京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉京都百名山シリーズNo.83~86 小塩山・ポンポン山・釈迦岳・天王山

 


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令和元年10月14日(月)

 京都西山の京都百名山4座を縦走した。小塩山(642m)は、山頂に淳和天皇陵のある電波塔の山、ポンポン山(679m)は西山最高峰で歩けばポンポン音がしたと云うのは昔のことで今は切り開かれ展望の山になっている。釈迦岳(631m)はポンポン山に隠れた地味な山、天王山(270m)は云わずと知れた山崎合戦で秀吉が勝利を導いた山で山崎城址となっている。

 【メンバー】 山本浩史L、HS(会員外) 

【山  域】 京都市西京区長岡京市大山崎町大阪府高槻市島本町

【行  程】 向日町7:00=(阪急バス)=7:25南春日7:32~8:54小塩山8:57~9:39大坂峠北~10:05森の案内所~10:59リョウブの丘~11:15ポンポン山11:54~12:14釈迦岳~12:32展望台~13:14大沢分岐~14:13柳谷観音P~14:45小倉神社分岐~15:07天王山~15:35栄照寺~15:55西山天王山16:04-(阪急)―16:13洛西口

【登山データ】 曇り一時雨 歩行22.3㎞ 8時間23分 延登高1,484m 延下降1,557m 4座登頂

 

向日町駅から阪急バスに乗り終点の南春日で降りた。雨の予報で野球少年が上里で下車すると乗客は我々二人だけとなった。大原野の里を歩き大原野神社の鳥居に達したが今日は長丁場で参拝はせず京都縦貫道の高架を潜り登山道へと入って行った。山頂の電波塔群への作業道のヘアピンカーブの先端を掠めるが作業道に出ることはなく登山道を進んだ。洗掘道の底の岩が現れ、雨上がりで滑り易い。く作業道に2度接し最後は作業道を横断し山頂域に到った。小塩山(642m)は電波塔の林でその間を抜け最奥部の淳和天皇陵に達した。参拝し裏側に回ると山頂標識があり南方向に一部展望があった。最高所は御陵の頂で畏れ多いので標識のある処までにしておいた。

来た道を戻り作業道を歩くと京都市内の展望が広がった。ヘアピンカーブをひと曲がりした処で南尾根への入口を探したが明確な道は無く先まで偵察に行ったがやはり急斜面に突っ込むしかないようだ。地形図に登山道がないので仕方がないが突っ込んで行くと何となく踏み跡が認められた。登り返してP604に到る。南南西の尾根を下る心算だったが踏み跡を辿ると南へと下り続けることになった。逢坂峠の北側で府道733号線に下り立った。出灰川に沿って大原野森林公園まで下る筈が東海自然歩道、「ポンポン山→」の標識に惑わされ遡ってしまった。300m程歩いて気付き引き返した。

大原野森林公園の森の案内所に到りトイレ休憩、雨の予報の中、別のパーティに出合った。出灰川に沿って進み出灰への分岐を見送り西尾根へと入って行った。稜線に上がりつつじの丘の表示に従って縦走路から少し入るとベンチが設置されていたが、特段何もなく通過した。ほんの小雨が時々降る程度で歩いて来れたがザっと振り出し慌てて雨具を着たがすぐに止んでしまった。この後も殆ど問題になる雨はなかった。以前何度か来た福寿草保護地は季節外れでひっそりとしていた。P594は何もなく、小広い広場のリョウブの丘には誰も居ず出灰からの登山道と合流した。出灰道は崩壊で通行止めとなっていた。

ポンポン山(679m)山頂に到ると2組の登山者が休憩していた。山頂には2等三角点「加茂勢山」があり嘗ての山名が三角点名に残っているのが興味深い。山頂で足踏みすると「ポンポン」と音がしたことからつけられた通称が今や本名となってしまったが、今では“ポン”とも云わない。南西尾根は本山寺に到る東海自然歩道の道で直ぐに折り返すように分岐し今日3座目の京都百名山、釈迦岳に向かった。稜線から見える景色は倒木が酷く、昨年の台風21号で薙ぎ倒されたようだ。しかし登山道は切り開かれ全く支障はない。

釈迦岳(631m)はベンチも設置された狭い山頂だが展望は得られない。山頂標識を撮っただけで先に進んだ。6年前に歩いた奥海印寺への道を辿ったが、ぼーっと歩いていた為南尾根に入ってしまった。どうもおかしいと思いながらも明確な踏み跡がありそのまま尾根の先端まで行って水無瀬川に下りた。林道を遡り約3倍余りの距離を歩いて正しい道に戻った。分岐点に“西山古道”の表示のある道を柳谷観音へと辿って行った。

ベニーCCのコースの横を歩き上空を真直ぐに越える送電線を見送ると林道との交差があり、よく確かめもせず林道方向に行ってしまった。ジグザグに下る真新しい林道に違和感を感じまた引き返すことになってしまった。元に戻ると西山古道は単純に交差しているだけだった。全く今日は注意力が散漫でどうしようもない。軈て奥海印寺への道と分かれ一旦谷に下り洗掘された谷を登り返した。峠のような部分を越えると柳谷観音で参拝はせず駐車場を通って府道79号線に飛び出した。少し歩いて弥勒谷十三佛の石仏群を見て脇道を通り天王山登山道へと入って行った。

嘗て歩いた谷道が合流する地点を探しながら来たが結局分からず仕舞いで小倉神社への下山路が分岐する地点に到った。小広く指導標が完備し暫し休憩して天王山を目指した。以前登った小倉山、十方山はパスした。帰りの円明寺へ下山路を確認し搦手から天王山(270m)山頂に到った。南の方が僅かに開け八幡・枚方の街並みが望めた。リズミカルなキツツキの音が聞こえ探してみるとコゲラがドラミングしていた。天王山山頂域は山崎城主郭跡で一段上がって天守台、二ノ丸に当たる土塁には井戸の跡も残っていた。秀吉が築いた山崎城が最後の城だが南北朝時代に築かれたのが最初らしい。

誰も居ない山頂で暫し休憩し円明寺への道を下り始めた。竹藪の暗い道で稜線までモノレールの軌道が達していた。筍のシーズンには活躍しているのだろうか。山頂から15分程で人里に達し登山道の入口には栄照寺という小さなお寺があった。円明寺の住宅地の中を歩き阪急西山天王山駅で長い山行を終えた。

 

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写真1: 小塩山山頂の淳和天皇

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写真2: ポンポン山(679m)山頂の2等三角点「加茂勢山」

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写真3: 天王山(270m)山頂