京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2784 御嶽山(濁河温泉から山頂往復)

 
【日程】2006年9月23日(金夜)~25日(日)
【参加者】3人
【記録】
22日(晴れ):20時山科発, 12時濁河温泉着 仮眠
23日(晴れ):5時起床, 5時50分出発, 7時のぞき岩, 8時40分五の池小屋(飛騨頂上), 9時五の池小屋発, 10時40分剣が峰着, 12時40分 避難小屋着
24日(晴れ):5時起床, 5時30分 摩利支天山頂で御来光, 7時避難小屋発, 7時20分 三の池, 8時飛騨頂上, 8時20分継子岳, 8時50分飛騨頂上, 8時55分五の池小屋発, 10時40分濁河登山口下山・入浴・帰京


【感想】43期 H.M.
初めて訪れた御嶽は好天のお陰もあって、穏やかで美しい山でした。
初日は個人山行のY本さんとも一部御一緒できました(あっという間に消え去られましたが)。順調に高度を上げ、予定より早く11時前に到着した剣が峰は、人が多すぎて早々に退散。賽の河原を過ぎたところにある誰もいない綺麗な避難小屋に荷物を置いて、午後はボーっと静かな秋の御嶽を満喫しました。頂上付近は紅葉したウラシマツツジがハイマツの緑に映え、ナナカマドの赤い実と、咲き残ったイワギキョウやトウヤクリンドウが季節の交代と秋の訪れを感じさせていました。昼からはガスが出始めて、東側の中空に完璧なブロッケンが現れ幻想的な光景でした。ゆったりと午後を過ごして、思い思いの夕食とお酒のあと日暮れに就寝。木の良いにおいがする快適な避難小屋(10畳くらいの板間と別棟に清潔なトイレあり)のお陰で日ごろの睡眠不足も解消して熟睡できました。真夜中にトイレに起きて見上げた空は降るような星空でした。
2日目は、夜明け前に霜柱を踏みながら摩利支天にのぼり、中部山岳のすべての山々が雲海に浮かびバラ色に染まるようすを眺めました。朝食をとって、一夜の宿に感謝して出発。三の池を周回して継子岳に登り、1日目と合わせて御嶽のほぼすべてのピークと周回路を歩くことができました。
下りは積雪時のルートファインディングを想定しながら歩き、1時間半で下山。秘湯の露天風呂で汗を流して帰京しました。久しぶりにのんびりした山が味わえてリフレッシュできた気がします。ずっと運転していただいたS方さん、おいしい煮豚を今回も持参してくださったM梨さんありがとうございました。