京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉 比良 荒川峠から・

2014年1月22日(水)

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 先週比良全山縦走に参加し、撤退した荒川峠から先に行ってみたく、仕事が休みの水曜日京都から始発で志賀駅に行きました。

 

【メンバー】55期田中靖之(単独)

【天候】晴れ時々曇り

【行程】

1/22 6:30志賀駅~7:50荒川登山口~11:30荒川峠~13:20烏谷山~14:15荒川峠~15:15荒川登山口

 

【感想】55期 田中靖之

 先週比良全山縦走に参加し、撤退した荒川峠から先に行ってみたく、仕事が休みの水曜日京都から始発で志賀駅に行きました。

会への山行届けでは個人テント等ボッカトレがてらと記載しましたが、単独山行でホアイトアウト、道迷い等心配で雪山テント泊装備20キロボッカで臨みました。

天気予報では晴れでしたが、志賀駅到着時に小雪が降っていました。1時間後荒川登山口に着いた時は雪もやみ、朝日も綺麗な中、できるだけツボ足で行こうと出発しました。

2日前に降った雪で先週下山時スノーシューを外した地点からすぐ上がった所で膝上まで沈みスノーシューを装着しました。トレースは無く時折膝上まで沈み込みましたが、トレースの後に積雪があり、うっすらへこみが有り荒川峠迄、青空を望みながらラセッルしました。しかし思ったより深く当初10時前に着くと思っていましたが、荒川峠近くで平坦になり、歩きやすい道をすすんで下ってしまい、スマホのGPSで確認した所ルートを外れていることがわかり、登り返すのに難儀し、時折足が攣り治まるまで停滞し、また荒川峠の標識が埋もれている可能性もあり、荒川峠にもたどり着けないのかと情けない気持ちにかられました。何とか地形図とGPSを照合しコンパスで方向を確認し、荒川峠の標識を見付けた時はほっとしたと同時に先週撤退時に到着した時刻を10分過ぎた11時30分でした。

 

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荒川峠

 

また雪も降ってきましたが、とりあえす13時までに行けるところ迄行き引き返そうと思い進んだ所、うっすらと2,3日前のものと思われるトレース跡があり、コンパスで確認し時折足を攣りながら、烏谷山山頂に伸びる尾根を歩き、雪庇があるので、できるだけ樹林帯を歩き山頂の標識が見えた時はほっとし近づくと落とし穴のように肩まで踏み抜き、積雪は1m50㎝以上ありました。

山頂で当初予定していました琵琶湖バレイスキー場のある打見山山頂迄行き、キタダカ道経由で降りたいと思い12月無雪期に行った記録を見て考えましたが、今まで3倍の時間を要しているのを考えると、打見山山頂迄順調に行けて16時まで掛かるので、残念ですが引き返しました。

 

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烏谷山標識

 

引き返す途中、自分のトレースが積雪と風で消えていて、違う場所に降りかけ、登り返すのが大変な事は荒川峠まででわっかっていたのですぐGPSで現在地を確認し、コンパスで方向を確認しルートに復帰しました。途中雲が切れ琵琶湖と琵琶湖大橋が遠くに望め、すごく綺麗でした。荒川峠からは前回と同様1時間弱で降りれました。

 今回も辿り着けませんでしたが、今後に向けいろいろと感じた山行でした。

まず単独ラッセルでは交替できないのでかなり大変で、体力を要し、かなり発汗し足が攣り、年間を通じ体力強化の必要性と発汗対策の必要性を感じました。また読図力をつけルートファインディングし、現在地の把握に努める必要性を感じました。

今年できるだけ比良山系に足を踏み入れたいです。