京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2932 春の比良全山縦走

過去2回の全山縦走はそれなりに大変だったのに、今日1日はのんびりハイキングといった感じで。走らなくていいということで、プレッシャーから解放されているせいなのだろうか。

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大自然を満喫

 

 

 5月10日(日)

春の比良全山縦走

 

【参加者】富岡慶子(L)、寒川陽子、AT、秋房伸一、MS(非会員)5名

【天候】晴れ

【タイム】

平バス停8:40~アラキ峠9:12~折立山9:45~ホッケ山10:09~小女郎峠10:25~蓬莱山10:44~打見山11:00-25~木戸峠11:34~比良岳11:56~葛川越12:03~烏谷山12:16~荒川峠12:36~南比良峠12:46~13:11堂満岳~縦走路分岐13:27-40~金糞峠13:46~北比良峠14:03~カラ岳14:28~釈迦岳14:38~ヤケオ山15:00-04~ヤケ山15:37-54~滝山16:13~鵜川越16:31~岩阿砂利山16:47-17:02~鳥越峰17:31~オーム岩17:36-43~鳥越17:52~岳山18:04~林道18:52~JR近江高島駅19:16

 

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48期 寒川 陽子

 個人的に3回目となる比良全山縦走は、初の北上コース。同じコースを何度も辿るような山の登り方をしないので、その例外である比良全山縦走は自分の現在の能力が判るという意味でも面白かったりする。

 大気と湖の青が混ざり合い、新緑が彩を添えすがすがしい一日。その分日射も強く下山時にはすっかり日焼け跡ができてしまった程だ。トップを行くはTさん。2泊くらいできそうなザック、私のより重いんじゃないのかしら?その割に足取り軽く撮影の手元も確か。リーダーである富岡さんと秋房さんは、ギアをがっちり固めて慣れた足取りでさくさく進む。山中ファッションショーさながら。最後尾からのんびりとついていき好天に大喜びしているのは、堂満での藪こぎの存在をすっかり忘れ山でランスカをお披露目している超場違いさん。すれ違う登山者からは物珍しそうな視線、これで転倒したら大恥のおばかさんだぞ~。尤も、堂満岳への藪漕ぎでは服なんざどうでもいいやとトップでがしがし突っ込んだ…割にリードにつられて大回りをしてしまったので反省。

 藪突入している間に、巻き道から南下していると思われた野沢さんとすれ違う。ちょうど中間点、居合わせるメンバー全員疲労の色を隠せないけど、元気をもらったようでさっさか進む。釈迦岳以降は、皆それぞれにいっぱいいっぱいで歩を進めているのが見てとれた。けどやめる気はないらしい。黙って後から隊を見守りつつ…そんなゆとりのある自分に驚いた。過去2回の全山縦走はそれなりに大変だったのに、今日1日はのんびりハイキングといった感じで。走らなくていいということで、プレッシャーから解放されているせいなのだろうか。

とにかく夕暮れ間際に見事完踏を果たした4人。新人ながらあっさり完踏されたお二方(Tさんのリトル比良での復活ぶりといったら!)、そしてまる一日の長丁場の中リーダーの職責を背負って全員完踏を支えて下さった富岡さんに心から拍手を贈りたい。

 

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ガレ場は慎重に

 

【感想】51期 AT

軽い気持ちで参加してしまった全山縦走ですが、かなり早い段階からバテてしまい、これはもう本当にダメだと何度も思いました。

ですから最後まで縦走できたことはちょっと感動したというか、自分の根性というものは、なかなか捨てたものじゃないなと思いました。

登っている最中はバテて、もうコリゴリと思っていましたが、終わってみた今となっては、また行ってみたいという気持ちです。

それにしてもランニングをする人たちの根性というのは凄い!

これだけの距離を歩くだけでもなかなかしんどいというのに、その何倍もの距離を走ったりするとは

ちょっと考えられないことです。人間の体ってすごいですね!

 

【感想】52期 秋房 伸一

軽量装備で臨みました。靴もローカットシューズにしましたが、砂利が足首から入りやすく、走らないなら登山靴のほうが安定感があって良いと思いました。

次回参加する際には、タイムを意識するよりは、荷物をもう少し重くして歩こうと思いました。コースを歩き通した充実感もさることながら、リトル比良のオーム岩からの眺望が心に響きました。あのような感動が人を山に向かわすのだと思いました。いつも企画していただいている富岡さん、ありがとうございました。