京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2747 比良スキー&スノーキャンプ

今回は参加者5名全員がスキーでの参加となり、例会タイトルどおりスキーと雪上キャンプを存分に楽しむ例会となった。

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【日程】2006年2月25日(土)~26日(日)

【参加者】5名

【天候】25日:晴れ 26日:雨

【行程】

25日 10:30びわこバレイ山上駅~11:30汁谷~13:30比良岳~14:30汁谷

26日 10:20汁谷~10:45びわこバレイ山上駅

【記録】 46期 A.M.

今回は参加者5名全員がスキーでの参加となり、例会タイトルどおりスキーと雪上キャンプを存分に楽しむ例会となった。

 

25日(土)

ゴンドラ山上駅から幕営予定の汁谷附近までスキーで滑ることにするが、いきなり幕営用具の重荷を担いでのスキー滑降は結構難しい。何とか汁谷にたどりつき幕営用具をデポして比良岳に向かう。汁谷から比良岳へのルートは、積雪量も適当でブッシュもあまり苦にならず、またスキーに適した斜度でスキー歩行に快適なルートである。しかも、天気は春のように穏やかで、まさにスキーでの雪上散歩のような楽しい雰囲気である。シールを付けての歩行は順調で、シール歩行が初めてのOさんも順調に比良岳にたどりつく。

 

比良岳からは木立がまばらでスキーに最適な谷筋を滑降していくが、しばらく行くとルートを少し外れていることに気付き小さな尾根を越えて正規のルートに戻る。スキーで滑りやすいコースを選ぶことを優先してルートを充分に確認しなかったことが原因である。早めに気付き往路に戻ったので問題は特になかったが、気付くのが遅れたら大回りして戻る破目になっていたところである。

 

汁谷に戻り少し登り返した尾根の平坦地にテントを張ってから、まだ時間に余裕があるのでゲレンデにスキー練習に行く。本来であれば土曜日はオールナイト営業であるが、今日は低気圧の影響で強風が予想されるとのことで18時までの営業となる。

 

我々も18時までスキーを楽しんだあと幕営地に戻るが、尾根上では強風の恐れがあるので、スキー場横の汁谷キャンプ場水場近くにテントを降ろす。結果的にこの場所は風の影響をほとんど受けず、またリフトが止まった後も夜間照明は点されたままで仄かに明るい快適な幕営地であった。

 

22時頃に就寝したが、予想された雨もまだ降らず、風もほとんどなく温かく快適に眠りにつく。深夜にOさんが体調を訴え心配するが、その後は何とか体調も落ち着いたようで朝まで眠る。

 

26日(日)

深夜から降り始めた雨が強くなり、Oさんの体調のこともあり少し様子を見ていたが、雨は強くガスも出ており、リフトも動く様子がなく仕方なく雨のなかテントを撤収し歩いてゴンドラ駅まで登る。

 

しかし、ゴンドラも強風で運行を見合わせており、再開の見通しも不明であると言われてしまう。徒歩で降るしかないかと思案しているとゴンドラが動く音が聞こえ、しばらくして運行が再開され無事ゴンドラで下山することができた。

 

春のような陽気のなかを比良岳までの素晴らしいスキーツアー、ゲレンデでのスキー練習、雪上キャンプ、Oさんの体調不良、雨中でのテント撤収、強風でゴンドラが運行見合わせと、1泊の短時間ではあったが内容盛り沢山の例会であった。しかし、何と言っても比良岳周辺がスキーツアーに最適であることが分かったのが最大の収穫で、今後は今回行けなかった1080mピークや小女郎峠方面へのコースも含めて、びわこバレイ周辺をスキーで大いに楽しみたいものだ。