京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.4002 西赤石山-東赤石山縦走 ※テント泊ポイント

2023年5月27日(土)〜28日(日)

【メンバー】CL HE、SL TD、ST、MK(54期)、MH(57期)、TW、RK、MH(62期)、MK(64期)、MS 会員10名

【行程・記録】5月27日 天候:晴れ/曇り 07:00 京都駅烏丸口=12:30 日浦登山口 12:50~13:00 圓通寺小足谷出張所跡 ~13:10 小足谷接待館跡地~13:30 ダイヤモンド水~13:50 木方吹所~14:10 別子山村役場跡~14:40 銅山峰~15:10 銅山峰ヒュッテ(テント泊)

5月28日 天候:曇り/晴れ 06:00 ヒュッテ~6:35 銅山峰~7:40 のぞき岩~8:30 西赤石山~9:05 物住頭~9:25 前赤石の岩場~10:35 石室越分岐 ~10:55 赤石山荘~11:30 旧道分岐~11:45 東赤石山~12:05 旧道分岐~13:40瀬場谷分岐~14:25 筏津登山口

【記録・感想】64期 HE

剣山から石鎚山まで繋げる山行の第三弾として今回 東-西の両赤石山を歩く企画をさせて頂きました。

本来は天狗塚から切れ目なく繋げていきたい気もしますが、車の回送が難しく、かつ見所も少ないため、マニアのための完全踏破プランは別で実施することにしてまずは主要な山域をカバーしていきます。

今回は住友の故郷、別子銅山エリアの西赤石山、岩ごつごつの山容が期待できる東赤石山、しかも銅山峰ヒュッテ前の水場付き、トイレ付のフラットなテン場でのテン泊ということで楽しみにしてましたが、山も、それ以外も期待以上で大満足の山行となりました。

忘れ物)出発の際のTDさんの携帯忘れに続き、山中でRKさんの「財布ない」騒動。無事ザックのそこから発見された後の生き生きとした表情がもう。。。

二日酔い)触れずにおきましょう。

しゃりばて)触れずにおきましょう。

なんだかんだトラブルが起こりつつもお互いにカバーし合い、やりくりしていく様が「山岳会の山行」なんだろうなーと感じられた、楽しい山行でした。

個人的には、別子銅山を含む周囲の鉱山採掘にも興味を持ちましたので、四国横断番外編として観光ツアーも実施しようと考えています。

参加いただいた皆さん、食当含め種々当番を実施頂いた皆さん、ありがとうございました。今回参加の皆さん、そして今回はクルマの関係で参加をお断りさせて頂いた皆さん、また順次企画していきますので、ぜひご一緒させて頂きたく、宜しくお願い致します。

【感想】61期 RK

四国の山とあまりご縁がなく、今治在住の友人と石鎚山に登った程度でしたが、四国の山に精通しているHEさん、TDさんの企画とあって、参加させていただきました。初日は午後からの山行であり、2日目が本番という内容です。初日のメインイベントは共同食を楽しむ事であり、MK(64期)さんの夏野菜カレーを調理も含めて楽しませていただきました。(私は専ら火の当番とルーを混ぜるだけでしたが・・・)食事担当は1度だけ経験がありますが、本当に段取りが大変です。今回は10名分でしたので、分量の計算も難しかったのではと思いました。現地で素揚げした夏野菜をカレーにトッピングし、彩も良かったです。MK(64期)さんには大感謝です。酒席も予想通りの大盛況でしたが、皆さんが持参された酒の量に驚くばかりでした。2日目の山行本番は、心配された天候も時折晴れ間が差し、北側に新居浜市と瀬戸内海、反対は新緑豊かな長い山脈を堪能しました。ターゲットの赤石山とはよく言ったもので、石、岩がごろごろしている山でした。今回は、前赤石山と八巻山を踏まず巻き道を利用しましたが、巻き道から見上げる岩峰の両山は男らしい山で、別の機会に登ってみたいと思いました。大所帯をまとめていただいたHEさん、TDさん、楽しい宴会と山行企画、ありがとうございました。また、同行いただいた皆様、財布の紛失騒ぎでご迷惑をおかけしました。ドンくさい私ですが、引き続きお付き合いください。ありがとうございました。

【感想】64期 MK

四国は有名どころの山に行くことはあっても東・西赤石山に行ける機会は少ない。今回滅多にないチャンス!と参加しました。

山行詳細はリーダーの記録にお任せするとして…今回私は食担のミッションをいただきました。メニューを決めるのに試作した結果、夏野菜の素揚げカレーに決定しスーパーを回って準備するのも新鮮で楽しかったです。

初日は銅山跡を興味深く見物しながら銅山峰ヒュッテへ到着。今は営業していないがおばあさんが1人で住まれてるヒュッテ前にはテーブルとベンチがありこの日は私たち貸切状態で使えてラッキーでした。カレー作りは皆さんに手伝ってもらい私は用意した具材を投入しただけでラクさせていただきました。面倒な揚げ油や鍋も皆さんにテキパキ片付けてもらいありがとうございました。その後6人用テントで10人で歓談。夜は爆風でテントが揺れてましたが、私は結構眠れた方かと思います。

翌日は二日酔いの人もいましたが、西赤石山経由でアップダウンや岩場ありの変化のある道を歩いて東赤石山に登頂しました。冬山より荷物は軽いとは言え長い下りは疲れました。夏山縦走なんて出来るのか不安がよぎります。

HEリーダー、参加された皆さん、色々とお世話になりました。

【感想】56期 TD

四国の背骨トレッキング第三弾、久しぶりのたくさんの参加者での山行であった。冬山に比べずいぶん荷物も少なく楽々の山行となるはずだったのだが・・・

初日は行程も短く早々に宿泊地に到着。テントを設営し食担のMK(64期)さん他数名は食事の準備をおこなっているのを横目に副理事長の誘いを受け先にアルコールをたしなむ。なかなか山では食べられない天ぷらをつまみにアルコールが進む。大人数での山行ゆえに集まったアルコールの量も多い。皆でYY(ワイワイ)と食事をしながら楽しい時間を過ごしたのだが、一番早くから一番遅くまで呑んでおり必然的にアルコール摂取量は増大していった。

初日の楽園のような楽しさにうって変わり翌日は地獄の試練となり本来味わえたであろう山行の楽しさは微塵も感じられなかった(多分素晴らしい山であったであろう)。

HEリーダをはじめ荷物を持っていただいた皆さん、お気をつかっていただきました皆さん、ご迷惑をかけすみませんでした。四国の背骨トレッキング第四弾も見捨てずご一緒させてください。

No.3992 荒島岳雪洞体験

2023年3月4日(土)~5日(日)

ピークをバックに

 

【メンバー】CL MO、SL RK、HM(ベース滞在)、MK、TW、HI、MS、HE、MK、YK 計10名

【行程】3月4日 晴れ 京都市内=10:20勝原スキー場跡駐車場11:00~13:40シャクナゲ平~14:00宿泊場

3月5日 晴れ一時曇り 宿泊場7:00~8:00荒島岳~8:40宿泊場~9:40シャクナゲ平~11:20勝原スキー場跡駐車場

立派な雪洞

【記録】63期 MO

出発時点の駐車場に雪は無く、スキー場跡はまばらに地面があらわれていたが数分歩くと雪道となる。まだ雪質はそう緩んでなくツボ足でスタートし、しばらくして暑くなったので体温調整をし、急登にかかるところでアイゼン装着する。休憩時間除くとほぼ推定時間でシャクナゲ平に到着。積雪量をプローブで測定すると2.4mあったので雪洞予定地に移動する。事前に候補地としていたところがやはり適地と思え積雪量も2.4mあったのでここで雪洞ほることとする。

3人ずつの3パーティーに別れ横並びに3人用の雪洞を掘り始める。同時に各パーティーからの1名づつ計3名でトイレ作り開始。トイレは30分程で完成し雪洞掘りに加担する。2.5時間ほどで終了し、夕食のゴマ豆乳鍋の作成開始。会装備の大コッヘルで3回に分けて9人分を調理するも3時間ほどかかってしまう。21時に就寝。

5時起床し7時にピークへのピストン開始。雪がしまっておりアイゼンが良く効く。想定通り一時間でピーク到達。ガスの中で眺望はないので写真撮影後すぐ下山にかかる。宿泊地到着後雪洞解体し下山開始。アイゼンは雪がなくなるスキー場跡までほとんどの人は装着したまま下山。ほぼ予定通りの11:20出発地の駐車場着。

出発地点

 

【感想】63期 MO

今回の例会を提案できたのは、まずYFさんにSL務めるので荒島岳あたりで雪洞例会しないかと提案頂いたのが始まりだ。次にSLが参加できなくなりHMさんにお願いし体調不良にもかかわらず引き受けていただいた。次にRKさんが参加表明いただきSLを代わっていただけ、HMさんはベース滞在で参加いただけることとなった。これらのお三方に今回の例会を開催できたことに大変感謝いたします。

一人だけ山スキーでの参加をさせていただき、山スキーを経験していない人たちに良さをアピールしたかったが、うまく滑れずに良さが伝わらなかったことが残念だ。

雪洞掘りに2.5時間ほどもかかってしまいビーコン体験ができなく、下山後にしたかったが失念してしまい、持参された人に申し訳なかった。

緊急用の雪洞は一人用にすべきと感じた。三人用とするなら米山式簡易イグルーを次回挑戦したいと痛感。

HMさんが推し進めていただいたデジタル無線機の性能確認では宿泊場と駐車場とは快適に通信が可能なことが確認できたが、次の日にもっと続けて通信すべきことを怠ってしまいご迷惑をかけてしまった。

夕食時段取りが悪く寒い中で皆さんが長時間立って食事をすることとなってしまった。

雪洞泊後ピストン準備

 

【感想】64期 HE

以前より興味のあった雪洞を掘って一泊するという企画ということで、即参加希望させてもらい、荒島岳へ連れて行っていただきました。

今冬は山の雪が少なく(街中は降りましたが)、雪洞が掘れるか、現地にいかないとわからんということで、日帰りピストンの可能性も残しつつ、勝原のスキー場跡を出発。スキー場跡に残って頂くHMさんとは毎時00分の交信で、新規導入したデジタル無線機のテストも実施です。

荒島岳、天気が悪く、ぬかるみが多いというイメージでしたが、今回も晴れ!というよりは曇りがちで、またしても日焼け止めを塗るのを忘れて出発です。

こんなに急だったか と思いながら急な坂を直登していくとシャクナゲ平に到着。こういう道ならMOリーダのようにスキーで行くと楽かも。何しろ足が上がりませんので(笑)。

雪洞ポイントの積雪量は十分でした。東側斜面を降り、少し傾斜の緩いところに場所を決め、雪洞堀り開始。やってみて気付いたのは「堀った雪を捨てる動線上に荷物を置かない」、 「とにかくガツガツ掘りたくなるが、ブロックとして切り出した方が効率的(後々の床面、天井の手入れを含め)」、 「低山、積雪が少なめの場合、専用のスノーソーよりのこぎり改造型の方が有効(枝類も切れる)」、そして何よりも「思った以上に大変」ということでした。また、天井強度を保持するために厚目の天井にしていましたが、斜面で奥へ行くほどどんどん天井が厚くなるため、想像以上に天井が強いということもよくわかりました。

雪洞泊なのに、なぜか明け方寒かったのは、入り口の構造に問題があったのだろと思いますのでやはりツエルトだけでなく雪ブロックも積んでおけば良かったんでしょう。

あと、デジタル無線は峰を超えた雪洞前でもものすごくクリアな音声で会話することができました。良いツールになりそうな感じです。

色々反省もありますが、学ぶところが多くあり、良い経験になりました。同行の皆さん、まもなく正会員となられるMOリーダ、サポート頂いたHMさん、ありがとうございました。

追)それにしても荒島岳の人の多さには参りました。あんなに人が多いのは登山ブームのせいでしょうか。

もちが壁の急登

 

【感想】65期 YK

今例会の発見…1 雪洞には場所選びが何より重要:掘って眠れればよいだけなら春先の締まった雪であればさほど時間はかからない様子。快適にしようとすれば時間をかければいくらでもできると思いますので、その分野を突き詰めるのも面白そうです。

個人的には積雪期に防風できるという一点だけで絶大な効果があるため、特にシビアな山では圧倒的にテントより快適ではないかと感じました。

2 登山活動のパッケージ化:雑誌やメディアなどで紹介されている山域、季節、山の遊び方などが主流になり、そのような遊び方が「当たり前」でそれ以外の遊び方への許容度が低い登山者が増えたと感じました。

登り下りともアイゼン装着される方があまりにも多く、この時期の雪質で中斜度程度にも関わらず凸凹の雪面を維持することを求められること、また「あんなに転倒するなら銀杏峰に行けばいいのに」などの発言を耳にしてしまったことなどがきっかけです。

アイゼン装着を否定するものではなく、アイゼン歩行の機会も大切だと思うのですが、雪国地域の山の場合、靴裏で滑るのでアイゼン跡のような凸凹した雪跡は急斜面以外は壊されることが往々にしてあります。トレース跡を潰さない配慮は必要ですが、その理由として「凸凹がないと登れない」と言われてしまうと、それは許容度の狭さというよりも柔軟度の幅が狭いことにより、いざという時に負傷や事故を防げるかどうかを左右するのではと憂慮してしまうのです。アイゼン専用雪山と滑る専用雪山との棲み分けが進み、山によって楽しみ方が定められてしまう時代になったことを実感しました。

ピークにて

 

【感想】61期 RK

案内に雪洞を作るとあったので、参加させていただいた。テント前の風除けに、切り出した雪のブロックを積み上げたことはあるが雪洞は未経験であり、果たしてうまく雪洞泊が実現するのか?ドキドキワクワクしながら参加した。荒島岳はこれで3回目で、ピークハントの興味よりも雪洞泊の方が勝っていた。事前に適所を教わっていたが、思った以上の勾配に、本当にこんな場所に掘れるのだろうか?と不安になった。それでも、一旦グランドレベルを決めると、3チームが一斉に掘り始め、私も童心に戻って無心に掘った。3人で交代しながらシャベルで掘り進め、2時間半くらいで何とか形になった。雪洞泊が出来ない場合は、持参したツエルトで寝なければ、その時の部屋割りはどうしたものか・・・など頭を巡らせていたが、杞憂であった。内覧会ではないが、各チームの雪洞を見学しあい、「広いですね」「左右に分室している」「おしゃれなろうそく立て」など感想を言い合う。何とも楽しい会話が弾み、充実感が漂っていた。プライベートで雪洞泊をするのは、技術的にも精神的にも無理だと思う。社会人山岳会ならではの企画であり、MOリーダーには本当に感謝しかない。雪洞掘り中に、「本当はイグルーが作りたかった」と伺った。隔年で、交互に企画していただければと思った。

 

【感想】57期 TW

雪洞で仲間とごはんを食べ、ローソクのともしびのもと歌を歌う・・・小さい時に読んだマンガの中の一場面。そのあこがれを胸に、今回の雪洞例会に参加させていただきました。

ところが現実は厳しいものですね。まず雪洞を作る場所探しが難しい!次に雪を掘り出すのが大変!!寝る場所を作るだけでも、3人作業で休憩なし、2時間半もかかりました。天井の高さも体をかがめたら頭がつっかえる低さ。仲間とまったり過ごせるスペースなんて、夢の話のように思えました。そして、寒い。山行当日の夜は気温が下がらなかったためか、雪洞の温かさが私にはあまり実感できませんでした。HMさんのお話では、雪洞が威力を発揮するのは、風速15m・気温マイナス10度が、風速ゼロ・気温マイナス2度くらいになる事だとか。かなり厳しい環境下じゃなければ、雪洞よりもテントが良いなというのが正直な感想でした。

予想外の多い雪洞経験でしたが、それでも、自分たちで作った雪洞で過ごす雰囲気は最高、外でみんなで立ちながら食べたお鍋は美味しく、とても思い出深い味となりました。 

今回の山行に参加させていただいたおかげで、経験値はグンとあがったと思います。

企画くださったMOリーダー、貴重な機会を作っていただき感謝しています。ご一緒頂いたメンバーのみなさん、ありがとうございました。

 

【感想】64期 MK

去年から雪洞泊をしてみたくてHMさんにお願いしていましたが、MOさんが例会を上げてくれましたのでありがたく参加させていただきました。

雪洞組9人はベースキャンプでサポートしていただくHMさんと無線連絡取りながら登りました。ザックは重いけど短時間なので問題ないだろうとタカをくくってたら急登でびっくり!積雪期の荒島岳は登ったことありましたが、もちが壁以外にこんなに急登あったとは記憶になかったです笑

心配していた積雪はプローブを刺して計ると2m以上あり、雪洞は掘れそうと安心しました。3人1組で自分達が寝るスペースを各自掘りますが、勝手がわからないのであーでもないこーでもないと手探り状態で作業しました。中腰になるので腰が痛くなりますね。そして掘り進むと木が出てきて進めなりショックでした。横に掘っていくしかなく横長では3人並んで寝るほどのスペースは無理なので2人に寝てもらい私は念のため持って来てたテントに寝るしかないかなと考えましたが、右に右に掘っていくと2人寝れそうな空間が取れて、今度は左側を奥に掘っていき、もう1人分をなんとか確保。形が少し見えてくると一気にやる気も出て夢中になり楽しかったです♪ 入口や天井の高さを調整して天井と壁の表面を整えたらなんとか完成!右の女子チームの雪洞は広くて壁も平らで快適そうでした。

皆さんの活躍のおかげで通路、トイレ、皆で食事する雪洞前の階段などが出来ていました。晩ご飯は重い出汁を歩荷してもらったおかげで豆乳鍋は最高に美味しかったです。

雪洞では寝るだけでしたが、中は暖かく、当たり前ですが静かで、思ってたより快適でした。私のシュラフは厳冬期用ではありませんが、ぐっすり眠ること出来ました。 翌朝は穏やかで天気もよくザックも軽いから快適に山頂アタック出来ましたが、山頂ではなぜかガスって真っ白になりました…。

初めての雪洞作りは体力を要して時間もかかるということがわかりましたが、今回の経験を元にまたやってみたいです。MOさん、来シーズンはイグルー泊例会期待しています!皆さん、ありがとうございました。

 

【感想】64期 MS

日本百名山荒島岳で雪洞を作り、その中で寝るという山行に興味があり、参加して来ました。
雪が少なくて、雪洞を作る事が出来なければ日帰り下山の予定でしたが、登山口から登って行くと、段々と雪が増えていき、その心配はなくなりました。
しゃくなげ平から少し下った所で3グループに分かれ、それぞれ雪洞作りを開始です。
入り口の大きさや、屋根の高さに気を付けながら掘り進めていきます。
奥に行くほど、屈んだ姿勢のために腰は痛いし、掘り出した雪を運ぶのは重いしで、とても大変でした。
ここまで重たいザックを背負って、急登を登って来て疲れているはずなのに、休憩なしで、みなさんすごい勢いで雪洞を作り出して、すごい体力だな、と感心しました。
2時間半ほど掛けて出来上がった雪洞は、グループそれぞれの個性が出ていて面白いなと思いました。
男性グループの雪洞は、入り口が大きくて、屋根は高めで中も広々です。
私たちの雪洞は、大きな倒木や張り詰めた木の根が現れた為、奥には進めなくなり、左右に掘り進めたので、蟻の巣の様な作りです。
もう一つの雪洞は、入り口の前に掘り出した雪で風除けの壁を作っていて、見本の様な雪洞です。
雪洞が出来上がると、次は食事作りです。
冷え切った身体に、熱々の豆乳鍋がとても美味しくて感動しました。
0℃に保たれた雪洞の中は、狭さを除けば、静かで、朝まで快適に眠れました。
次の日は、荒島岳山頂までの急登を、素晴らしい景色を見渡しながら登りました。
山頂で記念撮影をして雪洞まで戻り、雪洞を元の状態に戻して下山しました。
今回の雪洞作り体験を通して、色々な事を学ぶことが出来ました。
MOリーダー、SLのRKさん、ご一緒していただいたみなさん、ありがとうございました。

No.3989 百里ヶ岳 スノーシュー

2023年2月4日(土)

百里ヶ岳(931m)頂上にて

【メンバー】CL秋房伸一、AT、平川暁朗、HI、会員4名

【行程】2月4日(土)晴れ

西院6:10=出町柳6:30=朽木小入谷の百里ヶ岳登山口駐車スペース8:10~9:41P805〜10:10高島トレイル合流地点〜10:45百里ヶ岳11:15〜11:40高島トレイル合流地点〜12:00P805〜12:55デポ地=14:40出町柳

【記録】52期 秋房伸一

先週に引き続いてのスノーシュー例会。今回の目的地、百里ヶ岳は江若国境の奥深く。気象庁の情報をみると積雪量が100〜150cmのメッシュエリアに該当した。

これまでは麓の集落から登っていたが、無雪期に自転車で付近を走ったところ、車道の峠に登山口と駐車スペースがあることを今更ながら知り、今回は楽をしてそこからスタートした。

出発地点で既に標高500mなので、頂上までの比高は430mほど。アップダウンも激しくはない。

それにもまして、雪が先週の比良と比べても断然締まっており、スノーシューの沈み込みも少なく、割とサクサク歩けた。

というわけで予想よりも早く頂上に着き、ほっこり過ごしても13時前には登山口のデポ地に戻ることができた。

 

【感想】62期 HI

前の週に寒波がやってきて来て、前の週のスノーシューハイクでは、歩くのが大変だったので、今回もそれなりに大変だろうなぁ、と思いつつ参加させてもらいました。

ただ、参加メンバーが、私以外かなり健脚な3名なので、きっと私がラッセルをすることはないだろう、とも思っていました。(私がラッセルすると、遅すぎて逆に迷惑(笑))

登山口に着き登山開始すると、前の週に比べ雪も締まっていてスノーシューが沈む深さもだいぶ浅く、前の週より歩きやすかったです。

少し坂が急になると、滑ってなかなか登れないことも。

歩くペースも遅く、斜面では滑って登れないでいると、ATさんが、雪山でのストックの使い方とか歩き方とか教えてくれました。

ATさんは、最初から最後まで、どんくさい私を後ろから見守って歩いてくれました。ほぼ一緒に歩いているものの、私は結構ひーひー言いながら歩いていたので、あまり喋る余裕がなくほぼ無言・・・。楽しくおしゃべりできず申し訳ない限りでした💦 

今回はお天気もよく、下の方ではトゲトゲの樹氷も見られたし、白い雪と青空のコラボレーションもきれいでした。

毎年スノーシューハイクを企画してくれる秋房リーダー、ずっと後ろで見守ってくれたATさん、ペースの遅い私を気にかけてくれた平川さん、ありがとうございました!

またよろしくお願いします!

きれいな雪面を進む。動物の足跡だけ

【感想】59期 平川暁朗

かなり以前に荒島岳の谷底に吹っ飛ばして以来スノーシューは所持していない。

集会の時に秋房さんから貸して頂けるとのことで、特に下調べもせず急遽スノーシュー例会に参加させて頂くことになった。

百里ヶ岳は縦走で二度通ったことがあるが、この時期の訪問は初めてだったし、百里新道の方も初めてだった。麓あたりは鯖街道を走ったときに見た景色のように思うが、記憶も新しくはなく、雪のため様相も違って見えた。

峠の駐車場から入るといきなり急登。ズルズルと落ちて、スノーシューも足から外れた。スノーシューのバンドはちぎれそうに見えるので、あまり強く装着するものではないものだと思っていたのだが、実際はかなり引っ張っても大丈夫らしく、その後はしっかりとフィットしてくれた。

私がスノーシューを所持していた時は平らな雪原での使用に限っていたので、どうやら蹴り込むようにすると結構な斜面でも登れることを知った。

ただしアイゼンの蹴り込みとは違い、どいらかと言えば踏み潰す感じの蹴り込みでステップを作っていく。

誰も踏んでいない新雪を踏みしめるのはしんどいが気持ちの良いものでもあった。

山頂へはあっさり着いてしまい、標識も埋もれて見えなかったので、思わず次はどっちだとGPSアプリで確認したが、あれもう山頂?とやや拍子抜けした。

秋房さん例会は割とサッパリとしていて、大休止もほとんどないのだが、私は山登りのときはそこに集中したい派なのでサクサクと進めたのは良かった。

スノーシューも良いなと改めて見直しつつ、まだ他に欲しい優先すべきギアがあるので悩ましい。

正面が百里ヶ岳

【感想】51期 AT

時間に追われることもなく、猛烈なラッセルもなくお天気も良く、暑くも寒くもなく丁度良い気候。

みなさんの踏み固めた後をゆっくり歩く歩かせていただきたいへんリラックスすることが出来ました。

怪我が治りきっていないため下りになるとやはりまだ足が痛くなるのが玉にキズ。

みなさま良い一日をありがとうございました。

No.3988 擂鉢山 スノーシュー

2023年1月28日(土)

引き返した950m地点にて

【メンバー】CL秋房伸一、山形眞知子、HI、沓内賢司 会員4名

【行程】1月28日(土)曇り

西院6:10=JR二条駅6:30=坊村駐車場(トイレ)8:25~10:45牛コバ~13:53擂鉢山手前950m地点14:10~牛コバ15:30~16:35坊村トイレ

【記録】 52期 秋房伸一

今シーズンはなかなか積雪をみなかったが、例会の数日前に寒波が襲来し、当日朝まで降雪があった。

京都市内でも今出川通は圧雪。大原は別世界。花折トンネルを抜けた平集落では立木が積雪で折れて電線にかぶさり、朽木谷は停電していた。

坊村の駐車場の除雪エリアにデポ。沓内さんは駐車場から、他の3人はトイレの場所からスノーシューを装着。

今回の計画は比良の沢登りの定番、奥ノ深谷と白滝谷の間の尾根上に存在する摺鉢山から烏谷山へ。一般的な登山道は無く、スノーシューならではの山行が期待できる。

たっぷりの新雪の中スタート。牛コバまで無雪期は45分程だが、2時間半かかった。

14時を目処に引き返すことにしており、摺鉢山(1006m)の手前950m地点が最高地点になった。

 

【感想】59期 山形真知子

昨年の例会でスノーシュー加水分解し、皆様に迷惑をお掛け致しましたので、そろそろ退き際だと思っていました。でも、雪山って不思議ですね。寒波がやって来ると、ウキウキするのは病気かもしれません。

鎌倉山例会が中止になりましたので、秋房リーダーに、擂鉢山の希望を伝えました。早速、かなえて下さり感謝、感激しています。

10年来の寒波と言う事で、たっぷりの新雪に、心行くまで戯れさせて頂きました。烏谷山より琵琶湖や堂満岳の勇姿を見るよりも、擂鉢山の真っ白な尾根に、我々だけが存在する喜びを、噛み締めて居りました。

願わくば、私の頭と体が加水分解していなければ、会の伝統である、比良全山縦走の折には、サポート隊(買い出しも含む)に参加出来ればと、夢を描いています。

牛コバまでの林道

【感想】62期 HI

毎年楽しみにしているスノーシュー例会、今年も参加させていただきました。

ちょうど直前に寒波がやってきて、新雪の中、雪山を楽しむことができました♪

見渡す限り、真っ白な世界でとてもきれいでした。

雪山に行っても、なかなかラッセルする機会はないのだけど、今回のコースは私たちだけで、ずっとスノーシューラッセラッセル♪

最初の林道では、交代で少しだけですがラッセルさせてもらいました。(林道が長くて少しうんざりしました💦)

私の前は秋房さんが歩いていたのですが、ラッセル交代すると、秋房さんの時は、雪はふくらはぎの真ん中くらいだったはずが、私が先頭になると、なぜか雪の高さはひざ下くらいまで!!

あれ?おかしいなぁ・・・これはもしや・・・もしかして・・・足の長さ・・・。いや・・・きっと、雪が深くなったんでしょう(笑)

林道が終わり、やっと登りになったものの、登りになるとさすがに体力が・・・。登りでは、ほぼ、男性陣おふたりがラッセル頑張ってくれました。

後ろから歩かせてもらっても、やっぱり雪道は体力が必要でした。

一部、登りの先頭で膝上ラッセルさせてもらいましたが、5㍍行けたかどうか・・・。

これをずっとやってくれた秋房さんや沓内さんには感謝です!

歩いている途中、「ツボ足だとどのくらい沈むんですかねぇ??」と呟いてみたら、秋房さんが「ツボ足だとこんなところまで全然こられませんよ。上の方で、どんなもんかスノーシュー脱いで試してみてください(笑)」とw

『えぇ~!?スノーシュー脱いで埋まってしまったら、復帰できますかね??(笑)』と言いつつ、実は、内心『おもしろそう!』と思っていました。

そして、時間制限が来て、烏谷山には辿り着けなかったけど、途中の小ピークで折り返すことになり、そこでスノーシューを脱いで、ツボ足だとどれほど沈むかを試してみました。

スノーシューだと、確か、ふくらはぎの真ん中くらい? そこをツボ足だと、腰の辺りまで。

こんなんでは10歩も歩けば、もう進める気がしないレベルですね。100メートル歩くのにも1時間くらいかかりそうです。スノーシューなかったら、もう、その場で雪遊びに変更ですね(笑) スノーシューの浮力はやっぱり素晴らしい!

下りでは、何度も滑って転倒し、だいぶ雪まみれになりました。スノーシューでの下りは、まだちょっと苦手です・・・。でも、雪山登山では『雪まみれになる!』という目標もあり、転倒したら雪まみれになれるので、これはこれでとても楽しかったです。

秋房さんには雪山での栄養補給の仕方や、雪深いところでのラッセルの仕方を教えて頂いたり、山形さんには滑りやすい雪の斜面の登り方を教えて頂いたり、大変勉強になりました。

リーダーの秋房さんをはじめ、ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました!

またよろしくお願いします!

つぼ足を試す

【感想】64期 沓内賢司

秋房さんにスノーシューをお借りして、初めての本格的雪山ハイクに参加しました。

坊村に着くまでに既に結構な積雪でスタートからスノーシューを装着して入山しました。

自分の足を岳の足で踏んだり後進しようした時何度もズッコケました。牛コバに着くまでに汗だくヘロヘロになってしまい、ラッセルの大変さを痛感しました。

歩幅(横も縦も)、ペース配分、レイヤリング等々全然分かってなくて皆様の足を引っ張ってしまいほろ苦いデビューとなりましたが、経験豊富なメンバーとご一緒できてとても勉強になりました。

秋房さん、参加者の皆様ありがとうございました。

〈個人山行〉元日の北岳 富士山の初日の出

2022年12月30日(金)~2023年1月2日(月)

富士山の初日の出

【メンバー】CL HT、HE、NF

【行程】【1日目】30日晴れ 午前7時 京都駅 午後1時40分 奈良田林道入り口~午後4時50分 あるき沢 

【2日目】31日晴れ 午前5時50分 あるき沢~午前9時30分 池山小屋 午後1時10分 森林限界地点 幕営 

【3日目・元旦】1日晴れ 午前5時50分テント場 午前6時40分ボーコン沢の頭~8時05分 八本歯のコル~ 10時05分 山頂~午後0時30分テン場 ~午後1時30分 テン場撤収~午後3時10分池山小屋 幕営

【4日目】2日晴れ 午前5時池山小屋~6時45分あるき沢~10時25分奈良田林道入り口

木々の合間から見えた富士山

【記録】NF
1日目:京都駅に集合して、奈良田へ向かう。車中で装備を確認。ワカンに加え、八本歯のコルの通過のためにロープ、ハーネスを持っていったが、雪が少なそうなので車にデポすることにする。途中、ほうとうのような鍋焼きうどんで腹ごしらえをして、林道入り口へ。トンネルのゲートが閉まっているので、Tさんがフェンスを乗り越えて内側から開けてくれた。

林道は12㌔。アプローチシューズを履いて、延々と歩いて行く。あるき沢の直前の滝で水をくんで、あるき沢で幕営。沢の合流点のため、標高が低くてもかなり寒かった。

林道の入り口

2日目:今日は森林限界にはるテン場まで。樹林帯は最初から急騰。久しぶりのボッカで息があがる。倒木が多く、ずっと樹林帯のため、単調でがまんの登りが続く。5時間たってようやく木々の中から富士山が見えると、疲れも飛んだ。

森林限界近くになり、どこでテントを張ろうかと相談した。樹林帯から出た稜線で富士山の景色を堪能していると、そこにいた人がそこにも張れそうですよ、と、岩と岩の間の隙間を差してくれる。確かに、富士山目の前絶景テント場!風も全くない!とテンションが上がり、そこにはることに。

結果的に大変なことにはならなかったものの、夜中、強風が時折テントを打ち付け、やはり(当然だが)樹林帯に張る方が安全だ。

富士山が見えるテン場

3日目:5時過ぎには出ようと4時に起床したが、寒すぎてだらだらしてしまい、6時前になってしまう。寒い寒いと繰り返しながらテントの外に出ると、そこに待っていたのは富士山の朝焼けだった!群青色の空に茜が一筋差す。次第にオレンジの光に変わっていく。

群青色に茜色が映える

初日の出はもう少し高いところから見ようと、慌てて出発の準備をする。と、そこでトラブルが。わたしのアイゼンの前爪を支えるプラスチック部分が寒さのためか割れてしまったのだ。この冬はアイトレもしたし、立山にも行ったし、おかしいところを感じなかったのに…。これは諦めるしかないか、、と思ったが、皆と相談してチェーンスパイクで行けるところまでいくことにする。本来は諦めるべきだったかもしれないが、この雪の少なさから行けるのではと判断した。(結果的に大丈夫だったが、お勧めはしない)
気を取り直して登り出すと、ボーコン沢の頭直前で白い雷鳥2羽に会う。こんなに晴れているのに雷鳥に巡り会えるなんて、ことし1年はいい年になりそう、と3人ともテンションが一層あがる。

白い雷鳥

ちょうどボーコン沢ノ頭で太陽が登り始めた。小さなオレンジの点は、瞬く間に大きな光になり、世界を照らして一年の始まりを告げた。ずっと見ていたいほどの美しさ。

さてそろそろ進もう、と富士山バックに登り始める。雪が非常に少ないので夏山のような感覚で歩ける。八本歯のコルもフィックスロープが出ていて、安全に降りられる。ただ、雪があればやはり懸垂をした方が安全だろう。支点もあるし、ロープは40㍍あれば十分だ。

ほとんど風もなく、快適な登山。すれ違う人が稜線は風が強いので気をつけてとアドバイスをくれる。山頂への稜線直下のトラバースが、チェーンアイゼンで行けるか最も心配だったが、踏み跡がしっかりあり問題なかった。(何度もいうが本来ならしてはいけない)。雪があればここが核心部になるだろう。

山頂は思ったほど風がない。富士山はもちろん、北アルプス仙丈ヶ岳甲斐駒ケ岳八ヶ岳など360度の風景。私は晴れ女なので絶景を何度も見ているが、何度見ても美しい。いつもよりゆっくり堪能して下山。テン場まで戻ってテントを撤収して、池山小屋まで高度を下げる。池山小屋の周りはテント適地になっており、6パーティほどが張っていた。

染まる稜線

4日目:今日は下山するだけ。とはいえ、急斜面の下山は足に来る。あるき沢からも長い長い林道。消化試合のため、地味な歩きが地味にとっても疲れる。

ようやく最後のトンネルの出口が見えたときはほっとした。奈良田温泉の白根館でお風呂に入り(ぬるぬるの湯で気持ちよかった)、移住された夫婦が営むおそば屋さん「おすくに」でとってもおいしいそばを頂いて、帰京する。

八本歯のコル

【感想】NF
山の上から富士山の初日の出を見るのは長年の夢でした。天気は快晴。絵に描いたような富士山の朝焼けと真っ白な雷鳥に出会えて、新年の計は元旦にありといいますが、今年1年、どんな山に登ろうかと歩きながら真剣に考えてしまいました。雪が少ないのがやや残念でしたがこれもぜいたくすぎる感想なのだと思いました。ご一緒していただいたTさんとEさんに感謝です。今年はいい年になりそうです。

山頂に続く稜線

【感想】HE
11月の立山例会時にHTさんが年越しで北岳に行かれると聞き無理矢理同行させて頂きました。HTさん的には超初心者を連れていくのか。。。と途方に暮れられたと思いますが、そんな素振りもなくにこやかに了解頂き、今回初めての北岳にトライすることが出来ました。
北岳は標高もさることながら、無風好天が望めそうにないこと、アプローチが遠く、3泊分の荷を背負っての林道歩きが長いこと等、不安が多いにも関わらず昨今の「行動制限のない年末」ということで、酒量が爆発的に増えていることによる?体調不良を抱えたままの出発となりました。案の定、初日から体調が悪く、だるさと吐き気、頭痛を抱えての登山となり、HTさん、NFさんには多大な迷惑を掛けてしまいました。すいません。
が、4日間の行動すべてが快晴、森林限界以上での行動2日間は「北岳にしては」ほぼ無風/弱風という絶好のコンディションの中、2023年の初日の出をボーコン沢の頭で眺めることができたのは、いまだに噓のようです。どでかい富士山の後ろから昇る朝日、その陽に照らされる北岳間ノ岳のモルゲンロートは本当に素晴らしい絶景でした。
その後の登りでは、白い雷鳥も間近で見ることができ、「一富士、二鷹(雷鳥)」を押さえることができ、幸先の良い2023年のスタートとなりました。茄子入りの食材を持ち込んでいれば、「三なすび」まで行けたのですが、そこまで準備至らず。。残念。。
ビビっていた八本歯のコルも放っていかれる恐怖から(笑)何とかクリアし、体調を気遣って早朝発にしてゆっくり進んで頂いたおかげで、無事北岳山頂を踏むことができました。
登りは遅れに遅れ、体調から食べることもままならず、山頂にも行く気あるのかないのか という状態でも「さあ行こう」と励まし、また「無理ならいつでも降りれば良いから」と優しくフォロー頂いたことは忘れません。自分もそのように振る舞えるようよく覚えておきたいと思います。
ところで下山時に爪先を靴内で傷めてしまい、帰京後ちゃんと歩けない状態となっています(爪はもうダメになり、爪の付け根が腫れ、両足とも親指の太さが倍以上になってます)。靴も荷造りも持ち物も体調管理も反省の多い山行となりました。今後キチンと対策し、また冬山に挑みたいと思います。

つるつるの林道。チェンスパ必携

【感想】HT
年末年始の山行で天候が一番気がかりでしたが、晴女のNFさんのおかげか、連日ドピーカンの弱風(この時期の北岳では無風に近い状態か)で、最高の条件での山行になりました。
絵にかいたような初日の出と富士山を眺めながらの北岳登頂ができ、幸先のよい年明けを迎えさせていただきました。
また、各自不安や不調、不具合がある中でも励ましあってチームで登れ、山岳会の良さを改めて思いました。
4日間の濃い時間をご一緒いただきましたFさん、Eさんありがとうございました。

また一緒に行きましょう。

おいしいお蕎麦でした