宝竜の滝の巻き道が非常に悪いので、それなりに気合を入れていく必要があります。そういう意味でも沢初めには向いていないかもしれません。 今年は沢的にはいまいちな年だったかもしれませんが、沢の仲間も徐々に増え始めていますので、また皆で沢に行きましょう。
2014年4月19日(土)前夜泊~4月20日(日)
【参加者】CL 52期小松久剛 52期秋房伸一
53期藤松奈美 53期高橋秀治
56期高橋幸三郎 56期由良俊夫 計6名
宝竜滝にて
【天候】4月20日(日)小雨~雨
【記録】
4/19 19:00京都駅八条口発~24:40滝本集落奥、林道にて幕営
4/20 6:40林道発~6:55宝竜の滝~10:05宝竜の滝1段目巻き終わり~10:20宝竜の滝2段目巻き終わり~11:15コッペ滝~12:00藤綱の要害で撤退~12:15巡視路~13:30林道~帰宅
【感想】 56期 高橋幸三郎
集合場所の京都駅を出発してから概ね5時間余り、日付が変わる頃、ようやく目的地の滝本に到着。運転はもっぱら小松リーダーにお願いしたこともあって随分楽をさせてもらった筈ですが、やはり南紀まで行くのは大変でした。駐車地にテントを設営して仮眠をとり早 朝に出発。歩き始めた途端にパラつき始めてしまった雨に少々下がり気味だったテンションもまもなく現れた巨大な滝を目にした途端 一気に上昇、滝の凄さと周囲の風景に圧倒されてしまう。ここは高巻きで通過したのですが万が一、足を滑らせれば一巻の終わりにな りそうな急斜面、しかもずるずる滑る泥壁とあってロープで確保していただいているとは言えかなり緊張する場面となりました。 その後は進むにつれ雨脚も強まってきたため残念ながら行程の半ば、平維盛住居跡と称される石積みの付近まで達したあたりで撤退を余儀なくされましたが、その間の道中に於いてはダイナミックかつ美しい滝、吸い込まれそうな気がするほど深い釜、またそれらを取り 巻く樹木等々、素晴らしい景観を堪能できました。できれば天候の良い折にぜひ再訪したい非常に魅力的な沢だったと思います。
【感想】53期 藤松奈美
一年ぶりの沢初めに緊張しながら臨みました。最初の大滝は、美しさもさることながら、まきが非常に手強かったです。怖いながらも、やぶど格闘していると、だんだん沢の感覚が戻ってきました。 あいにくの雨で途中撤退でしたが、美しい滝が連続するとてもいい沢で、力量アップしてまた行きたいと強く思いました。
リーダーの小松さん、みなさまありがとうございました。
【感想】53期 高橋秀治
沢初め、那智の滝に次ぐ大滝で落差80mを誇り、遡行するものを飽きさせないと言う事で参加しました。 最初の取り付きが核心部でしたが、そこを参加者皆で力を合わせ何とか巻き上がり上段の2の滝の落ち口に出て遡行開始、しかし天気予報通り雨が降りだし時期が時期だけに沢始めでは有りましたが、水に戯れることなく、水取口で遡行を止め、後は巡視路を下り本日の例会は終了しましたが、是非また行きたい程綺麗な沢でした。 今年も小松リーダーが沢初めを企画頂きありがとうございました。
【感想】 52期 秋房伸一
3月に山へ行けなかったため、雪山スノーシューから、いきなり沢例会への参加となってしまいました。今年は4月になっても低山で雪が舞い、当日は雨で気温も低かったため、寒さを心配しましたが、装備を慎重に検討した結果、大丈夫でした。沢の充実感にはやはり素晴らしいものがあります。企画された小松さん、参加の皆さん、ありがとうございました。 【感想】52期 小松久剛 例会実施から感想提出まで半年近くかかってしまい、申し訳ない限りです。 今年もこの滝本本谷を皮切りに、沢に行きまくろうと企んでいたのですが、例会でまともに行くことが出来たのは4月末に行った岩屋谷と中退した堂倉谷くらいで、それ以外はほぼ雨に降られて中止か行程短縮に追い込まれました。 おかげさまでまったく記録を書く気が失せ、皆様にご迷惑をかける結果となってしまいました。まことに申し訳ありません。
今年はずっと沢で雨に降られ続けたわけですが、その皮切りがこの滝本本谷であり、一の滝の巻きから撤退までずっと本降りの雨に降られ続けることになりました。 メンバーの感想にもあるとおり、非常にきれいな沢であり、晴れたときに再訪したいのですが、なにぶん京都から5時間半もかかってしまうためなかなか行けそうもありません。 沢の難易度としては沢100にも書かれているとおり、宝竜の滝の巻き道が非常に悪いので、それなりに気合を入れていく必要があります。そういう意味でも沢初めには向いていないかもしれません。 今年は沢的にはいまいちな年だったかもしれませんが、沢の仲間も徐々に増え始めていますので、また皆で沢に行きましょう。
コッペ滝付近