京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2724 奥美濃:岩岳、船伏山

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【日程】2005年10月9日~10日(月)
【参加者】計15名
【天候】晴れ


<10月9日>
【コースタイム】
シニア組コース~林道終点11:50-昼食12:40-出発13:10-登頂断念下山14:10-林道終点15:10
【感想】
前日まで心配された雨もすっかり上がり快晴のもと市役所前を8:10出発、名神から東海北陸道、関ICを出て一般道を経て東板屋林道終点登山口着。
関ICを出てから4、5回道に迷い、思ったより時間がかかった。健脚組とシニア組に分かれて登山始した。登山後健脚組を待って全員で淡墨温泉へ直行し、今日の汗を流す。今流行の第3セクターの経営で立派な設備の温泉だった。隣接してホテルもあった。
今日の宿泊地、神崎(旅館・清流荘)18:50着、夕食は川魚料理と聞いていたので川魚の嫌いな小生は心配していたが、卵から育てた新鮮な鱒料理で、造り、フライ、姿焼き、すごく美味しかった。ご飯は五穀の入った五穀米を食べるのも初めてで美味しかった。
S方君持参のワイン、ビール等で盛り上がり楽しい夜のひと時を過ごす。

<10月10日>
【コースタイム】
清流荘8;00-夏坂谷出会いーあいの森P8;15-展望台10:10-石の地蔵さん(頂上まで1,800メートルの標識あり)10:30稜線10;50-船伏山11:25(昼食55分)-下山12:20-小船伏山12:40-あいの森P14:20
【感想】
五月の熊野古道行きで少し自信がついたが、初日の岩岳登山ではデッポの登りですっかりバテテしまい記録にならなかった。ごめんね・・・・
2日の船伏山は地元の小学生も登るという事で屋根筋もジグザグに良く整備されており快適な登山を味合う事が出来、ピークは雑木林もきれいに伐採されており展望はすばらしかった。しかし紅葉は未だ先のようで残念だった。
下山したら健脚組は東尾根経由で1時間前に到着しており2台は先に板取川温泉へ出発していたので我々も後を追う。最近似た日帰り温泉があちこちに出来ているが、今日の疲れを癒すのには充分だった。17時頃(さだかではない)現地解散。4台の車は思い思いに帰路につく。(走行距離492K)


先発メンバー報告

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【コースタイム】

<10月9日>
京都市役所前9:10東板屋林道奥に駐車11:40-55 岩岳2:40-3:05 東板屋林道駐車地点4:45 薄墨温泉5:15-6:00 神埼・清流荘6:50
<10月10日>
神埼・清流荘8:00林道終点に駐車8:20 展望台9:15小舟伏山10:05舟伏山10:30-11:00 みのわ平11:35-12:00 さくら峠12:20 駐車地点12:55-2:45 板取温泉3:50-4:35(解散)

【記録】
<10月9日>曇時々晴
<メンバー>計9人
東板屋林道奥の駐車地点に着くまで少々道に迷った。村の人に蛭が多いと驚かされた。CLが用意して下さった殺虫剤を吹きかけて出発。読図ポイントが付いた例会のSLは初めてなので緊張した。
村外れから山道に入り尾根の末端を回りこみ尾根に取り付く。ここからはずっと植林された尾根を登る。尾根が広く杉、檜などで見通しが悪く地形を読みづらい。標高630m当たりで昼食。I上さん差入れの栗御飯を頂く。S方さんがここに水をデポ。これが後続組の目印になった。
ここからが急登でしかも直登だ。800m付近で左に尾根が派生しているがはっきりとは確認できなかった。ようやく900m付近の崖で現在地を確認できた。
展望のよくない頂上だが、東方面の明日登る舟伏山方面がよく見えた。舟伏山の平坦な山頂と小舟伏山の南斜面の急傾斜を地図で確かめた。
下りは往路を戻る。急坂に尻餅をつきながら下山した。2人が蛭にやられていた。ガイドブックから想像していたよりかなりきつい山だった。他のパーティーには逢わなかった。
薄墨温泉で汗を流し、清流荘に着いたのは7時前。卵から育てたと言う川魚の料理は美味しかった。差入れのワインや果実酒を頂きながら、山の話などで歓談した。
<10月10日>曇
<メンバー>計11人
旅館の人に送られて出発し、夏坂林道終点の手前で駐車。こちらから舟伏山へ登るコースは25000の地図にはのっていない。立派な案内板には周回道が記されていた。道はしっかりと手入れされていて標識つけられていた。
渓流に沿って進み左へ橋を渡り、沢沿いの山道を登る。沢の大きさと方向で現在地を地図に落としながら歩いた。結構難しい。尾根に取り付くと時々西側の尾根が見えて現在地の確認も楽になる。
沢の上部をぐるっと回ると阿弥陀如来のある休憩地につく。ここからは昨日岩岳から見えていた小舟伏山の南の斜面を約300m登る。急斜面だがジグザグに道がつけられているので楽に登れる。
小舟伏山は東西に400mほどの平らな山。少し下り登り返すと舟伏山。ここも平坦な山頂で、案内板が設置されている。ここでコーヒータイム。高塚山と能郷白山は確認できたが恵那山は雲の向こうに隠れていた。
東に向って下山。山腹から尾根に下り平坦地に付く。みのわ平。ここで昼食。
南に向って下る。鞍部には桜の木と石室に安置された地蔵さんがあった。神崎と根尾を結ぶ峠らしいが、根尾へはここからどう歩いたのか見当もつかない。
ここで左「あいの森」ゲートへ下る尾根道と別れる。ガイドブックでは林道から伸びる沢に向って西方向に下っているが、道は南西に尾根を下っていた。今はこちらの道が主になっているようだ。621mの手前で西に下り、林道の終点に出た。ガイドブックも修正が追いつかないのか、時々こんな事がある。
今日は3組6人と出会っただけの静かな山行でした。4人が蛭にやられていた。
N村さん達を待つ組と先行する組に分かれ、板取温泉で合流し解散した。
私にとっては3年前の高塚山以来の奥美濃の山でした。CLのN村さんありがとうございました。又2日とも25000の地図を手にして歩いたのは、本当に久しぶりで、難しかったが楽しかったです。25000の地図がどこまで地形を反映しているのか興味が涌いてきました。


【リーダー所感】
今日の例会は2日間とも天気が良くまずまずの成功だったと思う。友人や会員などにも声を掛けてもらいその結果大人数のパーティーになり、熟年組と若手にパーティーを分ける事にした。
1日目の目的地への時間がかかりすぎた事は車のルートも下調べをしておくべきだったと反省している。又午後からの岩岳の登山においても、ガイドブックのコース、タイムを鵜呑みにして軽い気持ちで足慣らしとして登る予定だったが、若手でさえガイドブックの時間よりかなり時間がかかり、皆さんにご迷惑を掛ける結果となった。
現地の人に聞くとこの山はヒルが多いとの事だったので、大杉君から助言をしてもらっていたので、全員殺虫スプレーを足元にかけての登山となった。私はショートパンツだったが、幸いにもヒルに噛まれる事は無かった。ただ2、3人の人は、スプレーが足らなかったからか靴下に吸い付いていたようだ。
2日目の船伏山のルートは最初予定していたコースを中止して、愛の森ゲートから夏阪林道を車でかなり奥まで入れるコースにしたため、快適な登山となった。
最後に登山計画の一部に不手際が有った事をお詫びする次第です。