京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3902 スノーシュー 土蔵岳(蕎麦粒山遠望)

2021年2月11日(祝)

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蕎麦粒山をバックに

【メンバー】CL秋房伸一、AT 、NF、鹿嶽真理子、会員4名

【行程】11日(木)晴:三条京阪7:00=(北陸道木之本IC)=八草トンネル(デポ)9:25〜9:37 林道を外して山腹にとりつく〜10:09尾根〜10:24 P816〜12:12 P780〜(ピストン)〜13:30 P816〜14:20デポ地=京都

 

【記録と感想】52期 秋房伸一

積雪量の多い山域ということで、近江美濃国境の土蔵岳を目指した。

北陸道を木之本ICへ。木之本市街には雪はまったく無かったが、国道303号線をしばらく走ると、残雪がどんどん増えた。

八草トンネル付近は、除雪してなければとても歩けない位の雪で、デポ地ですぐにスノーシューを装着。しばらく八草峠旧道を進み、尾根に取り付いた。けっこうな傾斜で緊張感を要したが、スノーシューを蹴り込み、ステップを作って登った。先頭はATさん。

尾根に登ると傾斜は緩やかで、平和なスノーシュー歩きとなった。積雪量は多いが、気温が高くて重たい雪が締まっていて春山の雰囲気。フカフカ雪のラッセルは望めなかった。

左手後方には雪を冠った横山岳が望め、816mピーク付近では凛と美しいピラミダルな山容が目に止まった。山座同定したところ、奥美濃の蕎麦粒山(そむぎやま1297m)。

780mピークで昼になり、このペースでは土蔵岳は諦め、937mピークまで登って周回ルートをとろうかとも考えたが、もうここで引き返そうということになった。蕎麦粒山の美しい姿も見られたことだし、腹いっぱいだということで。

時間も十分あるし、ATさん持参のドローンで雪山風景を撮影してもらっていたところ、ドローンは937mピーク方向に飛んだまま、ロストしてしまった。

なんとか帰着しないものかと固唾を呑んで見守ったが、バッテリー切れの時間であるし、帰還は無理だとオーナーのATさんが判断され、ドローンの遭難を心苦しく思いながら下山することにした。

帰路は、あっという間であったが、最初の急斜面取り付きは避けて、地形図をみて斜度の緩いと思われるデポ地への直行方向ルートをとった。旧道に降りるところで擁壁の急傾斜のため若干苦労していた会員にATさんが、沢登りのショルダーのように肩を貸して、無事、皆下山することができた。沢登りは雪山でも役立つ。

早々に下山したので、まだ明るいうちに自宅に帰着した。

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蕎麦粒山遠望

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※山行ログ

【感想】51期 AT

今まで厳冬期の北アルプス南アルプスの強烈な風と寒さでも果敢に飛んで素晴らしい映像を残してくれたドローンだったが、快晴無風ポカポカ陽気の中、P937という名もなき山の向こうに消えてしまった。

ドローンよ今までありがとう。

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遭難してしまったドローン



No.3892 スノーシュー 三十三間山

2021年1月16日(土)

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三十三間山ピークにて

【メンバー】CL秋房伸一、AT、高橋秀治、鹿嶽真理子、小前竜吾、ON(見学)会員5名 見学1名 合計6名

【行程】16日(土)曇りのち雨:ロッジ前7:00=道の駅「若狭熊川宿」(デポ)8:45〜9:58 林道を外して山腹にとりつく〜スノーシュー装着10:40〜ろくろ山(662.3m)11:48〜12:45三十三間山(842m)12:56〜ろくろ山13:28〜林道14:35〜15:45デポ地=京都

 

【記録と感想】52期 秋房伸一

今年は去年と違って積雪の知らせは12月からみられたが、いったん雪が降った後、気温が高くなった。

当日も、この季節としては暖かく、天気予報では雨。デポ地から山を眺めると木々に雪はまったく着いてなくて青黒いが、林道には雪。ツボ足で進み、林道を外してしばらく急登後、スノーシューを装着した。

尾根を上がるにつれ、積雪は深まり、途中の道標は頭まですっぽり雪に埋もれていた。ろくろ山山頂付近で風のため雪が飛んで地肌が一部見えていたのを除いて、全般的に積雪は十分。気温上昇のためか春山のように締まった雪で、ラッセルはなかったものの、雪面がドカンと広がる期待どおりのルートであった。

天候が悪化してガスに覆われて雨風の中、山頂に到着。記念撮影をして早々に下山にかかった。

林道に降りたところでスノーシューを外したが、ツボ足での林道歩きは結構沈み、舗装路までスノーシューでよかったと思った。

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ルートのログ

【感想】61期 小前竜吾

道の駅若狭熊川宿からスタートし、風情ある宿場街道を気持ちよく歩きます。今回はこの鯖街道の宿場町として栄えた熊川に車を駐車して、ろくろ山経由で三十三間山にスノーシューハイクです。目論見通り、スノーシューハイクは実現しましたが、気温が温かいせいで雪は降らず雨となりました。

尾根に上がったところでスノーシューに履き替え、ブナ林をかきわけながら進みます。雪原は広々としており、晴れたら最高の景色だろうな~と思いながらの山行となりました。 天気予報通り終始雨となり、ソフトシェルでは雨具の役目にならず、ずぶ濡れ状態となりました。 嵩張る冬靴にスノーシューを履いていると、山行の途中から雨具を装着する気になれず、頭からつま先までずぶ濡れに。雨具を着ると暑いこともあるのですが、スタートから装着すべきだったと反省しました。

ほぼ修行のような山行になりましたが、それでも三十三間山ピークに到着すると嬉しいものですね。皆さんと記念撮影を笑顔で撮りました。じっとしていると寒さでブルブル震えてきます。雪山山行にはつきものの短時間の食事で、予想通りカップ麺はいただけず残念でした。よって、スポーツゼリーとカロリーメイトでしのぎました。

下山の中間点あたりから、靴の中で水がスイングしていることに気づき、気持ち悪いものでした。下山後にメンバーに聞くと、大なり小なり浸水しており、靴のせいではないな!と少々安堵しました。想像ですが、私のパンツは丈が短く靴にインしています。雨水がパンツを伝って靴に進入したものと思います。今後は丈の長いパンツを靴の外に出して履こうと思います。今回は天候には恵まれませんでしたが、スノーシューハイクは堪能できました。企画していただいた秋房CL、同行いただいた皆様に感謝いたします。

 

【感想】53期 高橋秀治

昨年スノーシューハイクにあまり行けなかったので、今年の足慣らしにと思い参加表明しました。

この時期は年末の寒波で雪がたっぷりあるだろうと思っておりましたが、駐車場からの眺めた湖北の山並みには雪がありません。

林道を進むと何とか雪が現れましたが、ツボ足で進み取り付きやすい尾根の急登を這い上がり稜線手前で何とかスノーシューを履く事が出来ました。

天候は昼から雨予報でしたが、稜線では雪が降ってくれるかとの微かな望みを持って臨みましたが昼前から雨が降ってきました。さらにガスも沸き上がり景色もなく雨の中のスノーシューハイクで全身びしょ濡れになりながら、何とか三十三間山のピークも踏めました。

しかし、久しぶりにATさんと歩けた充実した山行きでした。

企画頂いた秋房リーダーをはじめ、ご一緒頂いた皆様ありがとうございました。

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三十三間山を目指す

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雪面が広がる



No.3889 読図例会 音羽山から醍醐寺へ

2020年12月12日(土) 

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音羽山山頂にて

【メンバー】CL小泉賀奈子、梅村重和、岸田侑子、山田俊男、他1名  会員4名、非会員1名 計5名 

【行 程】晴れのち曇り 8:30京阪大谷駅 9:00~10:58音羽山11:10~11:55牛尾観音(昼食)12:34~13:42高塚山~14:42醍醐寺~14:55地下鉄醍醐駅

 

【記録・感想】52期 小泉 賀奈子

山田さんからリクエストがあり、これまでに読図例会を行ってきた中からこのコースを再訪することにした。中でも音羽山は歩きやすく、歩測や山座同定などの地図読みの基本に触れられて学びが多い。師走の寒空を覚悟していたが、お天気に恵まれ思いの外暖かいハイキング日和となった。

京阪大谷駅すぐの公園で読図用の地図を渡し、磁北線を引いてもらった。コース上に出てくる主要な地図記号をおさらいし、歩き始める。1号線に架かる逢坂山歩道橋で歩測をし、約25mの長さを何歩で歩いているか各々計測。歩測は道迷いの時などに役に立つ。後に出てくる534mのピークからの下りで歩測の効果を確かめてもらった。

今回も、先頭を交代しながら読図地図に記された地点を目指して進んでもらった。山田さんは、そこへ辿り着くまでの道のりの特徴や傾斜、尾根や谷を予測されるのが的確だった。読図の師匠がおられて、詳しく学ばれたそうだ。音羽山では琵琶湖がよく見えた。比叡山も美しく聳えていた。椅子のあるスペースでは別のグループがクリスマス会をしていた。音羽山に60Lザック?と思っていたら、サンタの衣装が入っていた模様。山でパーティーも楽しそうだ。 

音羽山から谷を巻いたところで山座同定。コンパスの使い方を練習し、千頭岳を同定した。牛尾観音では境内で火が焚かれ、暖をとって昼食をとることができた。住職はおられなかったが、手入れに来られていた地元の方に、「鐘を撞いていってくださいね。」と言っていただいたので、皆で鐘撞き。下見の時に、鐘の下に立って音を聞くようご住職に勧められたので、この日も一人ずつ交代で試した。外側で聞く音と、内側で聞く音が違っていて不思議な体験だった。

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鐘を撞く梅村さんと鐘の中に入る山田さん

この先は、谷伝いに南下して高塚山に向かった。上醍醐への分岐では、数本の道が方々に延びている。読図地図に記された道は真西に進む道。分岐上で次の進行方向を皆さんに尋ねたところ、悩みながら上醍醐方面を指差す方も。「こっちだろう。」という思い込みは道迷いを誘発する。先日、鈴鹿でルートミスをした。濃霧で視界が悪く、合わせたはずのコンパスが微妙にずれていてコースアウト。斜度が急になり、おかしいなと気付いて引き返した。読図は間違わないことが一番だが、方向と地形から感じ取る力を養うことが重要だと思う。間違えてデータを集めることも力になる。GPSで位置確認をすることも手だが、勘を鍛えておきたい。自戒を込めて。

高塚山の三角点は少し分かりにくいところにある。先頭を歩く岸田さんは通り過ぎてしまうかと思われたが、「広場になっているので。」とぴったり見つけられた。等高線の間隔が開いているところを「広場」と定義して、この日は地点の特定に大いに役に立った。まさにミラクルだった。このあと下りからの登り返しがある343mのピーク、最後の送電線の鉄塔を経て醍醐寺へ。梅村さんには簡単すぎました。みなさんへのレクチャーも率先して行っていただき、ありがとうございました。

読図に熱心に取り組む皆さんとわいわい話しながら歩けてとても楽しい一日となりました。  

 

【感想】62期 山田俊男

先輩方から楽しいと評判の小泉リーダーによる読図例会にこの度参加させていただきました。

山に入る前に簡単に地図読みのレクチャーをして頂きました。磁北線の引き方から地図の読み方などクイズ形式で行ったのですが、これが楽しくて小学生の頃に行った野外学習を思い出しました。それが終わったら今度は実際に山に入り、一人ずつ先頭を変わりながら地図上のポイントを探して歩きました。このトレイルは初めてあるきましたが、とても歩きやすく素朴な良いお山で地図読みをするのに最適なコースでした。お昼ご飯を食べた牛尾観音では鐘楼の鐘の中に自ら入って鐘の音を内側から聞くという人生初体験のアクティビティもあり感動しました。楽しく地図読みスキルをレベルアップできた一日となり参加して本当に良かったです。参加者の為の資料作りやコースの下見など準備が大変だったと思います。小泉リーダーには心より感謝しております。ありがとうございました。またご一緒していただいた会の皆様もありがとうございました。 

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西から延びる谷を地図上で確認中

【感想】62期 岸田侑子
読図例会は、参加する度に学びが多いと実感します。

コンパスを使った現在地の確認、尾根や谷、地形のカタチ、登りや下りの感覚…。これらのことが、まだ自分の登山には馴染めていなかったことばかりでした。けれど、今日実際に自分の足で山を歩き、目で見て景色を確認することで、平面の地図が、目の前に3Dで現れたような感覚を覚えました。地形の流れを予測して、目印はどこかな~?とあたりをキョロキョロ。読図はまるで、始めから犯人がわかっていて、そのヒントがたくさん散りばめられていて、答え合わせをしながら進んでいくようです。「地図にはストーリーがあるんだよ」との言葉、印象的でした。
初めて歩いた大谷~音羽山醍醐寺のルートは歩きやすくて景色も楽しめる素敵な山でした。参加されたみなさんと、地図をみてあれこれお話した時間、とても楽しかったです。リーダーの小泉さん、御一緒したみなさん、1日ありがとうございました。

 

【感想】59期 梅村重和

音羽山醍醐寺は今まで行ったことのない初めてのルート。大谷駅で配布された地形図のコピーに磁北線を引き、地図の読み方や記号についてレクチャーを受ける。いよいよ小泉読図塾のはじまり♬はじまり♬。このあたり、何度聞いても新鮮な気分になるのが不思議である。大谷駅から物流の大動脈・国道1号線にかかる歩道橋を渡り、音羽山に向かう登山道に入れば、たちまち静かな山道となる。これから醍醐寺までのルート上にプロットされた17カ所の読図ポイントを当てるのであるが、これが中々手強い。地図の等高線を見て、頭の中で尾根と谷の立体的なイメージが出来ればしめたものであるが、いつものことながら里山は等高線が入り組んでいて解り難い。そのなかで何らかの地形の特徴を見出し、ポイントを見つけるのに科学的理論思考(それ、なんやねん??)が要求されるところが面白い。この地点をポイントに設定した小泉塾長の意図を読み取らねば正解にたどり着けない。

音羽山は思いのほか展望のいいところ。琵琶湖が綺麗に見えている。意外と近いね。

牛尾観音でお昼休憩、焚火のそばで昼食となる。観音様にお参りしたり釣鐘をついたり、ちと、のんびり。残りのポイントをこなしながら到着した醍醐寺では名残の紅葉に迎えられゴールとなる。

今日も充実した休日となった。小泉塾長&参加者の皆さん、深謝!

 

No.3883 蒼鳩庵と大江山

2020年11月28日(土)~29(日)

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蒼鳩庵の囲炉裏にて

【メンバー】CL秋房伸一、松岡みずほ、安宅義人、穐月哲、中尾諭、高橋秀治、筈井益夫 会員7名 ※大江山は男性5名

【行程】28日(土)雨ときどき曇り:16:30綾部・蒼鳩庵現地集合

29日(日)晴:蒼鳩庵=大江山グリーンロッヂ9:40~10:49東稜線~11:35大江山(鍋塚)12:00~13:15大江山グリーンロッヂ=蒼鳩庵

 

【記録と感想】52期 秋房伸一

四方・元会長(京都岳連前会長)が故郷のご自宅をリノベーションされて民宿を2年前に開業された。御年75の時に思いついてそれから実行されたということで、その気力と実行力には頭が下がる。

例会としては土曜日の16時半に現地集合としたが、高橋さんが怪我のリハビリで最近は自転車によく乗っていらっしゃると聞き、筈井さんも誘って、自転車で現地までの走りを楽しむことにした。

嵯峨嵐山駅7時半に集合、保津峡から日吉ダム由良川左岸の旧道を走って14時半に到着した。筈井さんはフルサスペンションのMTB

保津峡を過ぎたあたりから雨となり、上下レインウエアで走ったが、午後には止んだ。

集合時間までに風呂も済ませ、5時半頃から牡丹鍋大宴席がはじまった。上品な味わいで日本酒によく合う献立の上に、食中酒としても秀逸な大吟醸酒もふるまわれ、しっかり飲んだが翌日はスッキリであった。

翌日の大江山は、整備されたハイキングコースだという先入観があり、漫然と歩いていると、道を間違えてしまい、反省。地形図記載のルートをとることしたが、登山道としては廃道化しており、支谷に入り込んでしまった。お陰で、沢登りの詰めのような気分を味わいながら、尾根に上がった。

尾根上の道がなかなかよい感じで気持ちよかったが、やはり山とは真剣に向き合わないといけないと反省した。

女性会員2名は、登山はされなかったが充実した時間を過ごされたとのこと。

四方ご夫妻、参加の皆さん、どうもありがとうございました。

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鍋塚

【感想】21期 穐月哲

私にとって2度目の蒼鳩庵訪問です。前は食材を持ち寄り料理を作った記憶があります。ところが今晩は特別メニュー。夕食は四方農園採れたて野菜たっぷりの真知子さんの手料理と囲炉裏を囲んで豊かな海の幸が、、、それからそれからぼたん鍋。なんとも贅沢な食材であることか!

それにも益して四方ご夫妻の心温まるオモテナシとメンバーの楽しい会話にすっかり心も体もリラックスしました。皆様ありがとうございました。

翌日は足が軟弱な松岡さんと私はメインの大江山ハイクに参加せずに真知子さんを頼りに中丹の歴史探索を楽しみました。以下簡単にご報告いたします。

<塩谷古墳>

5c末から6c前半。小高い丘に築かれた12基の大小の円墳群。5号古墳から全国でも珍しい2つの巫女型埴輪が出土。丹波インター味夢の里隣接。

<福知山城>

明智光秀が築いた丹波の拠点。明智光秀由良川治水、税の免除など善政を施し地元で名君と慕われた。大河ドラマ館も見学。

丹波の名の由来>

丹色の波:山々が陽に照らされ丹色の波が広がるような国。「福知山城のビデオ」

田庭(たにわ):平らかで広い地。

古代米の赤米が波のように実る国など諸説あり。

<安国寺>

14世紀半ば、室町幕府足利尊氏により創建された寺院。尊氏出生の地と言われる。本堂に釈迦三尊坐像(国重要文化財)、産湯の井戸、母上杉清子の墓が残される。

安国寺とは、臨済宗夢窓疎石の勧めにより、後醍醐天皇以下の戦没者の菩提を弔うため国ごとに1寺1塔を建てる計画を立てた。聖武天皇国分寺建立に倣った。

1345年、北朝光厳院の院旨を得て、寺号を安国、塔の名を利生と称した。1338年に和泉久米田寺を始め、南北朝時代中期にはほとんど完成した。

安国寺と利生塔は新しく造営されたものもあるが、既存の寺院を修理してこれにあてた国もある。安国寺による禅宗の地方への波及、また、利生塔による禅宗以外の宗派の統制など、文化的、政治的意義が大きかった。

室町幕府の没落と共に、安国寺と利生塔も衰退した。

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【感想】53期 高橋秀治

四方前会長が囲炉裏のある民宿「蒼鳩庵」をオープンされておられて、以前から行きたいと思っていました。そこに秋房さんから自転車で行きませんかとお誘いを受け、さらに夕食はぼたん鍋との事で、喜んで参加しました。

自宅から90キロ余りの距離が有りましたが、途中にある胡麻駅近くのとてもおしゃれなパン屋さんで昼食。また、自動車の往来が有る国道を避けて、自転車旅を満喫できるルートを選んで頂き、午後14時30分頃に到着。

越畑辺りから雨の中を進みましたが、蒼鳩庵に着く頃に雨も上がり、いつもの笑顔で四方さんが玄関でお迎え頂き、長旅の疲れが癒されました。

蒼鳩庵での時間は四方ご夫妻のおもてなしで感動の連続でした。特に奥様の料理は素晴らしく美味しかったです。

翌日は、大江山ハイキングと高を括っていましたが、クリートを付けた靴で稜線を這い上がり、岩道を下りるには危険と痛感しました。

四方さんから教えて頂いた、「山良し、天気良し、メンバー良し」を実感できた例会でした。秋房リーダーをはじめ皆様ありがとうございました。

 

【感想】26期 中尾 諭

10月中旬の白山別山の例会では、いわゆる、両足をツルという痛い目にあったので、リハビリをかね今回の大江山の例会に参加しました。

前日に宿泊した、元四方会長が運営されている蒼鳩庵では、囲炉裏を囲んでの、おいしい手作り料理と猪肉鍋、そしてお酒を頂き、若干入会期の古い会員が揃ったので、会の昔話にも話題が弾むなど楽しい時間を過ごすことができました。

翌日の大江山登山(鍋塚)では、観光化された山という前提で、地図もろくに見ないで道なりに進み、鹿ネットが張られていた関係もあり、登山道を大きく外し、皆さんを鍋塚まで藪漕ぎさせてしまい、反省しておりますが、久々の藪漕ぎ登山で、観光ルートからだけでは物足りない山行が、充実した山行になり、結果オーライかなとも思いました。

 

【感想】17期 松岡みずほ

比良の麓にながらく住まいおるかぐやと名乗る歳を経た老婆でございます。

この度、なるはやの殿より、久方ぶりの大江山へのお誘いを受け、嬉しさは月までも届くほどでおじゃりました。

が如何にせん、もはわらわの弱りたる脚では御同行もままならず、打ち沈み駆けたるところ、うたげのみにても可という事で、早急に蒼鳩庵参加をお願いしたのであります。

ここで読みし拙い一首でございます。

 

大江山いくののみちの難ければふみ迷うかも天橋立

 

無惨なる本歌取りの一首をお笑いくださりませ、ピエン (*´Д`*)

と言うことで、山は放棄した哲とかぐやは28日は丹波の古墳を探究し、29日蒼鳩案御台所真知子様とともに、麒麟ブームに乗り損ねた福知山城と城下町、足利尊氏ゆかりの安国寺等々の旅を楽しんだのでした。

いえいえ忘れてなりませぬのは、囲炉裏を囲んでのソーシャルディスタンスなうたげで御座います。

かぐやは歳下のおのこ達に囲まれいとも満悦のひと時を過ごしたのでごじゃります。

歳下のって誰かというと、

中尾くん、安宅君、高橋さん、なるはやの君なる秋房さん、新人の筈井さん。

どなた様も婆から見れば若者達でございますよ。

後の便りで、大江山の道は荒れ果て厳しかったとの事でごじゃりまする。

行かなくて良かったと山の会員とも思えぬ本音をつい漏らしてしまいました。

お許しくださいませ。

婆の御託をくだくだくだしく書き連ねるのも憚り有れば、下記なるさいとてふ物を覗きたまえれば、いと嬉しく存じ上げまする。

ではでは、またいつの日にかお目もじありますることを・・・

28日

塩谷古墳公園を見て綾部に 農家民泊「囲炉裏の宿 蒼鳩庵」は大判振舞い

https://ouestlac.blog.fc2.com/blog-entry-1594.html

29日

麒麟がくる尽くしの福知山城、丹波生活衣館、足利尊氏産湯の井戸、安国寺を巡る

https://ouestlac.blog.fc2.com/blog-entry-1595.html

 

【感想】21期 安宅 義人

久々の例会参加でしたが、美味しいお料理とお酒、鍋塚への登山(気軽なハイキングと思っていましたが、結構シビアな登山となり、逆に面白かった)と楽しい二日間となりました。

四方ご夫妻にお世話になった蒼鳩庵では、囲炉裏を囲んで、懐かしい話も挟みながら、楽しいひと時を過ごすことができました。

鍋塚登山では、手元に地図を持ちながらしっかりした確認を怠り、ルートサポートができなかったことを反省しております。

四方ご夫妻、参加者の皆さま、大変お世話になりありがとうございました。

No.3884 晩秋のアートと歴史散歩/城之越遺跡~青山讃頌舎

2020年11月28日(土)

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伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎前

【メンバー】CL 穐月 大介、細見 晴美、岩波 宏、岩波 昌美、土井 司、河合 美香、市橋 純平、会員6名、非会員1名

【日時・天候】 2020年11月28日(土)雨のち曇り

【山域】伊賀

【行程】大村神社駐車場9:30〜青山町駅より近鉄=近鉄伊賀神戸駅10:15~10:45城之越遺跡(大平和正展)11:30~12:10スコップ13:30~羽根集落より山道〜14:23河上ダム観眺台14:35~15:05伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎(美の視点)16:15~16:20大村神社/解散16:45

 

【記録と感想】56期 河合美香

晩秋の11月最後の週末。伊賀の郷山を芸術鑑賞、また歴史探訪しながら歩きました。

個人的には、コロナ禍以前から、例会への参加が滞っていて、幽霊会員(以前も同じことを書いたような、、、)。毎月、参加できる例会をくまなくチェックしていたところ、今回は、以前より機会があればぜひ訪問したい、と考えていた穐月さんのお父様の「青山讃頌舎(うたのいえ)美術館」がコースに。これはぜひ参加しなくては!

近鉄伊賀神戸駅に集合し、さっそく、穐月さんからこの集落の歴史について聞きながら「城之越遺跡」へ。この遺跡は、1600年前の古墳時代の庭園の遺構で当時の祭祀(まつり)が行われていたそうで、置き石や湧き水はまさに庭園の原点?この日には遺跡で開催されていた「風還元」がタイトルの「大平和正展」の現代アートとのコラボを鑑賞し、歴史の交錯に不思議な感覚になりました。

想定外にぱらつく雨の中、大きな蔵や門構えのある立派な農家にみなキョロキョロしながらのどかな道を歩き、「オーナーのこだわり」というイングリッシュガーデン風のお洒落なお店「スコップ」へ。暖炉の火が燃える室内でお喋りに花が咲かせながら地元の野菜をつかったメニューでランチ。ほっこりし過ぎて長居をしてしまったようです。

やっと腰を上げて、次は建設中の川上ダム。ダム建設といえば、多くの人が血と汗を流し、犠牲になった黒部ダムが想起されましたが、今やAIやITが駆使されていると思われる大規模な工事現場は、それはそれで違った恐怖感がありました。隣接された観眺台(みてちょうだい)で、穐月さんから「かつてあった村はダム建設のために移転」と聞き、複雑な思いに・・・。

そして次は、いよいよ楽しみにしていた青山讃頌舎の「美の視点」。今回の例会の企画者である穐月さんから直々に穐月明氏(お父様)の作品と作品の源となったその収集品の数々、歴史について案内いただきながらの鑑賞は、感動、驚愕の連続で、明氏の興味関心の幅広さ、好奇心?を感じました。隣接された茶室も贅が施されていて、ちょうど夕日に照らされた茶室はさながら絵葉書のようでした。

最後に大村神社に寄って近年の天災からの回復を祈って本日の行程終了、解散。まさに晩秋のアード鑑賞した一日となりました。歩く距離は短かったですが、頭はよくはたらきました。

穐月さん、みなさま、ありがとうございました。

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城之越遺跡公園の大平和正展

【感想】56期 土井司

ほとんどアップダウンもなく、昼食はお洒落で美味しい洋食と山岳会の例会らしからぬまったり山行?でした。穐月リーダーに日本最古の庭園であろう城之越遺跡やお父様である穐月明氏の作品と収集品の詳しい説明をしていただき学芸山行を楽しみました。まず普段はこのような文化と触れ合う事がなく、説明を受けるとその時は興味がわいてきますが時間が過ぎると元の無関心な自分に戻ってしまいます。それ故に年に一度は学に交わりたく、これからも穐月リーダーの学芸山行には参加していきたく思います。

穐月リーダー及びご一緒いただきました皆様、楽しい時間と気持ちの良い空間を共有できありがとうございました。次回も宜しくお願いいたします。最後に山岳会の例会であったことの証に5m程の藪漕ぎもあったことを付け加えておきます。

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おしゃれな地元カフェ・スコップ

 【感想】25期 穐月大介

ご参加の皆様、わずか5mの藪漕ぎ山行でしたがいかがだったでしょう。

美術館が開設されてからだんだん忙しくなり例会にも参加しにくくなりましたが、年に一度くらいは例会を組もうと思い企画しました。伊賀に拠点を移し調査するうち伊賀の面白いところや不思議なところを紹介したいと思うようになり、今回は城之越遺跡と川上ダムを案内しました。

城之越遺跡は日本の庭園遺跡で最も古く此処の発見が後の庭園遺跡発見につながっていきます。地元でもその価値を理解できている人は少ないのですが、ここで開かれているモダンアートの大平和正展を機会にぜひ紹介せねばと思いました。

川上ダムは数少ない建設中のダムで完成すると堤高は木津川上流のダム群(青蓮寺ダム等)で最高の巨大ダムです。ダムに沈む村は父が好きでよく絵にしていましたが、ダム建設はもはや単純に是非を問えるようなものではないようです。此処は大阪を守るダムの一つです。

伊賀は秘蔵の国というそうで、結構すごい物を持っておられても外に出さない土地柄と言われます。昼食を食べたカフェ・スコップさんも他所者には絶対見つからない所にありますが工夫を凝らした店とメニューでこだわった店づくりをされておられます。私が食べたのはキノコとホタテのパスタ、クリームたっぷりポタージュスープ、地野菜のサラダ、紅玉リンゴのカラメルコンポート、コーヒー。

「美の視点」いかがだったでしょう。けっこうなんで此れが此処にといった物があったかと思います。

皆様、有難うございました、私も楽しい1日でした。