開催時期未定のまま、3回シリーズとして企画した六甲全山縦走。第2回目実施に当たっても、低山縦走なので真夏は避けたい、11月の神戸市主催全山縦走大会が終えて、山本来の静けさを取り戻した頃に実施したいと考えてはいたものの、
写真:菊水山山頂
[No.3063] 2010年11月28日(日)
48期 井上純子
【メンバー】
井上純子L、四方宗和、西田和美、山本憲彦、葛城美知子、上坂淳一、山本浩史、國領孝子 計8名
【行 程】
8:40神戸電鉄鵯越駅~9:43菊水山~10:43鍋蓋山~11:23再度公園~11:46再度山~(12:05-12:25昼食休憩)~12:35市ケ原~14:03摩耶山~14:33摩耶別山~15:30丁字ケ辻~(15:33発阪急バス)-15:55阪急六甲駅(解散)
【天 候】曇り時々晴れ
【記 録】
開催時期未定のまま、3回シリーズとして企画した六甲全山縦走。第2回目実施に当たっても、低山縦走なので真夏は避けたい、11月の神戸市主催全山縦走大会が終えて、山本来の静けさを取り戻した頃に実施したいと考えてはいたものの、これといった見所もセールスポイントもなく、参加者の皆さんには申し訳ないなと思いながら、当日の朝を迎えてしまいました。しかしながら、結果的には天候に恵まれ、紅葉も楽しめたワンデイ・ハイクになったようでラッキーでした。
菊水山への道はしばしの間、神戸電鉄に沿って続いていました。はじめは緩やかな登りでしたが、石井ダムを越え、そのまま進むと、急峻な尾根道。なかなか登り応えがありました。(「菊水山は魔の山や!」との声も・・・。)電波塔のある広い山頂が菊水山でした。非常に見晴らしがよく、見下ろした山々の紅葉が心地よく目に焼きつきました。
次なる目標は鍋蓋山。いったん下って、登り返すのがもったいない感じですが、それがまた縦走の醍醐味でもあり、木々の合間から見える晩秋の光景と住宅街(鈴蘭台の住宅地がよく見えました!)を眺めつつ、足を進めました。登山道の脇には、そこここに土を掘り返したような跡が・・・。四方さん曰く、「猪が多いから、鼻で掘り返して餌を探しているんだろう。彼らの鼻の力は相当やで」。ひたすら登りの道を進むと、鍋蓋山に到着。まだまだ先が長いことを地図上で確認しながら、再度山に向かいました。
再度山の横にある再度公園は車道が通っていて、一般観光客も入り混じったエリアでしたが、紅葉真っ盛りの気持ちいい空間でした。登山地図によれば、再度山は展望が開けないとのことでしたが、皆様がピークへの道を捜してくださり、再度山ピークを経由して、大竜寺境内を通過。寺から出たところで、昼食休憩としました。
このあとは本日の最高峰摩耶山。先は長いが、歩きやすい道と参加者の皆さんのテンポの良さに支えられながら、先に進みました。途中通過の市ケ原はバーベキューエリアなのか、大勢のファミリーで大賑わい。そして、沢を渡ったところにある桜茶屋付近は大勢の人。彼らはどこから来て、どこへ行くのでしょう?
標高も少しずつ高くなってきて、天候も曇りに。落葉樹の葉っぱもほぼ落ちていて、吹きすさぶ風も肌寒く、晩秋ムード満点の稲妻坂の登りはなぜか言葉少なくなってしまい、一気に摩耶山まで行ってしまいました。(参加者の皆様、申し訳ございません。)
ピークに到着して、今年2月に参加した関西百名山シリーズ摩耶山でのひとコマを懐かしく思い出しました。(小雨が降っていて、寒かった!)
摩耶別山を過ぎ、車道歩きと登山道歩きを繰り返した頃には、初冬のような空模様が家路に急がねばならないような心持にさせられ、当初予定であった記念碑台の手前の丁字ケ辻バス停で他のバス待ち客とともに、阪急バスに乗り込んでしまいました。
阪急六甲駅のカフェでは各自お好みメニュー(ほろ酔いセット,ケーキセット他)を注文し反省会。そして解散となりました。
最後に、参加者の皆様へ。お付き合いいただき、ありがとうございました。参加者全員がリーダーのような贅沢な山行でした。次回(時期未定)は丁字ケ辻から阪急宝塚駅までのコースを歩き、六甲全山縦走最終章を迎えます。興味がおありでしたら、ぜひご参加ください。
【感想】「花より団子?」
6期 四方宗和
今回の企画には私の興味を引くものがあった。それは山行企画の中の出発点である「鵯越駅」の「鵯」と云う字が読めず(野鳥好きであるのに)集会で耳をそばだてていると「ひよどりごえ」と読むらしい。そして須磨に近い鵯越なら源平の古戦場である「一の谷とヒヨドリ越え」の所か・・・と。集会から帰ってエリアマップで見てみると六甲の西の端のはみ出そうなところに載っていてこれも興味深かった。
出発点の「鵯越駅」の案内板には古戦場らしく義経にまつわる地点が記されていたが、いざ歩いてみるとそれの「同定」はできなかった。やはり六甲山は800年余前の歴史上より港町神戸人々の裏山の色が濃いのか。
そんなわけで歴史探訪のほうはやめて、いつものように山歩きそのものを楽しんだ。紅葉は盛りで「カエデの紅」、「ミズナラの類の黄」が見事であった。
昼食は再度山山麓の大竜寺で摂ったが各自持参の食事の後、まず井上さんが今日の参加賞ですと言って「阿闇梨餅」を振舞われた。そうすると上坂君が負けじと「京の山づと」と云う和洋折衷かと思える銘菓を提供、最後に国領さんが「マロンブッセ」を配布。この日は和菓子、洋菓子、和洋折衷菓子とすべてを満喫でき御菓子に関して大変グルメな山行となった。花より団子と云う言葉があるがこの日は「山よりお菓子」の感があった1日であった。
【感想】 40期 西田和美
「菊水山から摩耶山まで、全ての登りを合計すると、1500mの山に登ったのと同じになります!」井上リーダーからの衝撃のコース説明に、参加者全員思わず顔を見合わせ、『はぁ~っ?!』
そうです。会報の体力★(星一つマーク)は、実にええ加減なものであることが判明した瞬間でした。
それにしても、紅葉の何と美しいことか…!美味しいお菓子(上坂さん=虎屋の和菓子、國領さん=マロンブッセ、井上リーダー=定番阿闇梨餅)もいただいて、晩秋の六甲をまるごと楽しめた一日でした。
【感想】 44期 山本憲彦
前回の六甲縦走シリーズ1回目に続いての第2回。
神戸もずいぶん変わった!とつくづく思います。このあたりは昔はなだらかな雑木林がどこまでも続くか?と思われるような丘陵地帯でした。それがいつの間にか、限られた尾根と小山以外は住宅地になっています。ここはあまり歩きたくないゾーンだったのですが、このたび、井上純子リーダーの例会に参加して、あらためて、こんなルートもいいな!と思い始めました。考えると西から尾根伝いに行くと、右手に海が見えます。えっ、これって、右手に琵琶湖が見える比良連山と同じじゃないの?昨日はふとそのことに気が付きました。
上坂さんとは本当に久しぶりの山行きでした。そして、参加のメンバーの皆さん、お疲れ様でした。おいしいおやつもたくさんいただき、ごちそうさまでした。
帰りに「神戸市ブナを植える会」のメンバーの方に会いました。わたしも植生に興味を持ったきっかけがブナ林の減少ということでしたので、興味を持ってお話を伺うことが出来ました。六甲はいろいろな人たちがそれぞれの立場で山を大事にしていますね。こんな人に巡り会えたのも、井上リーダーの企画した例会に参加できてこそのことです。
井上リーダー、お疲れ様でした。第3回を楽しみにしています。
【感想】 48期 葛城美知子
六甲はシェール道・トエンティクロス等、道の名前がお洒落です。アゴニュー坂は、顎が突き出る程の急坂で付けられたと聞いていますが?今回、鵯越駅からのコースに参加してアップダウンとコースの長さに吃驚です。半分くらいで疲れていましたが、綺麗な紅葉と頂いた美味しいお菓子のお陰で1日歩けました。
【感想】 48期 上坂淳一
以前から行ってみたいと思っていましたが、六甲縦走は市街地の通過や車道歩きなどが網の目のように絡み合っていて、どこをどう進めばいいのか、地図を見ただけでは分かりづらく、ついつい足の出ないままになっていました。今回、井上リーダーに企画していただいたのを好機とついていくことにしました。
菊水山、鍋蓋山と摩耶山の長く急な登りは苦しく、稜線では初冬の寒風も厳しい一日でしたので、丁字ヶ辻でバスが見えたときにはホッとしました。
日程があえば「その3」も歩きたいと思います。
井上リーダーをはじめ、ご一緒いただいた皆さんありがとうございました。
【感想】 48期 山本浩史
第1回目に引き続き参加した。平成4年の神戸市主催の全山縦走大会に参加して以来のコースで、18年前の記憶も曖昧ながら要所要所は懐かしく思い出しました。このところ53期生が凄い勢いで増殖していますが、我が48期生も6人中5人が参加し頑張っています。そして入会5年目にして初めて同期の上坂さんと同行できたことは新鮮な喜びでした。
【感想】 48期 國領孝子
前回も参加しましたが、今回はシリーズの中で一番歩きごたえのあるコースということで、最後までついていけるか?不安でしたが、ご一緒させていただいた皆様と楽しく登ることができ、あっという間の一日でした。菊水山、鍋蓋山、再度山、摩耶山、摩耶別山と数多くの山へ登ることができ手軽にできる六甲山の縦走も、なかなかいいものだと思いました。天気も良く、気持ちのいい山行でした。井上リーダーをはじめ皆様ありがとうございました。第3段も楽しみにしています。