京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3021 比良GoGo(第11回) 葛川学校前から長池、送電線下直登

梅雨入り直前の晴天の下、比良の日帰り山行をしてきました。

 目的は中村からびわ湖バレイにつながる送電線の管理道をトレースすること。上部は昨秋トレースしたが、やはり下部から通してみたいところ。

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写真:送電線直下を登る

 

 

№3021 比良GoGo(第11回)「葛川学校前から長池、送電線下直登」

6月12日(土) 天候:晴れ

参加 L上坂淳一 SL秋房伸一

 

【記録】上坂

出町柳7:45→8:45葛川小学校~10:08長池~11:20びわ湖バレイ(ダイレクトコース下)~11:41木戸峠~12:21打見山(ホテル)13:07~蓬莱山三角点~13:32小女郎峠~14:14薬師滝~15:02蓬莱駅

2010612葛川小送電線下長池

 

 梅雨入り直前の晴天の下、比良の日帰り山行をしてきました。

 目的は中村からびわ湖バレイにつながる送電線の管理道をトレースすること。上部は昨秋トレースしたが、やはり下部から通してみたいところ。

 葛川学校前(中村)でバスを降りると、送電線は安曇川を渡って正面の谷に延びている。旧道がR367と合流するところは急斜面だったが、信号の前に人工林につながる坂道があったので、とりあえずここから入山してみるとすぐに鉄塔(栃生中村線43番)があった。ここから1番鉄塔までは沢筋を直登する急な坂で、倒木から架線を守るために植林が大きく切り開かれている。切り開きの急斜面をジグザグにつけられた踏み跡を辿る。

1番鉄塔から2番鉄塔へは送電線は谷を渡るので、切り開きはない。上の人工林に入るとマーキングがあったのでそれを拾って進むと、人工林が行き詰るところで沢を渡り、尾根に上がると2番鉄塔があった。ここからは送電線は尾根を直登するので再び切り開きが続く。

 

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写真:直登だが踏み跡はしっかり

 

やがて傾斜が緩んで踏み跡も明るい林の中に入ると少しアップダウンがあって、まもなく長池のそばの8番鉄塔である。

ここから不明瞭な沢と尾根を3回越えると、水のある沢に出て、さらにひと尾根越えればオオカメ谷である。いずれも標高差30m~50mくらいの小さなアップダウン。

最後のシャカ谷は水量もしっかりとあり、やや規模が大きい。シャカ谷を渡り、尾根に上がれば14番鉄塔があり、それを下ったところで白滝谷登山道に合流する。送電線のほうはびわ湖バレイの施設に引き込まれて終了。

 観光クリンソウ園を通り過ぎれば汁谷。木戸峠からは少し大まわりをして、久しぶりにクロトノハゲから打見山に登った。

 暑かったので、打見山のレストラン「レイクビュー」でソフトクリームをよばれて、ゆっくり目の休憩を取った。

 蓬莱を越えて小女郎谷を下降し蓬莱駅に下山。

 

【感想】48期 上坂淳一

 送電線下の管理道は、前半がやや急ですが、明瞭な踏み跡と標識が整備されていて、迷うようなところもなく長池に行くには伊藤新道より近道でした。

 長池は昨秋訪れたときには広々とした池だったように思いますが、この日は晴天続きのせいか水はなく、干上がった池の底にミズゴケと思われる島が点在していました。

 打見山のソフトクリームはさすがに観光地料金で、やや高め(350円)ですが、乳脂肪たっぷりで意外にお値打ちでした。

 翌日から梅雨入りとなり、初夏の一日を十分に楽しんできました。

 

【感想】 52期 秋房伸一

 週間天気予報では雨だったが、当日は快晴。今年の上坂さんとの山行は、不気味なくらい天気に恵まれている。

雨の中、ヤブこぎをしながら送電線下を直登するというストイックなイメージだったが、実際は、好天の下、道もはっきりしていて、長閑なハイキングとなった。

送電線の鉄塔は地形図には表示されていないが、電線が屈曲する場所には当然鉄塔が存在する。それくらいは簡単にわかるが、周囲の地形との関係で鉄塔が必要なところが生じるので、それがどこなのかを推測しながら歩くのが面白かった。読図例会を開催するのに面白いコースだと感じた。