京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.4024 剣山から石鎚山へ#4 笹ヶ峰~伊予富士 ※テント泊ポイント

2023年11月3日(金)〜11月4日(土)

【メンバー】L:EH、DT、OM、KI、HM、MM 会員6名

【行程】11月03日 天候:晴れ 06:40 京都駅烏丸口=12:30 笹ヶ峰南登山口 12:40~14:45 笹ヶ峰 ~15:40 丸山荘(テント泊)

11月04日 天候:晴れ 07:30 丸山荘~08:15 紅葉谷~08:35 ちち山~09:00紅葉谷~09:20笹ヶ峰 ~10:25寒風山~11:40桑背峠~12:35旧寒風山トンネル登山口

【記録・感想】64期 EH

剣山から石鎚山まで繋げる山行の第四弾として今回 笹ヶ峰(~ちち山往復)~伊予富士の企画をさせて頂きました。

事前情報で、テン泊予定地の丸山荘のみならず山全体で水が枯れているとのことから全員2日分の水を準備、運搬することになりました。

三連休初日は想像以上にクルマが多く、到着に時間が掛かったため、初日に予定していたちち山巡りは省略して丸山荘へ直行し、テント準備を実施しました。丸山荘は笹ヶ峰頂上直下のきれいな小屋で、登山者が協力して残された小屋を大事にしていかないと と思いました(トイレもキレイ、ご厚意で避難室の開放もされてました)。

お楽しみの晩御飯はなんと!皿うどん!酢や辛子といった調味料も完備!山でこんな美味しい晩御飯って幸せです。HMさん、ごちそうさまでした。

が、ヒマラヤ帰りのDTさん、OMさんは全然元気がなく、なんと歩荷してきた酒が余るという前代未聞の事態に。こんなこともあるんですねぇ。。。

翌日はリーダの私が大寝坊してしまい、何とかちち山~寒風山は巡れましたが、伊予富士までは時間切れで到達できずでした。同行頂いた皆さん、すいませんでした。

ただ、予想していたたおやかな稜線だけでなく、荒々しい岩場も多く、今までとは違う四国の山を見た気もしますし、天候にも恵まれ、個人的には印象に残る山行でした。

また下山後に笹ヶ峰林道(UFOラインって言われているところですね)を少し偵察させて頂き、次回の山行プランへの手がかりをつかむことができました。

来春以降もジワジワと石鎚山へ向けて歩こうと思いますので、これに懲りずまた参加頂けるよう、よろしくお願い致します。

追)モンベルの6テンは今回が初使用ということで、心の中では「伊予富士」にしようと決めていたのですが、今回は到達できず。。。「ちち山」でも良いのかなぁ。。。

【感想】22期 KI

四国の山は、低い笹原に覆われて見晴らしが良く気持ち良く歩ける稜線が沢山あり、正に今回はお天気に恵まれ、楽しい山行となりました。

テント泊した丸山荘では、水が枯れているとの情報で、水のボッカに加えて、思った以上に傾斜の急な登山道が沢山あり、大変な所も有りました。

夕食の揚げ焼きそばは、山の食事とは思えない程、具材も下処理も凝っていて格別なものでした。少し拍子抜けだったのは、ネパール帰りのお二人がいつもと違いお酒が進まなかった事です。まだ、体調が本調子では無いのに車の運転、お世話になりました。

今回、時間の都合で行けなかった伊予富士以降、次回を楽しみにしています。

【感想】63期 OM

この四国縦走第一弾と三弾は都合つかず参加できなかったが、今回の第四弾は第二弾に続いて参加させていただいた。

この縦走シリーズは私にとっては次の二つの楽しみがあった。一つは夕食の担当者が決まり、食材は重くなるが豪華な食事が楽しめること。もう一つは四国の山特有の爽快な笹路の縦走が楽しめることである。今回も楽しみにしていたことを裏切らず期待以上に楽しむことができた。特に夕食は豪華な調味料たっぷりの餡かけかた焼きそばを作っていただき、自宅で食べるものより一層具材が多く手際もよかったのでおいしく食べさせていただいた。うずらの卵からむきを手伝わせていただいたが要領悪く結構つぶしてしまいごめんなさい。

時間切れで伊予富士は次回のお楽しみとなったが、縦走路も期待していたように笹路の爽快な歩きが楽しめた。帰りの車道でも初めての瀬戸大橋を通ることができ幸運だった。

初めて新しい6テンに寝させていただいたが広くて快適だったが、3人で寝たので広すぎて寒かった。底生地が丈夫にできておりちょっとかさばり重いのが難点と感じた。

みなさん健脚ぞろいだったのでついていくのに必死だったがいいペースで歩いていただき楽しかったです。みなさんご一緒頂きありがとうございます。また次回の第五弾に参加出来たらと思っております。

〈例会〉高島トレイル コンプリート3(ビラデスト今津〜石田川ダム)

2023年10月28日(土)

雨中歩行後、やっと出会えた

【メンバー】CL秋房伸一、松井美佳、上坂淳一 会員2名 OB1名 計3名

【行程】10月28日(土)雨/曇 ロッジ前6:15=ローソン山科四ノ宮店6:30=ビラデスト今津(松井・上坂が入山、秋房は石田川ダムへ車を回し、逆コースで入山)7:50〜10:00近江坂三叉路〜10:42大御影山〜11:46大日尾根〜12:18 p887北側で合流〜13:12三重獄〜水谷分かれ14:09〜15:02武奈ケ嶽北尾根〜15:50林道〜15:59石田川ダム=京都 [歩行距離19.1km]

*秋房:石田川ダム8:40〜10:14武奈ケ嶽北尾根〜11:01水谷分かれ〜11:20p855付近〜11:48三重獄分岐〜12:14p887〜12:18上坂・松井と合流(以下同一行動)[歩行距離21.8km]

【記録と感想】52期 秋房伸一

天気予報は雨のち曇り。小雨決行の計画でもあり、スタートからレインウェアで固める。ビラデストから出発した松井さん上坂さんが雨中シビアなことにならなければ良いと思いながら、石田川ダムを出発。

武奈ケ嶽北尾根への道は明瞭で助かった。尾根に上がると冬型の気圧配置による北からの風が雨混じりに強烈に吹きつけてきた。久々の雨中行動だったが、ゴアテックスの性能は確かだった。

尾根筋で傾斜が緩むと、トレイルが不明瞭になり、支尾根や池塘の回避で、緊張感を持って進んだ。無線での上坂さんとの交信は良好だったので、その点では心強かった。

三重獄山頂は高島トレイルからの枝道でピストンになる。頂上を踏むのは合流してからにすると打ち合わせていたので、頂上への分岐は通過して、先を急いだ。

887mピークで進行方向を探ってからほんの少し下ったところで出会えた。

ちょうどその頃から雨が止んだ。ガスも上がってきて、左手の谷越しに長大な尾根が出現した。地形図と同定したら、それはビラデストからの松井さんと上坂さんが当に歩いてきた尾根だった。大御影山の電波塔がメルクマールとして小さく屹立しているのが見えた。

冷たい風は吹いていたが、暗くなる前に無事、石田川ダムに下山した。山深く、なかなか貴重なコースだった。

長大な尾根が谷越しに見えた

【感想】66期 松井美佳

当日は午前中だけ雨予報でした。風速は17mと出ていました。私は薄着が好きな方で、レイン上下と暖かそうなインナーで行きました。寒かったです。使わなくても上着持ってきたら良かったと後悔しました。

前回と引き続き秋房さんが石田川ダムから来て頂けるので上坂さんと2人で入山です。引き続き前を歩かして頂きましたが、ペース配分が下手くそで、雨の中大変お手間をおかけしました。綺麗な場所、広い場所に行くと道迷いをしやすい単純な性格で。。

その度冷静に教えて頂き有り難かったです。秋房さんと合流後は雨も止み素敵な尾根を降りていきます。行きに通った稜線が綺麗に見えました。

素敵な1日をありがとうございました

三重獄ピークにて

【感想】上坂淳一

「高島トレイル」は個人の嗜好や思いつきではなく、江若国境付近の分水嶺をたどるように設定されており、そのことに深く興味をそそられ、完歩を目指すことにしました。コース上にある峠や山頂の多くはハイキングや自転車、バイクなどで通過したことのあるポイントですが、あらためて縦走でのタクティクスを考えてみれば、アプローチが絶望的に不便であることに気づきました。このシリーズでは秋房リーダー自らは事実上の送迎役となっておられて、ご自身は完歩されないことを大変申し訳なく思いつつも、二度と得られないであろうこの機会に何とか踏破してご恩に報いたいと思っています。また縦走一部集中という稀な形式となった場合、無線機はとてもよく働いてくれています。

シリーズ初回は江若国境らしく日本海と琵琶湖の展望を楽しみました。二回目は草原の快適なルートでした。今回はシリーズ三回目の山行です。近江坂から大御影山へはブナ林の続く山稜でしたが、午前中あいにく冬型の気圧配置に風雨が強かったです。稜線のブナは横向けに立ち上がっていましたので、冬季の風雪の厳しさを想像せずにはいられません。新緑の季節に訪れたならきっと爽快だろうと思いました。野坂山地に入ると稜線は穏やかで歩きやすいものの踏み跡が薄いところでは思いのほかRFが困難でした。皆さんのペースについていくのはなかなか厳しいのですが、次回以後も何とか頑張ってご一緒させていただきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

〈例会〉高島トレイル コンプリート2(マキノ〜ビラデスト今津)

2023年10月22日(日)

近江坂三叉路にて

【メンバー】CL秋房伸一、松井美佳、上坂淳一 会員2名 OB1名 計3名

【行程】10月22日(日)晴 ロッジ前6:15=ローソン山科四ノ宮店6:30=マキノスキー場登山者駐車場(松井・上坂が入山、秋房はビラデスト今津へ車を回し、逆コースで入山)7:41〜9:18粟柄越〜10:26寒風〜10:54大谷山〜11:40標高722m地点で秋房と出会う〜11:56抜土(昼食)12:26〜13:06近江坂三叉路〜13:14林道と交差〜14:46ビラデスト今津=京都 [歩行距離16.7km]

*秋房:ビラデスト今津8:31〜10:25林道交差〜10:34近江坂三叉路〜11:40松井・上坂と出会う(以下同一行動)[歩行距離17.3km]

【記録と感想】52期 秋房伸一

この例会を楽しみにしておられた前回参加の白石さんが、脚の不調が長引いており不参加。車1台になったので前回ゴール地点のマキノスキー場から松井さんと上坂さんが入山、車を本日のゴール地点であるビラデスト今津に回し、秋房はそこから逆コースでスタートした。

ビラデストから高島トレイルへ向かう近江坂は、適度な傾斜で広葉樹に囲まれ気持良い。

林道と交差してしばらく登ると高島トレイルと合流する三叉路。尾根筋を歩き若干急な下りで抜土。抜土で林道と合流。林道にはゲートがあり、福井県側からはゲートまで車で来ることが可能。

南へ下る林道へはまた別のゲートがあるのだが、ゲートの真ん前に、福井ナンバーのミニバンが駐車していた。登山者なのだろうか。そんな場所に駐車したのではゲートの鍵を持つ地元車両や緊急自動車の通行妨害になることは明白。周囲は広場状で、駐車スペースは十分なのに。

邪魔な駐車車両の横を抜けて林道から高島トレイル入口へ。急坂を登り、尾根に出たところで上坂さんと無線交信。抜土―大谷山間には、ルートが二つとれる箇所があり、そこで行き違わないように確認。

上坂さんと松井さんと合流

ルート分岐箇所を通過後しばらく歩いていると、遠くから当会のコールが聞こえた。何度かコールをやりとりしていると、樹林の影から突然、前方に上坂さん、その後ろに松井さんの姿。予定されていたとはいえ、なんだかとても嬉しかった。

大谷山から寒風へのトレイルが琵琶湖を望んでなかなか良かったとのこと。

抜土で昼食。ビラデストへは松井さんを先頭にサクサクと歩き、少し色づいた明るい山道を楽しめた。

大谷山にて

【感想】66期 松井美佳

高島トレイルの2回目に行ってまいりました。今回は秋房リーダーが今津から逆周りしてくださり、上坂さんと2人で登り始める事になりました。

マキノから栗柄越えの前回段差が辛かった下りは、登るのはあまり気を使わず行けて安心します。寒風の辺りの原っぱの様なところは道なのか、広場なのかが曖昧で楽しい寄り道をしました。途中定時に秋房さんとどこまで来た等の連絡を取り合い、大谷山近くで秋房さんが名前の付いた山頂に辿り着かす出会ってしまうことを他人事なのに、無駄に心配しました。上坂さんの秋房さんへの信頼が物凄く伝わり、居心地の最高なグループに参加させてもらった幸運、ご厚意に感謝します。

いよいよ近づいてきた時ホイホイと言って合図をしました。遠い声がだんだん近づき出逢いました。抜土で猟師の方と出会い貴重な話を聞かせてもらいました。秋房さんのコミュ力に感謝です。

残りは先頭で歩かせて頂きました。ペースも憶測で、道は3回悩み、その度教えてもらいます。私は少し方向音痴だと思います。。降りは苔の生えた濡れた石で最後に転けてしまいました。凄く貴重な体験を頂けて充実した1日でした。帰り道、質問責めにしてしまいました。

これからも懲りずによろしくお願い致します。

〈例会〉高島トレイル コンプリート1

2023年9月30日(土)

電波塔手前で

【メンバー】CL秋房伸一、白石正志、松井美佳、上坂淳一 会員3名 OB1名 計4名

【行程】9月30日(土)晴 ロッジ前6:15=ローソン山科四ノ宮店6:30=マキノスキー場登山者駐車場(1台デポ)=国境高原スノーパーク(愛発越)8:15~9:40乗鞍岳~9:50電波塔~10:50芦原岳~11:35猿ヶ馬場~11:55黒河峠~12:50三国山分岐~13:02三国山~13:40明王ノ禿~13:58赤坂山~14:12粟柄越~15:07マキノスキー場、マキノ高原温泉(入浴)=愛発越=京都

【記録と感想】52期 秋房伸一

高島トレイルはテント泊でスルーなら2 、3泊でいけるとされているが、ワンデイの積み重ねで行こうとすると、公共交通網が希薄なため、何らかの送迎がないと一般的には難しい。そこで、今回の計画では、一旦全員が入山地点まで行き、CL(車運転者)は下山地点に車を回送、逆コースでトレイルを歩き、出発地からのパーティーと出会った ところで合流して下山地点に戻る、という方式を計画した。

しかし、今回は車2台が確保できて4名なので、ゴール地点に車をデポして通常どおり全員で歩くことにした。

スタートの愛発越付近の駐車場はスキーシーズン以外には閉まっているため、マキノ駅等に車をデポし、バスで国境高原スキー場に行くのがよい。

スキー場の斜面を登り、高島トレイルの道標を見つけてトレイルに入った。乗鞍岳を過ぎると電波塔が現れ、小休止。雄大な景色が広がった。芦原岳では敦賀の町が見渡せ、黒河峠でお昼。三国山分岐手前の水場で涼をとり、三国山をピストン。明王ノ禿から赤坂山は案外見た目よりも楽に登れた。粟柄越からマキノへ降りる道は、予想していたよりもガレがきつかった。

メンバーの脚が揃い、サクサクと歩き通した。思っていたよりも達成感のある山行だったように思う。

電波塔

【感想】66期 松井美佳

行きたかったけど個人では自信なくずっと地図だけ持っていた高島トレイルの例会を開いて頂き幸運でした。

当日は暑さも和らぎとても素晴らしい1日になりました。右に日本海左に琵琶湖が見える尾根は何度でも行ってみたく思います。

ご一緒して頂いた皆様、楽しい1日をありがとうございました。次回からも楽しみにしております。よろしくお願い致します。

ブナ林を歩く

【感想】64期 白石正志

行きたいけど行けなかった高島トレイルを数回に分けて縦走する企画をみて、これは絶対行かないとと思い、速攻でエントリーしました。脚を痛めてしばらく山らしい山に行ってなかったから、下りはペースを合わすことができず、ご迷惑をお掛けしましたが、きれいなブナの森や琵琶湖、日本海鈴鹿山系も見えてとても満足でした。

またご一緒した方から色々なお話もできてとても楽しかったです。

No.4007 沢登り 沢上谷(そうれだに)

2023年7月1日(土・夜)~2日(日)

五郎七滝

 

【メンバー】CL秋房伸一、中尾諭、TW、松井美佳(見学) 会員3名 見学1名 計4名

【行程】7月1日(土) 曇り時々雨 ロッジ前16:30=21:30岩舟河川公園キャンプ場(幕)

7月2日(日) 晴れ 幕地6:00=6:30自転車デポ地6:40=7:00沢上谷デポ地7:25~8:16五郎七滝~9:36岩洞滝~11:15蓑谷大滝~12:37渡渉地点で撤退エスケープ~13:03県道89号~13:40デポ地=荒城温泉恵比寿之湯15:37=19:00京都

 

【記録】52期 秋房伸一

入渓地に向かう車窓からの荒城川は昨晩までの雨で茶色の濁流。沢上谷とは水系が異なるが、果たして入渓できるのか不安を感じながらも、とにかく現地をみて判断することに。

空は快晴。水流は強いが水は濁ってなく、遡行を決定。これまで何度も遡行しているのでそういう判断をしたが、初見の沢なら中止していたと思う。水流が強いと普段は何でもないところが危険箇所になることをメンバーに伝え、無理ならすぐに引き返す前提でスタート。

いつもは沢の真ん中のナメを楽々歩いているようなところも、岸をヘツって進み、巻けるところは巻く。樹木や草、使えるものは何でも使った。上流になるにつれ水量は減るはずなので、それを期待しつつ進み、3つの大滝を無事鑑賞することができた。

蓑谷大滝の巻きでは、いったん登ったあと固定ロープ設置箇所で下降するのだが、途中、支流が出現するところで、支流に沿って登ってしまった。間違いに気づき引き返した。

箕谷大滝の落口上部の徒渉箇所の水流が強く、水量も多い。そこで引き返すことを即決した。登り返して、先刻間違えたルートを進むと、あっけなく県道に出た。これまでにない緊張感に満ちた沢上谷であった。

岩洞滝

 

【感想】57期 TW

『沢上谷は癒しのデート沢』と聞き、ゆるふわな気持ちで当日を迎えましたが、前夜の雨で川は大増水。有名なナメ歩きはあちこちに白波がたって歩けなかったり、徒渉も、下流に流されかけたりと、緊張感漲る沢行きとなりました。

徒渉が危険すぎる為に途中撤退しましたが、楽しみにしていた3つの大滝は見物する事ができ、満足しました。どの滝も、どうすればこんな形とスケールに??と思わせる圧倒的な存在感と美しさで、増水している故もあってか、大いなる自然のパワーを感じました。難しい状況の中、入渓を決めてくださったリーダーに感謝しています。

秋房リーダー、ご一緒いただきました皆さま、楽しい山行きをありがとうございました。

 

【感想】26期 中尾諭

沢上谷は、私にとっては今回が初めての入渓だったので、調べて見ると、滑滝が続く初心者向けのコースと紹介されていて、それほど緊張することも無く、景色を楽しみながら遡行できるのかなと思っていました。

ところが、前日の雨の影響で川の水量が増していたこともあり、水流で歩きにくかったり、徒渉では体が流されそうになるところや、小滝では頭から水を被ったりと、思いのほか緊張を要するところがありましたが、それが、かえって私には楽しい沢登りになりました。

蓑谷大滝の上流部の徒渉は、水量が多く、流されたら大滝から落ちて危険と判断してエスケープルートで車道に抜け下山となりましたが、見どころの3つの滝は、水量が多く、通常の時より迫力ある滝の様子をみることができたのかなと思います。

例会を企画していただいた秋房さん同行していただいた皆さんありがとうございました。

なお、オマケ情報として、下山後に立ち寄った恵比須之湯は、源泉かけ流しの秘湯温泉としてテレビで紹介されたことがあるとのことで、この温泉に入浴するためにだけ来る人も少なくないとのことです(入浴中に聞いた話)。

箕谷大滝

 

【感想】 見学 松井美佳

集会見学時に初見の私の参加を快く承諾していただき、ありがとうございます。簡単な沢の言葉を鵜呑みにし、呑気に参加させて頂きました.

入水時、水流が凄いのに決行を決めて頂き、とても嬉しかったです。

しかし水に入ったら流れが強くて思ってる半分も進めなく、皆様を待たせてばかりになってしまい、己の脚力、集中力が足りないのを実感致しました。

水流に足を取られて、桜の木でターザン状態になってしまったり、勾配の無いところでしたが、体感では2mほど流されてしまったり、周りの皆様はとても冷や冷やだったと思います。

個人的な感想は、初めての出来事が余りにも多く、とても贅沢な1日でした。

川に流されるのも初めて、外での懸垂下降も初めて、その後2週間近く経った今でもにやにやが止まりません。

皆様にご助言、サポート頂き怪我なく楽しい1日となりました。素晴らしい1日をありがとうございました。来年こそは冷や冷やさせない沢上谷を楽しもうと思っております。

今後ともよろしくお願い致します。