京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2737 ボッカ:醍醐

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【日程】2005年12月18日(日)
【天候】小雪時々晴れ
【参加者】6名
【行程】 7:30 T岡邸出発
8:10 醍醐三宝
8:20 U1 START
8:35 D1 醍醐寺女人堂 荷重調整
8:50 U2 
9:10 RFミスにつきバック
9:25 女人堂
9:55 D2
10:00 U3
10:20 横嶺峠
10:40 D3 上醍醐寺開山堂
11:00 U4
11:05 D4 上醍醐寺上醍醐陵 荷重解除
11:10 U5
11:30 車道出合195m地点
11:50 D5 西笠取 ランチ
12:25 U6
12:50 車道
12:55 山道
13:05 笠取山
13:15 車道
13:25 夕映えの一本杉334m地点
13:30 平出集落
13:45 内畑町分岐
14:10 D6 琵琶湖展望台
14:20 U7
14:30 奥宮神社
14:45 長寿桂
15:00 岩間寺
15:10 奥宮神社分岐
15:40 京滋バイパス高架下
15:55 D7 石山寺 GOAL
トータルタイム(ダウン除く) 6時間05分
全長23.9キロ、延登高1,123m、延下降1,058m(Yさんの調べ)

*STARTはその山行の始点、GOALは終点として地点に併記
*UはUp・DはDownの略(休憩の際に荷物を降ろすところから)、 Downから次のUpまでが行動時間となり、UpからDownまでの間が休憩時間となる。回数を重ねるごとにU1,U2・・・と振っていく。

【記録・感想】48期 Y.K.
 前夜泊メンバーは、白化粧をした京都の街並みを旧奈良街道沿いに北上。Iさん・Y口さんと合流し女人堂前の沢筋で荷重をする。前夜から22kgつめていたわけだが、どうせ1日だしと石をつめてみた。すぐにルートは二俣沿いに分かれる。柵を乗り越えて左俣をつめるが進むにつれてルートが荒れ、洞穴まで出てきた。地図で確認すると高塚山南の沢をつめていたもよう。即バックし右俣を登りなおす。良い道だが地図通りの九十九折に皆いつしか無口になった。視界に飛び込んでくる白さも進むにつれて多くなり、風が身にしみる。尾根上に出た所で1本立て、もう一度急登をこなすとあとはトラバースで横嶺峠に到着。あとは階段をひと登りで上醍醐寺に到着した。バックにて消耗した時間・体力、そして足元に気を取られて疲れた気がした。醍醐水を見に准胝堂下まで下るがここでも凍結防止のため水はなかった。清め水も何層もの氷膜となっていて寒波の力に驚かされる。上醍醐陵からは競馬場・大阪、果ては淡路島まで見える大展望!ここで石を捨てて下る訳だが私は最後まで持っていく事にする。前回のボッカ不参加だったからだの、指先の無い手袋だったのでザックがあけられないだの、色々と理由はあるが何より捨てるのがめんどくさい。
 重さから開放され一気に山を下ってから、醍醐山は以前女人禁制だった事を知った。もし依然として禁制であったとしても今パーティーはおっさん6人なので問題なし。腹が減ったのでさっさと先を急ぎ、陽だまりの草原で昼食とした。車道に飽きたメンバーはYさんの「笠取山行きましょう」の一言にあっさりと便乗。AさんとTさんに読図・RFの大半を任せて、途中登山道をショートカットして笠取山西斜面の車道に強引に乗り上げた。そして少々南下、山頂北の鞍部より山頂目指して尾根沿いにヤブを突っ切る!雪はあるわ痛いわの割に文句も出ず山頂到着。小さいながら標識がかけられていた。来た道を戻り東へ進むにつれ、木についた柿やら柚子やらが目に飛び込んできて収穫に躍起になる。当然ながら低い所についていたものは既に盗られてしまっている。ここでA月リーダーの必殺道具が登場!65cm傘で華麗に実を払い落とし「これじゃ柿取りの山行ですねー」といえばY本さん曰く「だから笠取山って言うんだよ」。
 琵琶湖展望台経由で岩間寺に向かうこととし緩やかな登り坂を行くが、先頭を行く男性3氏が談笑をしながらとんでもないスピードでぶっ飛ばすのである。ちょっと待った、足のリーチの差を考えて頂戴!更に荷重が未だある訳だが自分で勝手に詰めっぱなしにしているだけなので、これで遅れたらものすごく格好悪い。意地でついていくことになり一人でボッカ気分を満喫。展望台からは琵琶湖・近江富士が一望。岩間寺では世にもめずらしい志納料の団体割引が適用された。昨日が大根焚きだったとのこと、本日は車道のクラストもあって参拝客はいなかった。その間にYさんは岩間山頂経由で合流、車道を下り東海自然歩道石山寺まで一気に進んだ。その石山寺までが異常に長かった。車道なだけに気が緩んでいるので余計に荷重を重く感じる。適当な距離表示の標識にイラつく余裕もない。ようやく石山寺に着くと早速石やら水やらとドバドバと捨てた。そんな私を横目に「距離短くてごめんなさいねー」。勘弁してくださいリーダー様。
最後に打ち上げ先の店のおかみさんに全員で総ツッコミを入れ、山人らしく京阪乗車賃をケチって仲良くJRから帰路に着いた。