京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3377 音羽川沢登り

平成26 年5 月11 日(日)

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<大比叡>

平成26 年5 月11 日(日)天候:晴れ
【参加者】
L上坂淳一 AT 秋房伸一 由良俊夫 高橋幸三郎 久代まゆみ  会員6名

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<千日回峯の拠点/明王堂>

修学院駅8:32~9:00雲母橋~10:45クリンソウの群落のある堰堤~11:30桜馬場~12:10明王堂~13:10大比叡(三角点)~13:48トレイル70番ポスト~14:14檜峠~14:40修学院駅

 

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【記録】
 移動高が張り出し、初夏を実感させられる一日、今まで何度となく歩いた雲母坂で、下から聞こえてくる水音が気になったので、短い沢の遡行を試みた。
 雲母橋から砂防公園を抜け、石積み堰堤を越えると薄い踏み跡が続いている。
間もなく、大きな堰堤に出くわし、左岸を巻く。思いのほか大きく回り込んでいると、ATが堰堤の脇に残置ロープを見つけた。秋房、高橋もそちらを抜ける。堰堤の上で合流し、藪と堰堤をいくつか越える。トレイルと交差するあたりは新緑が美しい。
さらにいくつかの堰堤を越えたところにクリンソウの大きな群落。

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左岸に林道が接近してきたところで遡行を終了し、林道をドライブウエイまで詰める。
弁天堂、明王堂、坂本ケーブルを経て、大比叡へ。
下りはつつじヶ丘からスキー場跡を横断し、人の多い雲母坂を避け、千種顕彰碑の北側を抜けて71番ポストで雲母坂に復帰。70番ポストから梅谷林道におりて檜峠に下山。修学院駅近くの洋菓子屋さんで反省会をして解散した。

 

【感想】56期 高橋幸三郎
比叡山は自宅がごく近い為、日頃からよく歩いている場所ですし、音羽川も川縁に沿って何回か通った事はあるのですが、今回のように水線を遡行するのは初めての経験でした。
距離は短く目立った滝は無いものの、それなりに沢歩きの雰囲気は味わう事ができ、自分としては沢シーズンにむけ良いトレーニングになったと思います。尚、CLの上坂理事長をはじめ同行頂いた皆様、どうもありがとうございました。

【感想】56期 久代まゆみ
上坂さんに確認して、用具揃えて沢デビュー♪のはずが、ハーネス忘れて(使わなかったからよかったものの・・)申し訳ございませんでした。
いきなり川にザブザブ入っていく上坂さんについていくと、靴の中に水が・・・入らないものだと思いこんでいたので聞くと、「沢だから」とのお答え。
そうなんだと思い直して、ついていっても、皆と違い、私だけザブザブ、ドボンと音がうるさい気が。
くりん草の花畑の中、私だけ泥にはまって抜けなくなるし、最後にあせって歩いて左手ドボン。
沢終了後も、ガン登りと激下り・・。
よたよた降りる私に付き合って下さった秋房さん、ありがとうごさいました。
下山後、美味しいケーキとお茶の反省会、楽しかったです。
でも、これでしんどいなら沢無理ですよとの厳しいお言葉を、コワイATさんに頂き・・・沢歩き入門編でしたが、楽しさと厳しさがよくわかりました。
とっても楽しかったので、できる範囲で続けていけたらいいなと思っています。
皆様、今日もありがとうございました!

【感想】48期 上坂淳一
 一応、今年最初の沢靴歩き。以前に雲母坂を降りてきて、砂防公園を石積み堰堤まで行ったことはあったのですが、その奥がどんなところか、一度覗いてみたくなりました。
 こういう里山では、変な遺留品が出なければいいと思っていたところ、地元の高橋さんから「そこそこ歩いている人がいますよ」との情報で一安心。
 最初の堰堤で、残置ロープを見落とし、いきなり高巻きになったものの、やはり目立った滝はなく、沢登りとしてはギアのチェックみたいな山行でした。
 しかし、トレイルを横切ってから、いくつかの堰堤を越えたところで、クリンソウの群落に出会えたのは、幸運でした。
 無動寺の近くにはドウダン、つつじヶ丘のツツジも見頃で、初夏の比叡を満喫しました。
 楽しいメンバーとご一緒できて良かったです。また、お付き合いください。

感想【51期】AT
音羽川の堰堤が続く「遡行価値ナシ」の沢を遡上するとのことで「またけったいなことをするなあ」と思いましたがいかにも上坂さんらしいというか。
久しぶりに上坂さんと一緒に山歩きしたいと思って参加させていただきました。
天気の良い春の日にのんびり歩いて、帰りに駅前でケーキを食べ、とても和んだよい一日となりました。
皆様、ありがとうございました!

【感想】 52期 秋房伸一
 こういう機会でもないと音羽川を「遡行」するチャンスはないと思って参加しました。本当に堰堤だらけで、自分が土木工学専攻の学生だったらものすごく萌えるフィールドなのかもしれません。「遡行価値」という概念について考えるよい機会になりました。堰堤からの飛沫を大滝に見立てたり、それはそれで面白い山行となりました。皆さん、ありがとうございました。