京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

落下テスト 落合の岩場

「一度、クライミング中に落下する練習がしたいですね」という話を前々からしていて、それではせっかくなので例会として実施しようということになった。

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[No.3365]落下テスト 落合の岩場 2014年3月16日(日)

【参加者】CL A.T、酒井 敏行、由良俊夫、高橋 幸三郎、 長野 浩三、豊山 忠、辻 博史、土居 司、粟田 直和、奥野 淳子 計10名

【天候】快晴

【行程】9:00JR保津峡駅前〜落合の岩場

今回の動画

http://kyotohira.blog37.fc2.com/blog-entry-165.html

【記録と感想】51期 A.T

 酒井さんと「一度、クライミング中に落下する練習がしたいですね」という話を前々からしていて、それではせっかくなので例会として実施しようということになった。

 風変わりな例会に10名も申し込みがあり、まさか全員落下テストをしたいというわけでもないだろう、と思ったが

お尋ねしてみると皆さんただ単に岩に登りたい人、ビレイの練習をしてみたい人、という要望を持っておられたので、初心者同士二人一組となり、片方がリード役、片方がビレイ役でクライミングしてもらい、リードの人には安全のため、別でトップロープをつけるというやり方で練習を実施した。

 これはリードで登ってみなければ、ビレイする方もなかなか相手の動きを理解できないからという意図があるからだが、やはりトップロープのついた安全な状態でリード練習をすると緊張感が無く、いちばん大事なことは身につかないのかもしれない(?)。

 午後からはいよいよ落下練習として、トップロープをつけた状態で、別のロープでリードし、途中のボルトにかけた状態から落下してみるとうい練習を何回か行った。

 落下距離はわずか数メートルだが、これがいざ落ちるとなるとたいへん恐ろしい。落下慣れして恐怖心を克服しようとの思いから企画した例会だったが、何回落ちてみても怖くて、少しも慣れるものではなかった。

 はじめはカムで落下してみるテストも行うはずだったが、いざボルトで落下テストをしてみると、あまりにも怖かったので、とてもカムで落ちてみようという元気がなくなってしまったのであった。(情けなや。。)

みなさま、ありがとうございました!

【感想】53期 酒井敏行

日頃からフリークライミングをしていてもなかなかビビリ症が治らないので、いっぺん落ちる練習をせなあかんなあと思っていたところ、A.Tさんが例会を組んでくださったので参加しました。しかし、いざ自分で落ちようとしてみると想像以上にたいへんおそろしくてうまく落ちられず、登る以上にメンタルをすり減らしました・・・(逆効果だったかも?)。とはいえ、落合の岩場はなかなかいいところで、特にハングの10b?のルートはなかなか面白かったです。これからも落ちる練習もして、もっと登れるようにがんばります!

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【感想】50期  奥野 淳子

「ビレイの練習がしたい人」という案内を見て参加させて頂きました。例会も半ばを過ぎた頃「カムって何ですか?」と聞かれたリーダーはさぞガッカリされたでしょう。落下テストではビレイ役でしたが、「今から落ちる」と分かっていても、かなりの衝撃でした。

心の準備の無い時に止めるのは大変なことだと感じました。また参加させてください。A.Tリーダー、皆様ありがとうございました。

【感想】56期 土井

天気もよくて気分よく岩へチャレンジできました。ビレイの練習もさせていただきありがとうございました。別途ビレイしていただいているとはいえ落下時に受ける荷重の大きさは想像以上でしたし、自分が登るときより緊張しました。自分が楽しむだけでなくビレイもしっかり取得していこうと思います。今後もご指導宜しくお願いします。また、今回の場所は保津川下りのギャラリーもあり一層テンションが上がりました。