京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2693 天ヶ岳~金毘羅山~瓢箪崩山(歩荷)

2005年4月10日(日)

【日程】2005年4月10日(日)
【参加者】会員6名、非会員1名
【天候】晴れ
【コースタイム】
出町柳7:50 百井別れバス停8:55 分岐9:32 天ヶ岳9;55 焼杉・大原分岐11:15 翠黛山11:40 金毘羅山手前(昼食)12:10 江文峠1:20 寒谷峠2:25瓢箪崩山2:35 林道3:30 叡電八幡駅 4:08 出町柳4:20

【記録】
出町柳からのバスは混み合うという状態ではなく、全員シートに座っての出発となった。この道は昨年の花背交流の森での新緑祭時にも通った道だったが、今回は京都バスのお世話になっての山行となった。
 バスに乗ってみて気が付いたことだが、乗用車では味合うことの出来ない雰囲気があった。あえぎあえぎ進むバスのエンジン音と流れる車窓の風景を見ていると、何かとんでもなく遠くに来たような錯覚に陥る。百井別れで下車したのは我々5名だけだった。
 下車してすぐに目の前にある林道に沿って歩き始めたが、M井さんがすぐに大きな石を見つけてザックに入れ歩荷を開始、私もと思い石を探したが、適当な石が無かった(実は今日の距離はかなりあると見ていたので、敬遠とする)ので諦める事にした。
 帰宅し、初めて分かったことだったが、この石を探していた狭い林道が、実は国道477号と知って驚かされた。
 今回の山行にはT岡さんの妹さんが参加され、山の方は余り経験がないとのことであったが、歩かれる様子はT岡お姉さんのDNAを受け継いでいる事間違いなし!と見た。
 T岡お姉さんの方は今日は途中で合流するとのことで楽しみにしていたが、我々が天ヶ岳に着くや否や足音も軽く笑顔で到着。鞍馬駅から健脚に物を言わせて軽く走ってきたとの事、我々は標準タイムだったが、T岡さんはどうやら半分以下の時間のようで全員びっくり、以後行動を共にすることになった。
 焼杉分岐のところで5,6名のパーティに会ったが、焼杉山の方へ向かって行った。分岐からピークを2つほど越えると翠黛山に着いたが、天ヶ岳と同様に「大原の里10名山」と記されていた。10名山とはどの山を言うのだろうと話をしていたが、帰って調べてみるとこの10名山は「京都大原里づくり協会」という地元の人で作る団体で命名したものらしいが、(水井山、大尾山、瓢箪崩山、金毘羅山、翠黛山、焼杉山、天ヶ岳、ナッチョ、皆子山、峰床山)の10山を言うことが分かった。
 金毘羅山の岩場を巡った後食事を取ったが、金毘羅山から見る光景は満開のタムシバがまるで、秋吉台カルスト台地を連想させるようで、美しい風景だった。
 最後は江文峠を越えて瓢箪崩山に向かったが、いくつかのピークを越える結構きついコースのような気がした。頂上は展望が無く木々の間から比叡山の頂上が垣間見える程度だった。瓢箪崩山という珍しい気になる名前は、どうやら山の姿が崩れた瓢箪が横たわっている姿に似ているからとか?とにかく今日の山行は低山ではあったが、距離といい、雰囲気といい、充実したもので叡山電鉄八幡駅に到着した時はほとんど全員の水筒は空っぽになり、自動販売機がまるで砂漠のオアシスのように見えたのは私だけだったのでしょうか?
それにしても山行の経験が無いとおっしゃられていたT岡さんの妹さんが、ケロリとされていたのにはびっくり、血は争えないとはこの事でしょうか、皆さん全員満足の様子、企画していただいたリーダーに感謝!