京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2980 「RDBの会」 愛宕山・神社初詣と水尾とりすき新年会 Aグループ

今朝の清滝の空は明るい。風も雪もなく暖かな日差しに山の緑も緩むよう。「RDBの会」三年目の始まりだ。

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愛宕神社の石段で

No.2980 2010年1月24日(日)

「RDBの会」 愛宕山・神社初詣と水尾とりすき新年会 Aグループ

           50期 奥野淳子

【参加者】L山本憲彦、井上隆雄、篠原利孝、西田和美、井上純子、奥野淳子、向昌弘(会員7名)、井上栄(非会員1名)計8名

【天 候】晴れ

【記 録】清滝9:05-10:16ヒグラシの滝-10:54第四ベンチ-11:30愛宕神社初詣12:00-12:28水尾分かれ-13:10つじの家(新年会)

                           

今朝の清滝の空は明るい。風も雪もなく暖かな日差しに山の緑も緩むよう。「RDBの会」三年目の始まりだ。清滝川を上へ。堂尻(承)川に沿って西へ。更に大杉谷への分岐。「ここからは登りになる」リーダーの言葉に上着を脱いで急斜を進む。小休止に「ヒグラシの滝」を見に行く。赤いテープを目印に右の斜面へ、枯れ葉に足を滑らせつつ降りると、木洩れ日の中、水音低く黒い岩肌を流れ落ちている。第四ベンチで一服した後はジグザクの登り。「曲がり角は25」と教えられて数え始めたが、三つで忘れた。やっと出た山頂の石段で記念撮影し、愛宕神社に参詣する。「山と野木鳥の会」グループと合流して水尾へ向かう。水尾分かれからの急な下りが終わる頃、青い空と黄色い柚子(ゆず)の実の間に、つじの家が見えて来た。

【感想】        52期 向 昌宏

京都に来ていつのまにか5年目になっていました。登ろうと思いつつ逃していた愛宕山にやっと登り、初めてだと明かすとやはりみなさんに驚かれました・・。

例年、積雪や氷で大変だと聞いていたので、軽アイゼンを準備して愛宕へと意気込んでたのですが、前日のトレランで左足を痛めてしまい、ついて行くのがやっとでした。下りはきつく、奥野さんと西田さんにストックをお借りしてなければ無理だったと思います。

なんとか水尾につけて気持ちの良いゆず湯と美味しいとりすきをいただきお腹いっぱいになりました。大変だったけど大満足の一日になりました。

次は緑のある時期に周りを見ながらゆっくり歩いてみたいと思います。ご一緒いただいたみなさまありがとうございました。

【感想】       48期 井上純

 愛宕山登山&新年会の山行への参加は今回で2度目でした。季節柄,お花もなく,彩りには欠けましたが,大変お天気がよくて,ただ歩いて風に当たっているだけで,気持ちよかったです。今年もマイペースでぼちぼち山へ行こうと思いますので,よろしくお願いします。

【感想】       25期 篠原利孝

昨年は、関西百名山組に参加しましたが、大杉谷は一度登ってみたいコースだったので、参加しました。雪も無く大杉谷は、歩きやすいコースでした。途中けものみちの様な道をたどりヒグラシの滝に立ち寄りました。夏にもう一度行きたい場所でした。

植林の中の九十九折れを登ると月輪寺道にでました、大岩では京都市内が一望でき長い間眺めてました。愛宕神社の石段は、さすがに人が多く参拝の順番待ちでした。

水尾に下る途中鹿除けのネットが張り巡らせてあり、里まで降りてくると柚子の樹の根元にもネットが巻きつけてありました。辻の家の女将の話では、鹿の食害から樹を守るために巻いているとの事でした。山はいたるところ植林され、食べ物が乏しく、里に下りてきて畑を荒らすようですね。「嵐山や松尾の猿が来ると、柚子を食べられて商売を続けられなくなるのと違うやろか?」と言う、女将の言葉が印象てきでした。

【感想】      3期 井上隆雄 栄

年の初めの山行は愛宕山から。私共の恒例になっている愛宕詣も今回で2度目。

 寒の最中とは思えない穏やかな一日になったこの日、清滝のバス停に集合した会員7名とお邪魔虫の私の計8名。表参道と月輪寺コースの中程にある大杉谷コースをゆっくりとしたペースで登り始めました。途中、空也の滝の上流にある「ひぐらしの滝」に立ち寄りました。この滝が凍結するとの話を聞きましたが、私はその風景をいまだ一度も見たことがありません。月輪寺コースとの分岐まで登るとさすが後天の日曜日、なかなかの人出です。

積雪を期待してアイゼンを携帯された方もあったようですが、残念ながらこの次期には珍しく雪は見あたりません。でも、神社付近まで来ると、相当な冷え込みでぴりっとした空気です。水尾別れからの下りの山道は整備されていましたが、歩きやすいのやら辛いのやら。

柚子の皮の甘露煮と温かいお茶で出迎えられ、輪切り入りの香り漂う柚子風呂に身体を浸し、他の2コースから合流した方々と計16名で「鳥すき」に舌づつみとなりました。安全登山、健康を祈願した楽しい初詣に参加させていただきました。(栄 記)

【感想】        40期 西田和美

今年も新しい年の初めに愛宕山に登ることができました。一年に一回、水尾の里でしか食べることのない鳥のすき焼き。「来年は、勇気を出して牛のすき焼きを食べましょうね。」と○野さん、○上さんと固く誓い合いました。

来年は是非、牛のすき焼きを食べさせて下さい。

【感想】       44期 山本憲彦

 10年近く前から始めた「花巡り例会」で正月に花はないけれども、愛宕山愛宕神社なら水尾に降りれば「柚子風呂」に巡り会えるかな?と発案して、さっそく始めた「愛宕神社初詣&水尾の柚子風呂・鳥スキ例会」がその後、恒例となった。

 そのうち、本会員の私と同期の佐倉さんの率いるグループとも愛宕神社を経由して、水尾の里で新年会をやるようになった。一年に一回会って、元気な顔を確認しあう機会となった。

 始めた当時に、記録などをしてもらっていた吉田さん(旧姓)も、ついに今年は國領孝子さんとなって参加してくれて、おめでたいこともはさまった。

 本会50周年記念式典があり、その応援として従来の「花巡り例会」を改めて、ささやかながら「RDBの会」として例会を発展的に継続していくこととした。そのときに、同じく「関西百名山」のツアコンをしている山本浩史さんから「コラボをお願いします」と言われて、「OK」をしてから、「山と野木鳥の会」の佐倉さんのグループとあわせて、3グループがそれぞれのコースをとって愛宕山に登り、神社で初詣をしてから、水尾に集合するということが恒例になった。

 本会からは、四方さん(顧問)、井上隆雄さん(3期)、辻野さん(副会長)などの大先輩方も応援してくれているのが心強い。そればかりでなく、新しいメンバーや若い人達も参加してくれるのはうれしい。

 また、この例会で会える佐倉さんやそのグループの会員のみなさん、清水さんや、八島さん(今年は欠席だった)他のみなさんに会えるのを毎年楽しみにしている。

 何ごとでもそうだが、毎年きまった事があって、そこで同じ顔ぶれがいて、お互いに元気な様子を確認しあうのは、実に楽しみなことだと、この10年にして、そして、山仲間だからこその大きなそして深い楽しみになったのは私だけではないと思われる。

 「来年もまた来るよ!」

 と言ってくれるヤマヤの仲間にこちらこそと感謝したい気持ちで一杯だ。いたらないリーダーですが、最近はここから新しいTCやリーダーも生まれているのでお許し願いたい。

 来年は、ぜひまだ参加してもらっていない本会メンバーに参加してもらいたいと願うばかりだ。SLによると、来年は「ぎゅう」のスキヤキにしてほしいとのこと。予算はLの腕にかかっているが、あの肝っ玉女将のこと、「まかせなさい!」の一言で解決しそうだ。

 みなさん、お疲れ様でした。来年お会いするまで安全登山・健康でいきましょう。

そして今年もどうぞよろしくお願いします。

 

最後に、今から45年くらい前によく北山に入っていたが、この愛宕でも、空也の滝がつららで一杯になるころはすぐ上の「ひぐらしの滝」は凍結した大きなつららの塊の中を細い水の筋がちょろちょろと流れていたのを思い出した。もちろん何年か前に命名した「龍神の滝」も大きなつららでてんこもりになり、水の流れが止まっているほどの見事な凍結を見ている。「温暖化」と口では簡単に言うが、地球年齢に比べれば、針の点にも満たない、たった45年間で変わるこのような変化のスパンは、実は想像以上の「恐ろしさ」を秘めているではないだろうか?