京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3869 瑞牆山・金峰山ピークハント

2020年9月21日(月)~22日(火)

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瑞牆山山頂にて

【場所】山梨県北杜市 瑞牆山(2230m)、金峰山(2599m)

【メンバー】CL丸山 弘、HT、MK、NH、FY、HI 計6名

【行程】20日(日)20:00 京阪山科駅前集合・出発〜23:30 諏訪SA仮眠

21日(月)曇りのち晴れ 微風

5:30 瑞牆山荘前駐車場着〜5:50 登山口発〜6:30 富士見平着テント設営〜7:25 富士見平出発〜8:35 大日岩〜10:40 金峰山山頂着〜11:30 山頂出発〜13:45 富士見平テント場帰着(泊)

22日(火)快晴 無風

4:00 起床 朝食 テント撤収〜5:50 出発〜6:50 大やすり岩基部〜7:15 瑞牆山山頂着〜9:00 富士見平着〜9:30 富士見平発〜10:10 瑞牆山荘前駐車場着〜ラジウム温泉「増冨の湯」入浴〜19:30 山科解散

 

【CL所感】 

42期 丸山 弘

コロナ禍で中断していた例会の本格再開ということで、テント1泊で百名山を2座登頂できる超人気コースを企画しました。 

好天の4連休後半とあって、予想通り、たくさんの登山者で賑わっていましたが、今回の核心「駐車場とテントスペースの確保」も早めの時間帯が功を奏して無事クリアできました。

1日目の金峰山は大日岩からの稜線歩きが、寝不足と初日の疲れもあって意外に時間がかかりました。楽しみにしていた富士山も東側の雲が多く翌日にお預けに。

2日目は快晴。体力も回復して予想より30分ほど早く着いた瑞牆山は360度の展望で、富士山・南アルプス八ヶ岳の峰々を堪能できました。

今回は感染予防のため、個食・個テントの方式でしたが、テントやツエルトの個人装備品評会と、6人掛けテーブル2つで自慢の山食を持ち寄っての夕食は、いつもながらの例会風景が戻ってきたようでした。

油断は禁物ですが、だんだん日常の山がもどってきてほしいものです。

メンバーのみなさんには、トレーニング不足のリーダーを支えていただきありがとうございました。またいい山へご一緒しましょう。

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金峰山五丈岩

【メンバー感想】

58期 FY

秩父の山域は初めてで、百名山に2つも登れると言う事で参加させていただきました。

1日目の金峰山は尾根に出てからが長く下りも含め少し苦労しました。疲れが残るかなと思いましたが、体調もよく元気いっぱいで翌日の瑞牆山を楽しむことができました。天気もよく山頂付近からは素晴らしい景色を堪能できました。

久しぶりの本格登山でしたが、山の魅力、仲間と登る楽しみを再発見できた気がします。丸山さん、皆さんありがとうございました! 

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53期 HT

山行準備のためにGPSに電池を入れると、2020年2月と表示された。

2月から7ケ月間、一度も山道具を触ってないし、行ってないことになる。

いきなりで、皆さんについて行けるかしら?と少し不安は過ったが、事前のネットでの下調べ等では行動時間が少ないけれど、奇岩等のバリエーションが楽しめる山とのことで、少し油断していたところがあった。

初日の金峰(キンプ・キンポウ)山は、コースタイムは少し長いけれど、難易度的には大丈夫だろうと思っていた。ところが結構急登で、自分には岩々した、しんどい山だった。

また、お天気はさほど悪くはなかったが、残念ながら富士山は望めなかった。

下山後早めの夕食を食べて、17時にはテントに入った。今回はソロテントなので、前日の睡眠不足とで一瞬で眠ってしまった。

二日目の瑞牆(ミズガキ)山は渡渉の為に一度下り、そこから登り返しがあり、頂上付近は結構きついというネットの情報だった。実際歩いてみると、確かに登り返しは嫌ではあったけれど、途中で富士山が木々の切れ間から見え、またお天気も良かったので、思っていたほどの辛さはなかった。また、最後の頂上付近の急登に身構えていたのだが、気が抜けるくらい短時間で頂上についたので嬉しい誤算だった。頂上はパノラマビューで、勿論富士山も見え、最高の眺望だったと思う。

二日間皆さま、お世話になりました。お陰様で7ケ月の空白を、楽しい山行で埋めることができました。ありがとうございました。

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大やすり岩基部からの富士

54期 NF

富士山には登ったことはないけれど、富士山を望む山は、何度登っても憧れに似た感情を持ち続けている。

富士見台と名の付いたテント場がある百名山。なんと素敵な響き…ということで迷いなく参加させていただいた。

初日は、あいにくのガスで富士山の頭が一瞬かすかに見えた程度。

焦がれるほど翌日の晴れを願い、朝を迎えた。午前3時頃起きると満点の星。これは期待できると胸が高鳴る。

富士見台からも山頂までの道中からも美しく富士山が見え、心ときめかせながら山頂にたどり着いた。

富士山、南アルプス八ヶ岳と、そこには絶景が広がっていた。

風もなく、穏やかな気候で至福の一時だった。

コロナでなかなかみなさんと会う機会が少なかったが、久しぶりの6人というにぎやかな山行で、大変楽しい時間を過ごさせていただいた。丸山リーダー、みなさま、ありがとうございました。

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瑞牆山山頂から岩峰群

62期 HI

誰かのブログで見て、行ってみたい!と思っていた瑞牆山

とても楽しみではあったものの、私は、山岳会に入っているというのが恥ずかしいレベルのへなちょこハイカー(ハイカーというのも少し恥ずかしいレベルですが…)。

登山は好きだけど、登りが苦手なのです。

健脚な先輩方の中で着いていけるのか不安だし、テントを担いで登るのも少し不安でしたが、体力の★印がひとつということもあり、とりあえずテント場まで1時間弱頑張って、後は、荷物を軽くできるので勇気を出して、申し込んでみました。

登山開始後、まもなく、皆さんからだいぶ遅れを取りながらも、何とか、テント場のある富士見平へ到着。

そこから荷物を軽くしたのに、やっぱり、先輩方には着いて行けず、初日は、ただただ金峰山の山頂を目指して足を進めるだけになりました。覚えているのは、しんどいということと(汗)、「苔むした原生林がきれいだな」と思ったのと、山頂に着いた達成感。

そして、二日目の瑞牆山瑞牆山も、やはり、すぐに私が遅れていました。

夜、あまり眠れなかったのと、前日での疲れで、何とか歩きながらも「いつリタイアしようか・・・」と挫けそうになりながら歩いていましたが、途中の休憩で山頂まで半分かもう少しくらいのところまで来ていると聞いて、何とか最後まで頑張れました。

瑞牆山の山頂からの景色もとてもきれいで、諦めないでよかったと思いました。

私にとっては、まったく余裕のない山行でしたが、金峰山瑞牆山も、最後まで行くことができて、本当によかったです。

今後は、もう少し、周りの景色を楽しんだりする余裕ができるようレベルアップできたら、と思います。

今回、色々気にかけてくださった丸山さん、荷物を持ってくださったKさん、2日とも遅れている私にずっとついて優しく声をかけて励ましてくれたFさん、楽しい時間を過ごしてくださったTさん、Yさん、ありがとうございました。