京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

 3000回記念例会Bコース リトル比良  オウム岩の大眺望ハイキング

京都新聞文化部記者、藤松さんから「紅葉を見に山へ行こう」という特集記事への取材要請があった。活動が盛んな山岳会ということで当会へメールをしたとのこと。話だけでなく同行取材も希望され、本例会に参加いただいた。

 

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(楊梅滝登山口にて・・・下山)

 

 

NO.3000-B 3000回例会Bコース リトル比良

 オウム岩の大眺望ハイキング

2010年11月7日(日)    52期 秋房伸一

 

【参加者】CL秋房伸一、井上隆雄、加藤一子、中尾諭、野沢邦彦、富岡慶子、高橋秀治、以上会員7名 井上(妻)、藤松(京都新聞) 会員外2名 合計9名

※岳観音まで岩波宏&家族が同行

※オウム岩まで 小泉賀奈子、亀島文子が同行

※楊梅滝登山口でT・小松・向・本田と合流

 

【天候】晴

【記録】JR近江高島8:50→白坂9:45→オウム岩11:15-40→岩阿沙利山12:25→鵜川越13:10→寒風峠14:10→涼峠14:45→楊梅滝14:05→JR北小松16:15

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(リトル比良登山口へと出発!)

 

 京都新聞文化部記者、藤松さんから「紅葉を見に山へ行こう」という特集記事への取材要請があった。活動が盛んな山岳会ということで当会へメールをしたとのこと。話だけでなく同行取材も希望され、本例会に参加いただいた。

 

 当初、本例会は富坂口から稜線に登り、滝山から古道を下るルートを計画していたが、前日の土曜日に下見に歩いたところ、道が不明瞭でヤブこぎ箇所があり(それが楽しみではあったが)、記事の趣旨に合わないと判断し、一般登山道コースに変更した。

 

 藤松記者も準備万端で、今回の同行取材に備えて登山靴を新調し、前日には足慣らしに鞍馬山を歩いてきたとのこと。JR近江高島駅で自己紹介をして出発。

 岳観音までは岩波さん家族もご一緒で、賑やか。広報担当からの取材対応ということで小泉さんと亀島さんにもオウム岩まで同行願った。

 

 稜線近くになってお目当ての紅葉も姿を現し、藤松記者が要所で撮影。

ビジュアル的に、大きなザックを背負った人がいるのも山岳会らしくていいのではないかと思い、ボッカポイント取得の高橋さんに参加してもらったが、「こんな大きな荷物を背負わないと来られないと読者が思うといけないので」ということで、高橋さんは被写体から外れてしまった。すみません。

 

 オウム岩で眺望を楽しみ、岩阿沙利山でも岩に登って眼下の紅葉を眺め、楊梅滝を下りたところで、岩登りを終了した当会“山ボーイ”4人組と合流。皆で集合写真をとり、追加取材も受けて、秋晴れの下、無事行程を終了した。

 

 記事は11月10日付京都新聞朝刊に全10段カラーで掲載された。当会のメンバーが移っている写真は3点。①野沢さんと富岡さんのオウム岩 ②小泉さんと中尾さんと野沢さんと富岡さんが紅葉の中を歩いているところ ③小松さん向さん富岡さん本田さんTさんの写真“登山をする若者が増えている。服装はカラフルでおしゃれ(7日、大津市)”

さすがにプロの仕事というか、よくまとまった記事になっているので、是非ご覧ください。

 

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(追加取材を受ける“おしゃれな若者達)”

 

 

【感想】3期 井上隆雄

「3000回記念例会に参加出来た」

 一度は諦めた計画が実行できて大満足の例会参加となりました。最初の計画は、6日はバードウォッチング、7日はリトル比良に参加する事でしたが、バードウォッチングの器材が重いのでリトル比良は無理と判断、7日もバードウォッチングと諦めて参加しました。

ところが、大勢の会員の元気でハツラツとした姿を見て、自分も元気を貰って山に行きたくなりました。バードウォッチングの重い器材を京都まで搬送して頂ける事になり、リトル比良のコースも一般の縦走コースに変更されたので、行く事にしました。

 このコースは今チョット注目されているようです。(10月18日の京都新聞によると16日夜から17日朝に、音羽-岳山-岩阿砂利山の縦走コースで2件、7日にも1件遭難事故があり、県防災ヘリが出動)そんな事もあって余計に行く気になりました。ガイドブックによれば音羽から北小松駅まで6時間30分の行程なので、大丈夫だろうが、心配は足を引っぱる事になるのではないかと不安でした。

結果は心配が的中、リーダーをはじめメンバーの方々にはご迷惑をお掛けし、申し訳なくお詫び致します。

このコースは尾根筋の縦走にしては琵琶湖を眺めながらとか集落を見ながらの行程はほとんどなく、オウム岩・岩阿砂利山などのポイントでは縦走路脇の大岩からの展望はありますが、あとは樹林帯も多く大空をスッキリと見える事も少なく、黄色の紅葉に陽が当たり明るい所もあるが、全体的に日陰で陰気な感じである。急な登り下りはないが、その代わり小さな登り下りが多い、でも総体的に落ち葉のソフトな道です。

天候に恵まれ快適な山行でした。ありがとうございました。

 

 

【感想】53期 高橋秀治

3000例会の後、取り敢えずボッカポイントを取ろうと、当初は、「Aコース 高島トレイル・駒ヶ岳」に申し込んでいましたが、当日秋房さんから、「京都新聞社より取材依頼があり、3000回例会の翌日のリトル比良山行に藤松記者が同行取材されます。ビジュアル重視で山行したいと思います(笑)ぜひともご参加して下さい。」と言われ、また、ビジュアル重視と言う言葉に心が動き、急遽こちらに参加させて頂きました。

 

ボッカで参加という事で、皆さんから気遣いして頂いた山歩きになりました。

 

「白坂」で始めて見る岩肌の美しさに思わず感激、亀島さんから「ここでアイゼンを装着をして練習した所」と教えて頂き、また、オウム岩では、見下ろした集落は「畑の集落」と教えて頂き、向こうに見える山が「蛇谷ヶ峰」で、黄葉に輝く木々がシロモジと教えて頂き、感激の連続でした。

 

そして、何よりもボッカしているのも忘れさせくれる黄葉の稜線を歩き、「岩阿沙利山」から「楊梅の滝」まで来れました。

 

最後の北小松駅までは、肩に食い込んだザックを担いで何とか歩きましたが、何よりも気が付けば、比良山岳会に入会させて頂き、大先輩の井上さんご夫妻や先輩方等と楽しく歩けた山行だったと痛感した一日でした。

 

【感想】 52期 秋房伸一

 新聞記者の取材が入るということで興味津々。藤松記者は11月集会にも顔をだされました。周辺情報など多面的に取材されており、熱心な取材姿勢と、掲載された記事がよくまとまっているのに感心しました。

 ひとつの新聞記事を書くためには紙面に載らない情報もたくさん仕入れられているわけで、記事に載るのは氷山でいうと海面から上の部分のわずかだという例えを実感しました。

 天候にも恵まれ、大先輩の井上さんご夫妻はじめ“ビジュアル重視”で同行・協力いただいた皆様に御礼申し上げます。3000回例会として誠に記念すべきものとなりました。