された岩場をいくつか越えると小金ヶ嶽の山頂に到達。ここで隊長からボッカトレ終了宣言となった。なんとかヘバることなく、今回のボッカトレはmission clear。20Kgの重しとして入れておいたザックの中のペットボトルの水で、じゃぶじゃぶと顔を洗う。爽快そのもの。
“う~~ん、Mandom、、、、、、”
私のペースにお付き合い頂いたW隊長はじめ隊員の皆さんに感謝、感謝、のボッカトレでした。

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【感想】59期 平川暁朗
 私の住む亀岡市からは割と近く、車で1時間ほどでたどり着ける多紀連山だが、訪れるのは今回で二度目だった。駐車場も広いしトレイルもよく整備されていて歩きやすいし、良いコースなのだが、いまいち知られていないかもしれない。今回のように周回ならよいのだが縦走するとなるとやや不便というのもあるだろう。
特に注目していなかったがクリンソウの群生地であるらしく、時期的にも頃合いで、よいものを観られた。鎖場は軽身なら大したことがないが、25キロも背負うと中々パンチがあった。これでこそ歩荷トレだ。
昼食タイムものんびりと、荷物か軽ければ最高のピクニックだ。フォレストアドベンチャーは横を通過しただけだったが、かなり面白そうだった。
小金ヶ嶽山頂でW.CLが歩荷の水捨てちゃっていいですよ。と梅村さんに声かけされたので、では私もと言ったら。え?捨てるんですか?と言われた。チームKの優遇措置を得るには20年早いということだろう。
足腰というよりは肩の皮膚が鍛えられた気がする。
残念ながら時間がかかり過ぎて温泉に入る時間を逸したので、いずれそちらはリベンジしたい。

【感想】57期 TW
一回ボッカをした程度で体力はつかない、と聞きますが、暑さに耐え重い荷を背負って山へ登ったという経験は、精神的な支えの一つになるのではと思っています。そんな訳で、夏の山・夏の沢に向けてボッカ例会を企画しました。
多紀連山は初めてでしたが、興味深い歴史と緑の豊かな良い山でした。整備された自然林の登山道もあれば、岩場・鎖場もありで、終始飽きることなく歩く事ができました。また当日は季節外れの記録的真夏日でしたが、殆どが木陰の中を歩いて行くコースだったため、心配していた熱中症にもならず助かりました。バテないよう良いペースでトップを歩いてくださった梅村さん、多紀連山を教えてくださった平川さんに感謝です。大学ワンゲルの時から、いつか自分でもやってみたいと憧れていた「スイカボッカ」も踏襲でき、満足の一日でした。 
ご一緒いただきました皆さま、楽しい一日をどうもありがとうございました。
梅村さん、令和第一号の正会員おめでとうございます!

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