芦生原生林の由良川源流をゆったりと辿る楽しい沢登りができ、皆様に感謝しています。今度は、1泊2日でゆったりと芦生の集落から遡行してみたいと思いました。
[岳連]2009年9月5日(土) 沢登り講習会(芦生・由良川)
【参加者】秋房伸一 当会からは会員1名
【天候】快晴
【行程】
6:45東本願寺前=マイクロバス=8:45芦生~10:55七瀬谷出会(遡行開始)~15:50岩谷出会(遡行終了)~18:00生杉(マイクロバス)=京都
【感想】52期 秋房伸一
快晴で絶好の沢日和。早めに集合地点に着いて挨拶をすると「わたしら皆、趣味登です」。全16人中9名が趣味登。恐るべし趣味登パワー。「京都亀岡山の会」からリーダーと元気の良い女性の計2名。島津製作所WF部が3名。残り1名は未確認で比良山から私で合計16名。出発する前に名前を呼ばれた後、年代確認。「20代のひと~」=島津の1名。30代無しで40代は2名。それ以上は一緒ということで確認無し。
ご婦人も多数だが、岩や沢にとりつくと見かけからは想像できない力を発揮される方である可能性も高いので、尊敬のまなざしをむける。島津の若い人(20代と40代の人)に「あなたたち大学生?」といった言葉が浴びせられるのは、横にいて痛い。どう見ても社会人でしょう。
肝心の沢は、穏やかで、登攀的要素はほとんどなく、平和な沢歩きに終始しました。ロープが出たのは2回。森林軌道跡の鉄橋が崩れていて、そこを渡るときと、核心部の滝を巻くところ。
核心部の滝は右岸に残置スリングがあり、そちらを登った方もいらっしゃいましたが(ご本人の弁によると、グリップもよく問題なかったとのこと)、パーティーとしては左岸を高巻きました。泳ぎは3回ほど。泳がないと進めないというわけではなく、巻くよりは安全で距離も短いところでした。
水量が少なかったこともあってか、特に怖いと思うことなく、遡行できました。むしろ、遡行終了してからの登山道(巻道)のほうが、危険性が高いと思いました。下を流れる沢は、穏やかですが。
私自身でいえば、今回、目立つことなく行動できて良かったです。自分からお助け紐やビレイを頼むことはなく、こけたりして目立つこともなく、林道に出てからはサクサクと先頭グループで歩いて全般的にもパーティー行動のブレーキになることはありませんでした。いちばん気を遣われていたのは、島津の20代男性。やはり山では若さでどうにでもなるのではなく、経験と技術がものをいうようです。
芦生原生林の由良川源流をゆったりと辿る楽しい沢登りができ、皆様に感謝しています。今度は、1泊2日でゆったりと芦生の集落から遡行してみたいと思いました。
写真:核心部の滝