No.2703 ロッククライミング入門 金毘羅
2015年 5月15日
【参加者】計5名
【天候】晴れ時々曇り
【行程】8時 JR山科駅前集合、9時 金比羅馬場駐車場、9時30分 ホワイトチムニー、13時Y懸の頭、14時Mフェース、15時30分 馬場駐車場、16時20分出町柳解散
【CL所見】
新緑の金比羅は大変な賑わいでした。混雑を避けてまずホワイトチムニーへ。ハーネスのチェックとエイトノットの練習のあと、リードでM山が上がってトップロープをセット。まずチムニーを4人に登ってもらいました。みなさん無事にこなしアップは終了。F田さんには皿割りかコーナーハングをと思いましたが、別パーティーが取り付いていてあきらめY懸尾根の上部へ。今度は穂高などの岩稜縦走中のロープワークを練習しました。ハーネスがない場合のスリングによる簡易ハーネスの作り方から、ロープ2本を使って5人が上がり、ムンターや腰がらみ、グリップビレイなどで確保する練習をしました。昼食後は少し難しめのクライミングを目標にMフェースへ。ノーマルをみんなで登ってからトップロープでMクラック(10a)へチャレンジ。新人のSさんはすごいファイトで1ピン目に到達。みんなを驚かせました。私はテンションをかけながらなんとか登ってカラビナを回収するていたらくで、もう少し登りこんでトレーニングしないといけませんね。
今回は新人カリキュラム最後のポイントとなるT辺さんとリーチがかかるD本さん、それに新人のSさんをお迎えし、私一人では荷が重いかなと思ったとたんにF田さんという頼もしい援軍を得て、余裕を持って終えることができました。参加者のみなさんお疲れ様でした。カリキュラムが終わっても、懲りずにぜひ烏帽子や御在所にも一緒に行きましょう。
ところで、新人カリキュラムの課題として、私の場合は次のようなポイントを目指しています。リーダーによって追加や削除はあると思いますが、参加される方の参考までに。
- 必ず習得すべき課題(一般例会での岩場の通過でも有効)
- ハーネスの安全確実な装着(ハーネスが無い場合はスリングで簡易ハーネスが作れる)
- ロープの安全確実な結索ができる
ア.「8の字結び」でハーネスにロープをつなぐことができる
イ.クローブヒッチ(マストノット)でセルフビレイをとれる - 3点確保で足の力を使って、岩から体を離して遠くのホールドを見通しながらバランスよく登れる
- コールの意味とタイミングを習得する
- 腰を落とし、スタンスを広げひざを伸ばし、足裏で岩を押さえながらバランスよく安全にロワーダウンできる
- クライムダウンの際の姿勢やとポイントを理解する
- 落石の危険と対処を理解する
- できるだけ習得すべき課題(継続したい人。岩稜縦走リーダー向け)
- 確保器(ATC・ルベルソ・8環・カラビナなど)の操作が確実にでき、トップのビレイができる。
- 確実な支点が設定できる(支点の選定・固定分散・流動分散)
- ロープの正しい操作と始末ができる
- 安全に懸垂下降ができる(確保器を使う場合、カラビナで行う場合とも)
- フィックスロープからセルフをとってトラバース・登高ができる
- 必要なロープワークを確実にできる
確保代用(ムンターヒッチ ガルーダなど)
中間結び(フューラー・インラインエイトノット・バタフライノット)
懸垂バックアップ・フィックスロープ用・ セルフレスキュー用フリクションヒッチ(プルージック・クレムハイスト・カラビナバックマン・オートブロックなど)
ロープ結索用 (ダブルフィッシャーマン 本結び テープ結び)
- 発展を目指す人への課題
思いつくままに挙げてみました。不完全ですがイメージだけでもしてもらえれば。また集会などのインドアでも練習できるといいのですが。
【感想】44期 K.T.
入会してはや3年半となり、コンピラ、コンピラってよく聞くけれど、なかなか行くことができず、私には縁のないところかも、と思っていましたが、やっと行くことができました。想像もあまりできなかったのですが、なんか屋外の岩登り道場みたいなところだなあ、と感心しました。初めてでなにもわからず、緊張しましたが、M山さんのご指導のおかげでなんとか少し登ることができ感激しました。体形的にもあまり岩登り向きではないし、ご迷惑かけそうですが、またやってみたいなーと思いました。道具等もみんな貸してもらいありがとうございました。またよろしくお願いします。最後におかげさまでやっと新人カリキュラムを終了することができました。と言ってもリーダーができる力も知識もないので、特になにもかわらないのですが、もっともっと山に行けるようになればいいなあと思っています。みなさんこれからもよろしくお願いします。