京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉 堂満ルンゼと雪洞練習

2005年2月13日(日)

11日のインドアクライミング例会が流れたので、13日に堂満岳に行ってきた。

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【日程】2005年2月13日(日)

【参加者】43期 H.M.

【山域】比良山系 堂満岳周辺

【記録と感想】

9時30分 イン谷出発

10時20分 堂満岳1ルンゼ堰堤下

11時30分 堂満岳頂上

12時00分 頂上発

12時30分 金糞峠(13時30分まで雪洞作成練習)

14時20分 イン谷口下山

 

11日のインドアクライミング例会が流れたので、13日に堂満岳に行ってきた。6日の積雪期救助訓練の日は寒波で新雪が50cm近く乗っており、今にもなだれそうだったが、週の半ばに気温が上がったので、今頃は雪が締まっているだろうと予想して出かけた。積雪量は例年より多いものの、かなり気温が高かったようで、落ちるべき雪はみな落ちて、ルンゼ内は大量のデブリ。下部で弱層テストをしてみると、5センチほどの新雪のすぐ下はやや固いザラメ状。遅くなると雪が腐りそうなので、さっさと準備をととのえ出発する。

去年の今頃、N野さんと来たときは胸までの新雪ラッセルとなだれの心配から半分で降りたが、あのとき3時間かかった地点を20分で通過する。中央稜に2組とりつき、ルンゼ通しは私ひとりだが、昨日のトレースも残っていて、アイゼンを利かせながら順調に登る。そのままルンゼをつめて1時間ほどで頂上に出てしまった。天候や雪質しだいとはいえ、なんともあっけないリベンジで少々がっかりする。

時間と体力があまったので、金糞峠で雪洞掘りの練習に励んだ。今年は多雪で、金糞峠のテント場でも150センチはある。特に吹き溜まりを探さなくても、どこでも雪洞が作れる深さである。

最近購入したオルトボックス社製のジュラルミン雪崩シャベルの使い心地も良好で、一人用の雪洞を一つ30分で作れた。調子にのって、別の場所にもう一つ掘る。天井の高さ80センチ。室内幅70センチ、奥行き2メートルくらいの一人用横穴式雪洞が二つも完成したが、明日は仕事で泊まれないので名残を惜しみつつ下山した。今頃は鹿か猿が利用しているかも・・。

3月の荒島雪洞体験IIが今から楽しみだ。