一夜明けて昨日の山行を思い出すと、あれは一体何の例会だったのだろうかという不思議な気がします。
(写真:峠でヨガのポーズ)
[No.3227] 2012年9月8日(土)荒川峠(ボッカ&読図ポイント)
記録 52期 秋房伸一
【参加者】(ボ=ボッカポイント取得 参加者全員読図ポイント該当)
L秋房伸一、奥野淳子、小松久剛、藤松奈美(ボ)、中村恵子、鹿嶽眞理子、鶴田信介(ボ)、根岸慶子(ボ)、南部 桂(ボ)、横川陽子(ボ) (体験)濱田弥生 会員10名 体験1名
計11名
【行 程】
9:38 車デポ地出発、10:26 水場で休憩、11:18 雨が降ってきたため、いったん停止、11:47 荒川峠着(昼食と懸垂下降練習)13:41 荒川峠発、13:55 道標を通過し、南向き尾根へ、14:53 1回目懸垂下降、15:40 2回目懸垂下降、16:20 3回目懸垂下降、17:36 4回目懸垂下降、18:41 大岩谷着。登山道を求めて少し上流に上がり支沢に入る、19:05 支沢に登山道なく撤退、19:12 大岩谷に戻り谷の下降開始、19:38 登山道発見、20:10 車デポ地に到着。
(GPS軌跡)
【天 候】 曇り一時雨
【記 録】
最近ボッカ例会が少ないことから企画した。読図ポイントも加え、参加者には市販の登山地図ではなく、地形図を持参するように求めた。等高線を意識して地形の先読みトレーニングのため。登山口から荒川峠まではちょうど高低差が600mなので、感覚を掴むのにも良いと考えた。
ボッカポイント対象者の荷重は、藤松16.5kg、鶴田20kgオーバー(バネ秤が20kgまでしか測定できず)、根岸16.0kg、南部20kgオーバー、横川15.0kg。既にポイント取得済みのメンバーもそれなりに背負い、秋房19.0kg、奥野14.0kg、鹿嶽13.1kg、小松、中村、濱田は計測せず。
途中、カッパを着込んだりしながらも順調に進み、荒川峠に到着。タープを張り、昼ご飯。鹿嶽が下準備済みの素麺、南部はスイカをふるまう。激しい通り雨があったが、タープと銀マットが役だった。
雨もあがり、峠横の小さな傾斜を利用して懸垂下降の練習をした。
峠では南部の指南でヨガのポーズもマスターし、気力が充実した。
予定通り、登山道を外れ、地形図を頼りに下降した。尾根筋を下り、しばらく行くと沢が尾根に吸収される地形に出た。涸れ沢が一直線に小さく切れ込んでいる。
地形図をみるのに滝もなさそうだし、懸垂下降の練習も兼ねて沢を下ることにした。
人数が多いので懸垂は1ピッチにしようと考えていたが、傾斜は歩けないほどではないものの、ザレガレで落石しやすく、11人が一緒に行動するのは危険。一人一人下りるのなら懸垂よりもかえって時間がかかるし、安全面も勘案して、その後も懸垂を繰り返した。
大岩谷に最終の小松が下降したときには、周囲は真っ暗になってしまった。登山道はすぐそこの右岸に巻き道として存在すると思い込んでいたが、実際にはなく、結果として、ヘッドランプ頼りに大岩谷をそのまま下降した。実はそこが登山道なのだが、どこが道なのかはわからず、スリップをさけるため、沢の中をジャブジャブ歩いた。
なんとか登山道に出て、街の明かりが見えて携帯の電波が届きそうな場所から理事長に電話できたのが20時。
最終下山報告時刻を過ぎており、在京本部や参加者とその家族にはご心配をかけ、会としての遭難救助体制も組まれており、大いに反省した。全員ケガ無く、無事下山できたのが幸いだった。
【感想】50期 奥野淳子
「道のない所を地形図頼りに降りてみる」という案内にひかれて参加しました。
予定より一つ東の尾根をまっすぐ南下していることは分かりましたが、涸れ沢に出て懸垂下降が始まり、読図がおろそかになりました。どんな時でも地図から目を離さないよう訓練したいと思います。
大人数パーティーでは難所の通過に時間がかかりますが、秋房リーダー始め、皆様の冷静な行動により無事下山でき、感謝しています。
【感想】55期 横川陽子
今回の例会、終わってみればいろいろありましたが、楽しかったです。無事に下山することができ良かったです。多くの体験をすることができた貴重な例会となりました。
今回の例会は読図例会ということで地図を見ながら歩きました。雨が降るまでは地図をザックの横のポケットに入れて出し入れしていましたが、雨が降ってザックカバーをつけてからは出し入れが面倒になって、ほとんど見ませんでした。ルートを探す際に一番の判断材料になるのは地図です。天候がどうであろうと、地図は常に確認できるところになければならず、地図を見ながら歩く習慣を身につけなければ、と思いました。まだまだ読図の勉強が必要だと感じました。
落石の恐ろしさを肌で感じた例会となりました。今回体験した落石は、普段登山道で起こしてしまう落石とは全く違っていて怖かったです。地形や地面の状態によると思いますが、一度落石が起こるとどんどん加速して止まることなく沢まで一気に落ちていきました。また、いくら落石を起こさないように注意していても、安定した足場を探して体重をかけたり、懸垂下降中に足が触れた途端に崩れ始め、しかもその石だけでなく、周りの石ごと広範囲に崩れてしまうので、起こしてしまったときは「下にいる人にどうか当たらないで!」と強く念じるしかありませんでした。時間はかかりましたが、あの斜面は懸垂下降で下りて良かったと思います。
懸垂下降を3~4回ほど行いましたが、ロープとエイト環のセッティングを確認してもらわないと自信が持てませんでした。やっぱり、まだ身についていないのだと思い情けなくなりました。何かあった時に、確認してもらわないと降りられません、では通用しません。体が覚えるまで繰り返し練習するしかないと思いました。
どんどん暗くなっていく中、ヘッドランプの明かりを頼りに歩きましたが、不思議と落ち着いていました。落石の恐怖から解放され、なんとかなるだろうという根拠のない自信のようなものがありました。それなりに疲労等あったと思いますが、みなさん落ち着いて行動されていたため、焦燥感に駆られることはありませんでした。ただ、もし雨が降っていたら状況は変わっていたと思います。あの状況で雨に降られなかったのは幸いでした。
振り返ると、懸垂下降以降の記憶が鮮明に残っていますが、それ以前に各自ザックを計量したこと、全員で大雨の中そうめんとスイカを食べたこと、ヨガをしたことなど、鹿嶽さんと 南部さんの素敵な心遣いによって、苦行になりかねないボッカ例会がとても楽しい例会になりました。山で食べるそうめんとスイカは特別でした。ありがとうございました。また、個人的には、おろしたてのアプローチシューズが威力を発揮しなかったのか、自分自身の歩き方が悪かったのか、砂の斜面を滑り台のように滑りまくったことが悔しくてなりません。おかげで、(これもおろしたての)ゴアのカッパのお尻のあたりが破れてしまいました・・・。
いろんなことがあった濃い例会となりましたが、無事に全員が下山できて本当に良かったです。ただ、下界で連絡を待っていた皆さんには、ご心配、ご迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。今後、携帯電話は防水対策をして雨ぶたの内側に入れ すぐ取り出せるようにします。今回の例会で体験したことや考えたことを無駄にしないで今後に活かしていきたいと思います。
最後に、リーダーの秋房さんをはじめ、ご一緒された皆さま、お世話になりました。ありがとうございました。またご一緒するときはよろしくお願いします。
【感想】54期 鹿嶽眞理子
気軽に出かけた歩荷トレ・地図読み例会でした。前半は、ごく普通に淡々とことが進み、荒川峠でタープを張り、その下で昼食とスイカをいただいた時にはまったり気分でした。小松さんの提案で、全員で懸垂下降の練習をし、南部さんにヨガポーズを教えてもらったり、楽しく写真を写したり。
予定通り、迷いポイントから道を外れ、尾根を下っていきます。予定では岩のあたりを少し西寄りに行くはずでしたが、結果的には尾根芯をまっすぐに下って行きました。予想通り、下のほうではかなり傾斜がきつくなり、沢筋へと入っていきました。
最初の懸垂下降は、せっかく練習も下から、やってみるかという感じでしたが、下ほどガレていて、秋房さんと小松さんの判断で、懸垂下降を続けていくことに。ちょこちょこ発生する落石にひやりとする場面もありましたが、何とか無事に川にたどり着きました。秋房さんと小松さんがとても落ち着いておられたので、恐怖心はなく、冷静に行動できました。
道を探して川の反対側の岩場を登って行くときには日が落ちておりヘッデンでの行動でした。上に道が見つけられず、沢に引き返すときは、落石を起こさぬよう緊張しながら下りましたが、無事突破できホッとしました。河原に戻った時には、初ビバーグになるのかなという思いがちらりと頭をかすめましたが、みなたくさん食料を持っていたし、水も十分あったし、たとえそうなっても大丈夫だと思いました。
しかしながら、そんなことはなく、秋房リーダーに導かれ、沢筋をしばらく行き、藪漕ぎしながら道を探して進んでいきました。道が見つかった時の安堵感はすごかったです。その後ももう一度道探しがありましたが、無事ルート発見、下山となりました。
大変な例会となりましたが、秋房さんと小松さんが終始冷静であったおかげで、パーティー全体が落ち着いて行動することができました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
【感想】54期 中村恵子
ボッカと読図ということで、病み上がり(事故上がり)?の私でも迷惑かけず参加できるのではと、ハーネスとか、わからないことはさておき行かせていただきました。
うっとうしい天気でしたが、昼には、そうめんやスイカ食べたり、ヨガのポーズで盛り上がったりして楽しかったです。
懸垂下降の練習もさせてもらいましたが、まさかその時点では、実践で使うとは思わず、コスプレ気分でした。下りで、道なき道を進み本番の懸垂下降をすることになったときは、こんな合理的な方法があるんや、と感心しました。全くの初心者の私にもわかりやすく指導いただきありがとうございました。懸垂下降は、たいへん楽しかったです。今まで経験してないことが、くやしいぐらい良かったです。貴重な体験でした。
帰りは秋房L、小松さんのおかげで、無事帰還できました。すばらしいリーダーシップでした。南部さん鶴田さんにもおせわおかけしました。
私は昨年のことがあり、怪我をして皆さんに迷惑をかけることだけは、しないように気をつけて、なんとか無事下山できました。
ありがとうございました。
(写真:荒川峠にて)
【感想】54期 根岸慶子
読図とボッカができるとのことで参加しましたが、はじめての懸垂下降に不安を抱えており、雨が降れば良いのにと心の中で思っていました。
峠で土砂降りの雨となり、内心やった!と思っていたのですが、雨はやみ、予定通りの道なき道を進むことになりました。
懸垂下降の練習の時に、エイトカンへのロープのかけ方を、陰でこっそり奥野さんと秋房さんに何度も確認していただいておいて良かったなと、後で思いました。
懸垂下降を終えて登山道が見つからず、日も暮れてきた時には、このままここでビバークなのかと、勝手に妙に落ち着いた気分になっていましたが、きちんと下山でき、凄いなと思いました。
道を探す時に登ったガレ場を落石せずに降りた時には、ホッとしたと同時になんとも言えない達成感がありました。(まだ終わっていないのに。)
街の明かりが見えた時、駐車場に着いた時は、本当にうれしかったです。
そんなこんなで山行中はすっかり忘れていましたが、思いだしてみると、
南部さんのスイカや鹿嶽さんのそうめんをおいしくいただいたこと、
途中頂いたキャラメルやチョコレートやお菓子が美味しかったこと(頂いてばかりですみません)、
峠でのヨガなど、楽しい記憶も盛りだくさんでした。
帰宅後、南部さんに教わったヨガを一人さびしくやってみました。
とても心地良く疲れもとれた気がしましたが、やはり山で皆でするヨガが一番だなと思いました。
次は、率先して偵察に行けるように頑張りたいと思います。
とりあえず、ヘルメットは早めに購入したいと思います。
ご一緒させていただきありがとうございました。
【感想】 54期 鶴田信介
入会して以来、数えるほどしかなかったボッカの例会ということで思い切って、参加しました。
日帰り山行の例会を中心に参加してきた私にとっては約20kg強の荷物を積んで歩く機会はとても少なく、多少心配はしておりました。
しかし当日は、天候も酷暑でなかったためとても歩きやすく、特別大きな疲労を感じることも無く荒川峠まで行きつくことができたので安心しました。
前の週に、同じ比良山系でボッカの練習をしていたことも大きかったかもしれません。
問題はここからの懸垂下降練習ですが、あえて岩だらけの足場の悪い場所を選んでの内容で始めはかなり戸惑いました。実践的ではありましたが、落石が多くかなり危険でもあったと思います。
山の怖さといいますか…このような側面もあるのだということを身を持って体験できたことは今後の長い山人生を考えると、とても貴重なことではありました。
ロープを出すタイミングであったり判断は、さすが秋房リーダーだと思いました。この難度の高い場において冷静に私たちを誘導してくださったのには尊敬の念を感じずにはいられませんでした。小松さんのサポートも大きかったと思います。
この2人の連携があればこその懸垂でした。
日が落ちてから暗闇の中をルートファインディングするのは実は初めての経験でした。
登山道が見つかるまでの間は不安と焦りばかりが先行していたように思います。
秋房リーダー、南部さん、小松さんらの冷静な判断能力のおかげもあり無事戻れた時は安堵の気持ちだけでいっぱいでした。 もしもっと少人数で、私のような経験の少ない人間ばかりだったなら遭難ものだったかもしれません。
今回、このような内容の濃い例会になるとは想像すらしていなかったことですが、逆にこの場に居合わせたことから学べることが沢山あったことを考えると参加して良かったと思える自分がいます。
ご一緒した皆様、有難うございました。体験で参加された濱田さん、大変でしたね。お疲れ様でした。
最後に、大きなスイカを持ってきていただいた南部さん、お手製の素麺を用意していただいた鹿嶽さんにお礼を。とてもおいしかったです。有難うございました。
【感想】54期 南部 桂
一夜明けて昨日の山行を思い出すと、あれは一体何の例会だったのだろうかという不思議な気がします。
元々はボッカ例会と読図例会が少ないからと、私が企画委員会でお願いして秋房さんに組んでいただいたのだのですが、途中から秋房さんが「岩ポイントもつけても良かった」とおっしゃるくらい懸垂下降を繰り返し、沢も少し歩き、真っ暗な中ルートファインディングをおこなうという「ハイグレード読図山行」・・・というより遭難一歩手前模擬訓練をおこなうという内容の濃い・・・いやちょっと濃すぎる一日でした。
ただ、私にとっては、最後の模擬訓練が初めての経験であり最も勉強になる例会でした。
ルートを探すために歩いて情報を集めることが必要、ただしメンバーは疲れを感じているという状況で、可能性の高いところから順につぶして行く、というHGな状況をガチンコで経験させてもらえる例会は滅多にないと思います。独りでこんな状況に陥ったらきちんと対応できたか自信がありませんが、秋房さんのご指導の下でしたので落ち着いて取り組めました。歩きながら「蛇の道は蛇」という表現を思い出しました。
体験山行の濱田さんにはいきなりで大変な目にあわせてしまいお気の毒だったのですが、下山してから「入会します!」と元気良く言われたのに驚きながらも嬉しかったです。
ひとつ反省点を書くと、私がスイカをボッカして皆さんに喜んでいただいたはずだったのですが、その後のHG山行の印象が強くておそらく忘れ去られているだろうことです。スイカ一個で盛り上げようなどというのは私の浅はかな思惑にすぎず、「他人の行かない道を行く」という秋房さんの孤高の哲学を前にして如何に小さなものであるかを思い知らされました。
【感想】52期 小松久剛
目指すべき登山家像、というものがあります。
疲れを知らず、どんなときでも穏やかに、前向きに考え、行動し、その人がいるだけでパーティーの皆が安心し、前向きになる。
多彩な経験を積みつつ、決して得意気にそれを語らず、パーティーの動きを普段は見守りつつもピンチに陥ったときには自ら身を呈して道を切り開き、かつ、それをさも当たり前のように振舞い、決して恩にきせない。
そして、どんな困難が現れても決して諦めない。
私はまだまだ程遠く、ダメダメですが、少しでも理想の登山家像に近づけないかと思っています。
そのためには困難に遭遇してもへこたれず、頑張って道を切り開いていきたいと思っています。
そんな意味で今回の例会はいい訓練の場になりました。
普通のボッカ、読図例会にしては厳しすぎた上に、多数の皆様にご心配をおかけし、申し訳なかったのですが、
とはいえ、みな最後まで諦めずに当日中に下山することができました。
リーダーもコース選定は別として、山行中にあれ以上の冷静なよい判断はできないと思います。
個人的な所感としては、最近は新人に手頃なボッカ&読図例会がほとんどなく、結果として数少ないボッカ&読図例会に人が集中し、それがたまたま今回のようなチャレンジングなコースであった場合は同様の事態が発生する可能性が高いであろうということです。
私自身、夏場は沢にばかり行ってしまって、縦走系の読図&ボッカ例会を企画できていませんので、今後は意識的に「導入的」な山行を企画しようと考えています。
ともあれ、みな無事に帰れてよかったです。秋房さん、飛び込み参加を認めてくださり、ありがとうございました。
鹿嶽さん、おいしい素麺ありがとうございました。南部さんおいしいスイカありがとうございました。
【感想】54期 藤松奈美
読図とボッカ。自分に足りない力を学ぼうと参加した例会でした。山行の機会が増え、壁のようなものを感じていました。
結果的に、ヘッドランプでの沢下りや、ビバークの可能性、本当の読図力を必要とされる山行になり、たいへん勉強になりました。
いざというときに落ち着いて行動するためには、どんな能力が必要かも、自分なりに感じることができました。
秋房リーダーをはじめ、みなさん非常に落ち着いておられ、初めての出来事にも恐怖を感じずにすみ、本当にありがとうございました。
むしが知らせてくれたのか直前参加された小松さんは、まさに救世主でした。お昼に念のためと練習しておいた懸垂下降が効果抜群でした。
かたけさんのそうめんや南部さんのスイカに大満足した後、みんなでヨガをしておおはしゃぎしたこと、その後の厳しい山行のギャップに、今思い出しても不思議な感じがします。楽しかった、というと不謹慎なのかもしれませんので、学ぶこと多き山行に充実感を得ています。
一番うれしいのは、体験山行なのに怖い思いをされたであろう濱田さんが、入会してくださったことです。私の体験山行も、秋房冬山スノーシュー例会だったなあと思い出しました(とても怖かった)。濱田さん、懲りずに秋房例会にまたご一緒しましょう。
【感想】(体験)濱田弥生
体験で参加させていただきました、濱田弥生です。秋房さんと小松さんを始め、昼食の楽しい時間を提供して下さったり、色々と声をかけていただき、会の方に本当にお世話になりました。
私が今回参加させていただき、すごく良かったことは、地形やGPS,地形図を頼りに現在地が分かるのだと体験できたこと、また、会の方がリーダーを中心に協力されている姿を見られたことです。
山での現在地把握は、山岳会へ入会して出来るようになりたいことの一つでした。夕刻に登山道から外れており、現在地もあまり定かではない、という状況に私が置かれていたら、道探しは諦めてビバークしていたと思います。しかし今回の山行では、秋房さん、南部さん、小松さんが、暗い中にも関らず、山の形と地図、コンパス、GPSを駆使して目指していた登山道を見つけて下さいました。長時間かかった懸垂下降のサポートできっと疲れておられたと思うのですが、夜の道で小松さんが冷静にコンパスと地図を出して進行方向が間違っていると判断された時は、すごいなと思ったのと、私もそんな登山者になりたいと思いました。
また、秋房さんと小松さんをリーダーとして判断などを委ねながらも、会の方がリーダーの方をサポートするよう動かれていたことがとても印象的でした。体験で参加していた私に、体を温かく保つコツを教えて下さったり、道中足の具合を聞いてくださったりと、色々な配慮をしていただき、きっと会の方一人一人が皆無事な山行が出来るよう意識しておられるのだろうなと思いました。
リーダーの秋房さん、小松さんを始め、会の方々、ありがとうございました。夕刻道が分からない時に、私が落石の不安を100パーセントぶつけてしまい、ご迷惑をお掛けしたと思います。今後も山行に参加させていただきたいと思っております。宜しくお願い致します。
【感想】52期 秋房伸一
ご心配をかけ、申し訳ありませんでした。
皆さん気丈な方ばかりで、助かりました。
お世話になり、色々学ぶことが多かったのは、私の方です。
翌日、スマートフォンを従来型携帯電話に戻しました。電池の持続時間と手袋をしたままでの操作性等を考えてです。
今後とも、よろしくお願いします。