雪崩救助犬を使った捜索、ビーコンでの捜索、事故者の梱包、搬送を10名ほどのグループにわけて訓練した。
[岳連] 積雪期遭難救助訓練
【日程】2006年1月29日(日) 晴
【参加者】比良山岳会から6名
【記録】47期 C.O.
7:00正面谷堰堤横広場集合、9:00訓練場所にて捜索訓練、15:00解散
雪崩救助犬を使った捜索、ビーコンでの捜索、事故者の梱包、搬送を10名ほどのグループにわけて訓練した。救助犬の事故者発見までの速さ・正確さは本当に見事だった。後ほどのビーコンを使った捜索訓練で事故者発見に5分から30分の時間を要したのに対し、救助犬は1から2分で埋没者を探し当てた。ただ、雪崩救助犬への理解は日本では低く、彼らが活躍する場が少ないのが現状だそうだ。ビーコンの捜索では、埋没者が複数のパターン、複数の埋没者が上下に重なるパターン(一人発見したからといって同じ場所にもう埋没者はいないと判断してはいけない)など訓練した。今回の講習でビーコンの操作はわかったが、アナログビーコンは磁力線のように回って遭難者にたどりつくようで埋没ポイントを特定するには経験・訓練がさらに必要だと感じた。梱包はツエルトで事故者を包み、スリングをつける支点を5,6点つくり、インクノットで止める方法にて行った。他注意点として指導を受けたことは以下の通り。
・捜索時は2次遭難を防ぐため雪崩の見張り役をつける
・雪崩発生時の避難場所を予め決めておく
・ゾンデ棒は垂直に刺す(斜めに刺している人が多かった)
雪山に行く人は是非、行かない人も事故時に何が行われているか理解するため参加されることを薦めます。