南壁のZ字ルート(40mⅤ級+?)、中央下部のスラブ(20mⅣ級くらいか)の3本を登りましたが、落ちそうな所はペツルが打ってあり、ホンチャンぽい面白い岩場でした。
(南壁Zルート核心部をリードする丸山 ※非ビレイヤーが撮影)
岳連クライミング講習会報告「比良大岩谷天狗岩」
【日時】2010年9月26日(日)
【参加者】 丸山 弘 秋房伸一
計2名
【天候】晴れのち曇り
【山域】比良大岩谷天狗岩
【行程】7時30分 志賀駅集合
9時30分 天狗岩取りつき
16時00分 講習終了
17時30分 解散
19時 京都着
【感想】 43期 丸山 弘
昨年7月のクライミング講習会以来、指導委員会の方にも御無沙汰していましたが、荒川峠に行く際によく一緒になる愛宕山岳会の開拓した大岩谷天狗岩を案内してもらえるということで久々に指導委員研修に参加しました。
天狗岩は烏谷山の手前に見える大きな岩峰です。アプローチは登山口から一時間強とやや遠いものの、なかなか大きないい岩でした。ハングを人工登できる貴重なルートでもあり、フェイスやスラブ、カンテのフリールートなどなかなか多彩で、巻き道のフィックスロープなど親切に整備されていました。
今回は全体で22名の参加、小川山で屋根岩を一緒に登った方々と同じ班に秋房さんと二人で組んで混ざり、ダブルロープで練習しました。下端からのフェイスルート(20mⅢ級+くらい)、南壁のZ字ルート(40mⅤ級+?)、中央下部のスラブ(20mⅣ級くらいか)の3本を登りましたが、落ちそうな所はペツルが打ってあり、ホンチャンぽい面白い岩場でした。トップロープがしづらいので、初心者向けではありませんが、千石や烏帽子よりは小川山や錫杖に近い雰囲気が味わえると思います。いい水のとれるテント場も近くにあり日帰りでも前夜泊でも楽しめるようでした。あまり有名になると混んでしまいますが(10月2・3日も労山が講習会を予定しているようでした)また行きたい感じの岩場でした。次の機会にはまたご一緒しましょう。指導委員会の皆さん、愛宕山岳会のお二人お世話になりありがとうございました。
【感想】 52期 秋房伸一
以前から比良山系の岩場には興味があったので、丸山さんが参加されるとのことでこれ幸いと同行させてもらいました。
南壁のルートは、下から見ていると、なんてことない岩棚が続いているかのようにみえましたが、取り付いてみるとフリークライミングのトレーニングを積んでない私には非常に難しく、ギブアップしてクライムダウンで降ろしてもらいました。精進しないといけません。スラブのコースはグリップも良く、明るい感じで、次回にはもう少しまともにチャレンジできそうな気がします。
コース整備されている愛宕山岳会の方の努力には頭が下がります。ご関係の皆様、ありがとうございました。
(びわ湖を望む、天狗岩)
(南壁)