オーム岩
[No.3340] リトル比良 2013年11月23日(土)
【参加者】L鹿嶽眞理子 SL藤松奈美 四方宗和 穐月大介 辻野喜信 奥野淳子 辻春見 藤田哲陽 藤田幸代(非会員)(会員8名・非会員1名 合計9名)
【天候】晴れ
【行程】
9:05~岳山9:50~10:21オウム岩
10:28~11:40岩阿砂利山12:15~
林道12:30~滝山13:00~13:18寒風峠
13:25~涼峠13:50~滝分岐13:52~
14:15楊梅滝(雄滝)~14:35(雌滝)~14:45(入口)~JR北小松15:15
【記録】 54期 鹿嶽眞理子
JR近江高島駅に集合し、藤松さんを先頭に出発。紅葉にはあまり期待せずに行ったのだが、ちょうど低山の紅葉の時期で、歩き始めてしばらくから、結構紅葉が綺麗だった。先頭の藤松さんは、みんなと歩調を合わせるためにとプチ歩荷で参戦。それでもサクサクと歩いてくださる。天気も良く、寒くもなく汗ばむこともほとんどなく歩くにはベストな環境で、一同あまり休憩も取らずに気持ちよく歩いていく。今日は読図例会ではなかったが、藤田さんの奥様がコンパスの使い方を覚えたいとおっしゃったので、みんなで指南する。その後も何度かコンパスの練習をした。白坂を過ぎ、岳観音を過ぎたあたりだったか、先頭のほうから呼ぶ声がする。行ってみたら、なんとナメコが。それも上物。一同色めき立って採取。こうなると一同ワクワク状態できょろきょろとナメコを探す。それから何本かナメコのなる木を見つけた。おかげでオーム岩へは予定よりちょっと遅くついたが、もちろんナメコのほうが大事でしょう。オーム岩が最後のビューポイントなので、絶景を見ながら少しくつろぐ。そして岩阿砂利山に向かう。ここで昼休憩をとり、記念撮影をする。
岩阿砂利山
林道までの下りは結構急なところがある。林道をまたいで、また山道に入る。ここをしばらく行ったところは、少し前まで迷いポイントで、うっかり県境尾根をまっすぐ歩いて行ってしまうという事故の多発場所だったのだが、今は標識が立ち、ロープも張られており、絶対に迷うことはない。コース通りに行くと、滝山をかすめるのだが、ここが今日の一番高いところでもあり、せっかくなので山頂に行ってみる。特に何があるというところではないが、結構広々していて、テン場によさそう。寒風峠を過ぎると、湿地帯になる。ふさふさの苔が美しい。湿地帯を過ぎると涼峠。この先は石がごろごろしていてちょっと歩きにくい。予定より結構速かったので、滝見ポイントから揚梅滝の方に行くことにした。どんどん下っていくと、琵琶湖の見えるビューポイントがある。紅葉も美しく、最高の景色だ。さらに下って雄滝にでる。
揚梅滝(雄滝)
水量たっぷりの素晴らしい滝だ。少し道を戻って、雌滝の方に行く。結構急な下りで、はしごもある。雌滝を過ぎて川筋を下っていくと、まばゆいばかりの紅葉が見えてきた。まさに、ドンピシャの時期だった。その素晴らしさに一同感嘆の声を上げる。下まで降りてみたら、立ち入り禁止のロープが張られていた。途中若干の土砂崩れの場所があったためだろう。こんなに美しい時期なのに、見に来られる人が少ないなんて勿体ない話だ。収穫したナメコの分配をし、全員嬉しいお土産にほくほく。あとはもう、アスファルト道を駅まで歩くだけ。天気に恵まれ、景色に恵まれ、参加者に恵まれ、例会はとてもスムーズに終了した。
【感想】 6期 四方宗和
9月に台風さなかの裏銀座を一緒した鹿嶽さんが例会リーダー・デヴューとのことなのでこれは応援団の一員にならなければと参加しました(岳連の雑用が多いのですが幸い日が空いていたのもラッキー!でした)。
初リーダーはさすがに初々しく先頭にはサブリーダーの藤松さんを指名、自分はラストを歩き、コースの中の展望台や岳観音堂跡、古い灯台として使用していたと思われる石灯籠など見どころの多いこのコースで5分づつの休憩を取ったり、読図講習で時間がはみ出したら急き立てたりとずいぶん気遣いのあるリーダーでした。
彼女自身やはりメンバーとしての参加の時と大いに違っていたように感じました。やはり「かわいい子には旅をさせよ」、「リーダーをやって初めて山歩きをしている」と云えるんじゃないでしょうか。
この時期のこのコースは下部は紅葉を楽しめ、上部は落葉していて琵琶湖や鈴鹿の山々の眺望が楽しめ、汗もかかず、しかも全員にナメタケのお土産付と云うさわやかな秋の一日に感謝でした。
【感想】 25期 穐月大介
実は紅葉はそれほど期待していなかったのだが、最も綺麗な日に当たったようだ。高島からの登りは古い寺院の参道跡らしく、色んな遺物が点在しちょっとインディージョーンズ気分(岩岳観音寺跡と言うらしい)。主稜線に出てからは上物のナメタケが見つかり一挙にヒートアップ獲物を探す狼の群れのようだった。最後の楊梅の滝からは今年一番の紅葉が紅葉のトンネルとなって迎えてくれた。かくも鹿嶽さんの初リーダーを飾るにふさわしい秋満喫の山行だった。
キノコは帰って綺麗に洗いお味噌汁に入れて美味しくいただきました。
鹿嶽さんお世話になりました。
【感想】 36期 辻野喜信
全山縦走やアイゼントレに何度も通ったリトル比良も最近はすっかりご無沙汰。久しぶりに晩秋の比良を楽しみました。
この前の大雨(と思う)で岳観音堂跡の下と、楊梅の滝の遊歩道の一部が壊れていました。北山に比べると被害が少なかったようです。
先頭の二人はトレラン並みの速さでとてもついていけません。でもなめこが見つかった時はスピードダウン。助かりました。
きれいな紅葉となめこのお土産までついた例会、鹿嶽さん初リーダーお疲れさま。ありがとうございました。
【感想】 50期 奥野淳子
白坂は入会してすぐに、アイゼントレをして頂いた場所です。初めてピッケルを握り、とても緊張していたのを思い出します。寒風峠までは分かりやすい地形で、読図の勉強ができました。小春日和の一日、皆さんと紅葉を愛でながら、とても楽しい一日を過ごさせて頂きました。初リーダーの鹿嶽さん、皆様、ありがとうございました。
【感想】 53期 辻 春見
比較的近年正会員になった人を対象に、諸先輩方にリーダー研修を行って頂いております。今回は鹿嶽さんが企画して下さり、リトル比良となりました。
今迄楊梅の滝の方からは何度か登ったことがあったのですが、高島側からは初めてで楽しみにしておりました。ただ少し距離も長いので、皆様に迷惑かけないかしら?と言う心配はありましたが…。参加してみて、その心配はすぐに払拭されました。
お天気が良い。景色が美しい。参加の方々が楽しい。と良い条件が重なって、結構なペースで例会を終えられたと思います。2週前の氷ノ山が、ものすごく紅葉が美しく、今回は時期的にどうかしらと思っていたのですが、大変美しい紅葉に出会え、大満足でした。
今回もリーダーの采配通りに動いているので、100%山行を楽しめましたが、その反面リーダーと言う立場からの見方も学びました。大変です。自分の力量では100%山行を楽しむ余裕はないと思いました。徐々にではありますが、このような例会にもっと参加させて頂いて、そのスキルもアップしたいと考えています。
鹿嶽リーダー、お疲れ様でした。ご一緒した皆さま、本当にありがとうございました。
【感想】 54期 藤松奈美
リトル比良は、忘れもしない、初めてみなさまと出会った場所です。3年前の11月、同行取材させてもらった思い出の山。小学校の遠足以来、全く山に上ったことがなかったわたしは、靴とかっぱを好日山荘で購入し、最後までついていけるか緊張しながらの取材でした。
オーム岩で富岡さん野沢さん、メーン写真は紅葉のもと笑顔の小泉さん、下山後にTさんや小松さんを山ボーイにしたてあげ、、、 今読み返しても、会のみなさまを知らないのに、本質を突いていた、と思います(笑)
その時は、まさか会に入ろうとはつゆも思わず、再び、1月下旬に秋房さんからリトル比良スノーシュー例会に誘っていただいてとりこになり、入会に至ったのでした。
その後、大きなけがをして、なかなか思うように登山ができない時期もありましたが、ここ1年、みなさまのおかげでたくさん山行を重ねることができ、すっかりとりこは今でも続いています。
そんなこんなの振り返りもあり、かたけ初リーダーのもと、美しい紅葉や景色に恵まれ、とても楽しい山行でした。天然ナメコも堪能できました。
みなさま、ありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
【感想】 54期 藤田哲陽
天気も良く、紅葉も素晴らしく、なめこもたくさん取れ、なによりも会員の方々と楽しい会話ができ、私も妻も大満足の山行きとなりました。鹿嶽リーダーをはじめ皆様方、本当にありがとうございました。いつもは、妻と二人で黙々と歩く山行きをしていますが、これからは例会にもちょくちょくと参加させていただこうと思っています。妻も今回の山行きに行く前には、山岳会での歩くスピードについていけるか、足手まといにならないか、心配していましたが、今回の山行きで少し自信ができたようです。また、皆さんとも楽しい会話ができ、山岳会に入ろうかなとも言っていました。これからもまたよろしくお願いします。(昨日なめこを食べましたが、まだ生きています。腹も大丈夫です。)
【感想】 54期 鹿嶽眞理子
初めてリーダーをさせていただきました。お天気も申し分なく、とても歩きやすい一日でした。諸先輩方が初リーダーの私のために参加してくださり、藤松さんがしっかり先頭を果たしてくださり、本当に楽に最後尾を歩かせていただきました。きれいな紅葉と、ナメコのお土産までついて最高でした。無事終了できたのは、参加してくださった皆様のおかげです。ありがとうございました。