京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2843  白滝谷遡行

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【日程】2007年9月8日(土)
【参加者】計6名
【天候】曇り
【コースタイム】
坊村8:55~林道終点入渓9:50~三つ目の橋10:50~夫婦滝14:00-14:30~クロトノハゲ~志賀駅16:30


【記録】43期 K.T.
 二年ぶりの沢、その間、ハーネスもロープも触ったことが無いという有様。沢初めての人が二人もいるのに、足を引っ張ったらカッコ悪いなと秘かに思いつつ参加した。
 白滝谷への登り口で沢装備を装着する。N野リーダーは、以前の様な、お道具をありったけぶら下げた出で立ちでは無く、すっきりとした腰回り。M井さんは、立っているだけで沢屋さんの風格が。T辺さん、O野さんは、沢靴もヘルメットも新品。Y村さんは、ぴったり体にフイットしたTシャツにタイツ姿。おもわずカッコイイーと言ったら、N野リーダーが、まだ体に金をかけとらんなーと、お腹の筋肉を自慢していた。
 今日の水量はちっと少なめ、それでも久しぶりの沢は、緊張を強いられる。バランス感覚が悪い、前を行くY村さんが、ヒョイヒョイと岩を伝っていくのに、私は飛び移れなくて、水の中をバシャバシャと歩く。滑って太ももを強打(ひどい痣になっていた)。何度もリーダーにお助け紐で引っ張り上げてもらった。それでも、水も温く、気持ち良く、楽しめた。
 ロープは、三ヶ所使用。リードはN野さん。M井さんは、すべてフリーソロ。8mの滝の所ではエイトノットの結び方、ハーネスへの繋ぎ方を練習。一度登り、懸垂下降の練習をした。二度目の登りは、Y村さんも草付きの所をフリーソロで登っていた。さすが元探検部。O野さんも、長い足で難なく登り、懸垂下降も、怖がらずにされていた。
 夫婦滝で終了、下山にかかるが、トップを行くN野さんが相変わらず速い。時々小走りにならないとついて行けない。木戸峠で、これで普通に歩いてるんですか?私息が上がってるんやけど、と言うと、頑張って歩いてるよ、皆よう付いて来るねー、と言って、降りになると益々飛ばし、私はずっと小走りで降りた。始めてご一緒したO野さんが気になって、時々振り返ったが、平気な感じで普通にに歩いてられた。経験が浅いのに、それだけ歩けるのは、相当体力のある人と見た。
 これで、T辺さんと新人のお二人と沢人口が増えたので、来年は、やさしいところから順番にグレードアップして頂いて、沢例会を増やして、皆で楽しめたら良いなと思います。沢リーダーの方々、宜しくお願いします。


【感想】 50期 J.O.
初めての沢登りでしたが、予想以上に難しかったです。石の上は滑る。水は思ったより深い。滝の水圧の凄さ。そして気持ち良さ!(鯉の気持ちが分かりました。?)
どこにも手ががり・足がかりが無い!と思われた岩も前を行くT岡さんが「ここ」と示されたほんの小さなホールド・スタンスのお蔭ですんなり登れた時の驚き。垂直のような崖を、垂らして頂いたロープを頼りに人の何倍も時間をかけて登りましたがロープ無しでアッと言う間に登ってしまわれるN野さんやM井さんにびっくりしました。懸垂下降も初めてでしたが、「しっかり支えてもらっている」と思うとまったく恐くないのが不思議でした。
「いろんな山に登るには沢登り技術も必要だから」という消極的な考えで、白滝谷遡行に申込みました。が、「沢登り」の本を読んでいるうちに面白そうに思えて来、今日実際に登ってみて、その楽しさを実感しました。諸先輩の皆様にお世話をかけ続けるのが申し訳ないですが機会があれば、ぜひ次も参加させて頂きたいと思います。ご一緒して頂いた皆様、お世話になりました。どうもありがとうございました。


【感想】50期 J.Y.
3回目の沢登りでした。1回目は大学1回生の時に、何もわけがわからずいきました。沢を登るだけなのだろうと、沢の意味も深く考えずに、釣りをする時につかっていた漁師がはくようなズボン(靴とズボンがつながっていて、サスペンダーがついてるやつ)をはいて参加しました。途中、滝を登るところがあり、とりあえずやってみろと言われ、一瞬で水がズボンの中にたまり、全然登れませんでした。周りに笑われたのが懐かしいです。
話を戻します。今回の例会で一番印象にのこったのは、帰り急いで山を降りたことでした…あんな速度でみなさん山降りられるんですね。一歩先を読みながら足を動かしていったせいで、集中力をすごくつかいました。いやはや。みなさん、おそるべし。沢登り自体ももちろん楽しかったです。言葉でうまく説明できないんですが、山登りよりも全身をつかって上をめざしていく感じが好きです。身体が呼吸する感じで、すがすがしくて気持ちよかったです。また、是非ともいきたいです!ザイルの結び方とかも勉強したいです。そんなことを勉強する場ってあるもんなんですか?また教えてください。よろしくお願いします。


【感想】46期 A.M.
白滝谷は大きな滝こそ少ないが比良では明るく水量が豊富で、かつ巨岩が多くルートの取り方次第で楽しめる谷である。また、エスケープルートがすぐ近くにあるので安心感があり、難しいところは特にないので、夏の暑い時には積極的に水際を進んで沢登りの楽しさが満喫できる楽しい沢である。さらに詰めの藪漕ぎもなく、沢の美味しいところだけ楽しめる点もいい。今回はこの沢の常連と初心者という沢にしては比較的人数の多いパーティーで大いに楽しめた。
今年の沢は多分これが最後でしょうが、また来年も夏は沢登りで一緒に楽しみましょう。


【感想】46期 K.N.
 初心者向けの沢入門ということで白滝谷を遡行したが,新人のO野さん,Y村さんも沢を楽しんでくれたようだ。岩例会ということで,確保の手順と懸垂下降もやったが,さらに復習しておいて下さい。沢はとても気分がよかった。その後,志賀駅まで降りたが,登攀具をしょって歩いたことが,翌週の剣,源次郎尾根にとってとてもよかった。