京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2908 金比羅アイゼントレーニング


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【日程】2008年12月7日(日)
【参加者】4名
【天候】快晴(気温 最低-2℃ 最高8℃)
23日 8時9分 三条京阪駅 大原行き京都バス乗車
   8時45分 戸寺バス停
   9時40分 江文神社集合
   12時00分 ワイケンの頭
   14時前  ホワイトチムニー
   15時20分 現地解散
【CL所感】43期 H.M.
冬山シーズンに向けて恒例のアイゼントレを実施しました。今回はT野さんが初めてということで、ワイケン尾根をロープを使って、ゆっくり登りました。駐車場のトラブルでマイカーが使いにくくなったにもかかわらず、山岳会や大学生で結構な混雑で、順番待ちの時間もありましたが、エイトノット・クローブヒッチ・イタリアンヒッチ・ATCによるビレイ・セルフビレイのとり方、コールの仕方などを練習しながら登ったので調度よいくらいでした。アイゼンに慣れていないとどうしても前爪を信用できずに手に頼ったり、横の爪を使いがちですが、後半はだいぶ慣れてこられたようでした。O田さんは、もう何度か経験があるとのことで楽々と登られ、確保も大丈夫そうでした。T野さんも運動神経もよく知識面も真面目にしっかり聞いておられたので、すぐに上達しそうです。
ワイケンの頭で昼食をとって、N野・O田組は懸垂下降、M山・T野組はロワーダウンと懸垂下降、さらにトップロープでの登り返しを2回行い、確実な支点の作り方や下降時のバランス・足の使い方、懸垂下降のセットの仕方などを練習しました。支点づくりや懸垂下降はひとつのミスが命に関わるので、安全に練習を繰り返して確実にマスターしてから使ってほしいと思います。(慣れて油断するのも危ないですが)
2時前にはホワイトチムニーに移動してOさんやSさんとも一緒になり、フラットシューズで各自一本チムニーを登って終了としました。皿割りやコーナーハングも挑戦してもらえばよかったのですが、また今度のお楽しみということで。
ライミングもいろいろなジャンルがありますが、新人さんが自分にあったクライミングを見つけてもらえたらいいなと思います。またご一緒しましょう。

【感想】51期 A.T.
はじめてロープを使わせてもらいました。
ロープの結び方や支点の取り方など、M山さんにいろいろ教わりましたが、これを本番で使うことを考えると、なかなか難しいなと感じました。
ロープの結び方は何かお手本を見ながら繰り返して覚えたいなと思いますが、その結び方をどういう局面でどう使うかなど、慣れるにはたくさん訓練を重ねる必要がありそうです。
崖の上からロープを使った、ロワーダウンという方法で下降する練習をやらせてもらいました。
はじめはロープに体重を預けてしまうことが「恐ろしい」と感じましたが、M山さんのアドバイスどおり腰を落として降りていきました。
はじめの取り付きの部分が恐いだけで、いったん降りてゆくとロープで下降するのはなかなか楽しいものだなと思いました。
下に降りて待っていると、M山さんが上から降りてこられましたが、実に鮮やかな懸垂下降でした。
自分もいつかこのように鮮やかに下降出来る様になりたいものです。
西穂高では、アイゼンで岩を踏むと生きた心地がしないような感じでしたが、今回長時間アイゼンを履いての歩行訓練で、だいぶ板についてきたかなとは思いました。
ですがこちらもまだまだ経験が不足しているように感じました。
今回は全くやったことのないような、とても新鮮で面白い体験をさせてもらい、とても良かったです。
M山さん、N野さん、O田さん、ご指導くださってありがとうございました。
揃えないといけない道具がたくさんある様ですが、これから少しずつでも道具を揃えていきたいと思います。