京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

[例会2930 春合宿]春山・立山スキーツアー

蓮華温泉キーツアーの予定がメキシコから来た豚に包囲されて身動きとれなくなった中尾氏を5/2日だけ脱出して当日帰ってくる立山電撃作戦 に変更した。

0905国見山カール状谷

国見山カール状谷

[例会2930 春合宿]春山・立山キーツアー 

5/1(土夜)~5/2(月)

◎「メンバー」:(CL)穐月大介、(SL)中尾諭、

◎「コースタイム」:

5/1 23:30藤阪(車)~5/2 3:30立山ロープウエー駅 

5/2 8:00立山ロープウエー駅(バス)~(9:30-10:00)室堂~11:00一ノ越~11:30東

一ノ越~タンボ平~(12:30-13:45)黒部平駅(ロープウエー・トロリーバス)~ 14:30室堂~15:30浄土山展望台~国見山カール状谷~(16:15-16:50)室堂(バス・ロープウエー)~6:15立山ロープウエー駅(車)~帰宅

◎ 天候:快晴

◎ 記録・感想

 蓮華温泉 混浴ツアー スキーツアーの予定がメキシコから来た豚に包囲されて身動きとれなくなった中尾氏を5/2日だけ脱出して当日帰ってくる立山電撃作戦に変更した。

 5/1日深夜大阪を発ち立山駅で2時間ほど寝て朝6寺ごろ駅を見に行ったらもうすでに長蛇の列が出来ていた。今年は以前にはなかった室堂直行の臨時バスが出ていたのでロープウエーでは無くそちらに並ぶ、料金も時間もほぼ同じだが乗り換えがないので楽だった。

 室堂から早速一の越に向かうが暑くてTシャツ一枚、一の越から谷に向かって滑り込む、雪も軽く快適な滑降だが降りすぎない様東一の越へ向かうトラバス道に取り付く、ここからからは東一の越までは雪が無く徒歩。東一の越から黒部平ロープウエー駅への斜面が真っ直ぐ見通せわくわくする、此処は一発真っ直ぐ滑降と下り始めるがあっという間に息が上がる、高度が下がるほど雪が腐り重くて足がだるい、ロープウエー駅についた比には太ももがパンプ気味だった。中国人でごった返す駅で小一時間ほど待ってやっと室堂に帰り着く。このまま帰ってはもったいないので弥陀ヶ原まで降ろうと企てるが最終バスは5時でいささか危ない、浄土山展望台へは結構足に来ていてピッチが上がらず、弥陀ヶ原は諦めのんびり尾根を散策、此処は気温も低く雪も軽く景色は雄大人もおらず大変気持ちがよい、最後国見岳カールを滑降して回って堂に帰りバスに乗り込んだ。

5月の立山は人は多いが手際は良い、景色はとびきり雄大ですばらしいがやはり人は少ない方が良い。

(25期 穐月大介)

<感想> 26期 中尾 諭

豚インフルエンザへの対応で休みに出勤せざるを得なくなり、蓮華温泉への山スキーは日程上行けなくなってしまいましたが、どうしても連休らしくどこか山へ、しかも山スキーへということで、リーダーに無理をお願いし、短時間で行ける立山にいくことになりました。

今シーズン、最初で最後の山スキー。天気は快晴、まぶしく照り輝く雪面を室堂から一の越まで小一時間。ここまでくると室堂で大勢いた観光客はさすがにいなくなり、山スキーヤーが数パーティー。雪の春山らしい静けさを感じる。

 北アルプスの展望を満喫し、さあ、滑り出すぞと黒部側の斜面へ乗り出すもあえなく転倒。眼下にはウサギさんがテレマークターンを決め、気持ちよさそうに滑っているのが見えた。今シーズン初滑りのためか?雪は適度にしまって滑りやすいはずなのに何故かスキーに乗り込めない。転倒を繰り返す。途中からはトラバース気味に滑り込み、スキーを担いで東一の越へ。

 ここからは、これから滑るタンボ平の大きな、そして開放的な斜面が見渡せ気持ちよくすべれそうな斜面が広がる。また、右手には白い雪景色の中、黒四ダムのダム湖の緑も見渡せた。

 タンボ平の雪は、一の越の雪と違いかなり重く、気持ちよくとはなかなかいかず、ターンにはより苦労したが、楽しく雪にまみれながらロープウエー乗り場までたどりつく。

 ここからは観光客に混じって室堂まで一緒にいくことになるのだが、中国人観光客が大勢いたのには驚いた。あちらもゴールデンウイークなのかなと思うくらいだ。

 再度、室堂に戻ってからは、浄土展望台へ小一時間ほどかけて登り、展望を楽しみながら、ようやく調子がでてきたテレマークターンで、尾根を気ままに滑り室堂に戻り、帰路についた。

 時間のない中での山スキーになりましたが、快晴の春山で日頃のもやもやを晴らす楽しい山行ができたかなという感じでした。