いろんな言い訳を作って最近山に行けていませんでしたが、やっぱり山に行きたい、パウダースノーを踏みたいということで、正月の比良に登ってきました。
ヤケオ山手前から湖北の山々を望む
[個人山行]2012年1月2日(月)~3日(火)
釈迦岳にて冬山体験
【参加者】小松 須河(計2名)
【天候】1日目 吹雪時々晴れ
2日目 雪のち晴れ
【記録】小松
1日目6:57京都駅=7:44北小松~12:35ヤケオ山山頂~15:30釈迦岳山頂幕営
2日目7:00釈迦岳山頂発~10:20比良駅
いろんな言い訳を作って最近山に行けていませんでしたが、やっぱり山に行きたい、パウダースノーを踏みたいということで、正月の比良に登ってきました。
(1日目)
北小松駅を降りるといきなり本降りの雨。
1月にしては気温が高く、若干ムシムシしながら登山口~楊梅の滝、涼峠と進みますが、ほとんど雪もなく、背負ってきたスノーシューもこのまま使わず、ただのボッカ状態でやる気も低下。
涼峠を越えてヤケ山に近づくころから雷とともに粉雪が舞い始め、ヤケ山頂上は横殴りの雹で顔が痛い状態。でも冬山らしくてやる気上昇。
ヤケ山を過ぎたあたりでスノーシューに履き替え。次第に横殴りの雹は地吹雪に変わり、積雪量はスノーシューで膝上に達するほどになりました。
ただ、風に雲が飛ばされて空模様はそれほど悪くもなく、時々青空も覗くような空に。湖北、比良の山々が遠く見渡せました。
ヤケオ山につくころには再び空模様も悪くなり、今度は吹雪に。
雪庇を踏まないようにラッセルしながら釈迦岳に到着。
冬山でテントを張るのは初めてという須河さんにあれこれ説明しながら、頂上直下にテントを張ってもぐりこみました。
テントに入ってしまえばあとはのんびりとおしるこを食べては寝て、キムチ鍋を食べては寝て、朝まで山上の正月を満喫しました。
(2日目)
朝の山頂は霧が立ち込める中粉雪。
夜中にかなり積雪があったようで、パウダースノーにスノーシューが埋まります。
釈迦岳山頂からリフト道に降りる道はいつも若干迷うのですが、今回も迷ってしまい、大津ワンゲル道に踏み込んでから分岐の看板に気づき、軌道修正できました。
どうしても普通にテープを拾いつつ下っていくと大津ワンゲル道に入ってしまうのですが、なんとかならないものかと・・
天気は徐々に回復し、晴れ間ものぞきます。
下り道もずっとパウダースノーを快適に下り、これぞ冬のスノーハイクという気分に。
途中、南方に開けた場所からは蓬莱、堂満が見渡せ、身近で美しい比良の魅力を再発見できました。
リフト道から南方を望む
比良駅に降りて、そのまま山岳会新年会に合流させてもらいましたが、現役もそうでない人も山の話題に盛り上がっていて、やっぱりここはいいなあと再確認できました。
社会人として、仕事も家庭も一生懸命やりたいと思っている以上、時には山から遠ざかってしまうこともありますが、それでも細々とろうそくの灯を絶やさずに、これからも山に向かい続けたいと思っています。