『ロゲイニング』とは、制限時間内に地図上に書かれたポイントをまわり(まわる順番は自由)獲得した点数を競う競技。トレイルランニングとスコアOの中間のような競技で、走力と読図能力の双方を要求される。
2009年12月26日(日)
【参加者】寒川陽子
【天候】晴れ
【記録】得点:740点/1000点
コース(番号(得点)と記載):
11:36白島交差点スタート→88(50)→97(30)→100(50)→101(70)→95(30)→94(120)→93(80)→91(60)→92(20)→90(10)→74(40)→73(30)→72(10)→76(50)→14:33白島交差点フィニッシュ(制限時間3時間)
【感想】
『ロゲイニングとは、制限時間内に地図上に書かれたポイントをまわり(まわる順番は自由)獲得した点数を競う競技。トレイルランニングとスコアOの中間のような競技で、走力と読図能力の双方を要求される。制限時間をオーバーすると、超過時間に応じて大きな減点となる(今回の場合、30秒毎にマイナス50ポイント)。どの順序でまわるか、どこを取ってどこを捨てるか・・・作戦が勝負の行方に大きな影響を与える。』
上記は今レースのピラに書かれていた案内。ロゲイン入門者用の企画であり、主催である大阪オリエンテーリングクラブ(大阪OLC)所属のトンデモロゲイナーの直伝付き。なんでも彼は今年9月のロゲイニングチャレンジ菅平で準優勝、三河高原トレイルランニングでの年代別3位、そして福岡国際マラソン出走とまさに変人である。
スタート直後にしてその変人ロゲイナー様曰く「ついてくから」。姫とそのお付き様という素敵なシチュエーションではあるが、2人共全身タイツなので残念ながらムードの欠片もない。登り、シングルトラック、高速の下り・・・宣言通り地面のコンディションをものともせずついてくる。少々ムッとするためショートカットと称して谷藪に突入しつつ、川岸の斜面を直登しつつ・・・「今どこにいるかわかりますか?」ムッとしていたので判る訳がありません。今流行のトレイルランというのは、コンディションに恵まれたトレイルのみを走っているんだなとつくづく感じた。同じ事をトレイルランナーにさせたら、登山道は走れても藪でついて来なくなるだろう。そのトンデモ様は、トレイルランナーの比にならない程に山と親しみ山に溶け込んでいた。成績云々ではなく、そのことがとても嬉しく、羨ましかった。
作戦タイムはおろかスタートぎりぎりの滑り込みで現地に着いたため、地図も見ないままにスタート。この数カ月間で不確かな読図によるタイムロスで痛い目に遭っていたので、今回は登山道を辿っていける迷いようのないポイントのみを拾うことに。高得点ポイントを中心に勝尾寺のある東・箕面滝のある西にエリアを分けて1時間10分ずつを割り振り、残りは帰還タイムとしてまずは東へ。
日頃の運動不足及び2度の藪を突っ切ったことで体力が消耗し、スタート1時間にしてのんびり箕面の低山を歩くことにした。過去のOLで、私が42km超の距離を頻繁に走ることを知ると「走るなよ」と念押された事がある。トレイルランの感覚でOLの地図読みをするとあっという間に地図の端から端まで行ってしまうのだ。今回は希望が丘のような微地形はなく、迷子にならずに帰れそうだ。
勝尾寺付近のポイントを取ったら一路車道を西へ。既に2時間弱と時間が押し迫っている。すれ違う度に挨拶していたのに、今はその心理的余裕がない。高ポイントの箕面滝を押さえたら残り時間はあと30分。尾根に登り返してからひたすらロードを疾走するっきゃない! 地図外ではあるが迷いようのないバス道を東進し何とかセーフ。
反省会では、各ポイントへのアプローチやコース取りについて活発な意見交換がなされた。地図読みの難しさと面白さが同居する、よいレースだったと感じた。
その後の懇親会でトンデモさんはOL・ロード・トレイルは勿論、バイクもテレマークもアドベンチャーレースもやるツワモノと判明。ロゲイニングは山というフィールドの魅力を更に感じることができそうだ。現在、京都府の各OL団体からもお声をかけて頂いているが、どこのOLCでスキルアップさせるかはまだ未定中である。
テープの代用として朱塗り橋の竣工年月日を記録」
テレイン最北端&最東端、つかれたぁ~」
最高配点のポイント94、勝尾寺南山三角点 」